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ブナの原生林を縫って雪上散策を(5)
紺碧の空に映えるヤドリギは冬の時期での「宝石」です。寄生植物で、月山では主としてブナやミズナラに寄生します。2種類あります。ヤドリギ(薄黄色)とアカミノヤドリギ(薄赤色)です。ホザキヤドリギの実に比べて、粘液があり、口につまんで吐き出そうとしても、ねばねばで取れません。これが幹に寄生できる原因です。2~3月頃に3~5mmの浅黄いろの花を付け、10~12月ごろ実を付けてくれます。それで毎年実は付けません。今年(05.2)は見事。キレンジャク(冬鳥)が群れになって実を食べている様は見事です。ヤドリギは昔から縁起木とされ、葉は婦人病薬にします。