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ある晴れた日に  (1)

  • ある晴れた日に  (1)
 -8°C。厳しい朝です。だから澄み渡る青空。矢も楯もたまらず月山に出かけました。志津着10時。昨日今日入山者が多く道が着いていてとても歩きやすかった。県立少年自然の家イベント参加の子どもたち30名を案内の博物園スタッフの工藤氏。他団体十数名、個人で7、8名とも会いました。
 2年前博物園シンボルの大ブナのおじいちゃんが命を絶ちました。今日は柔らかい雪の優しさに覆われ、安らかに眠っていました。
2005.03.06:山オヤジ:コメント(0):[  冬 winter]

冬だからこその観察 (2)

  • 冬だからこその観察 (2)
<キハダ(ミカン科)>
 キハダの樹皮は生薬名を「黄拍」といい、ベルべリンとよばれる苦味アルカロイドが入っており、清熱薬として有名な「黄蓮解毒湯」や「温清飲」などの漢方薬に配合される。ベルべリンは殺菌性があり、下痢などに効果がある。(朝日百科:植物の世界30引用) 私は飲料の外に虫刺されなどに塗り、利用している。春先枝折れを探して、内皮を乾燥させて焼酎(25度)につけて使用します。葉痕の面白さも格別です。何に似ていますか?
2005.03.04:山オヤジ:コメント(0):[  冬 winter]

冬だからこその観察 (1)

  • 冬だからこその観察 (1)
 積雪4~5mというと目線もかなり違ってきます。夏なら見上げるだけの視点でも、この時期は近くで細部まで観察できます。冬との対比は自然を観察する上でとでも大事です。冬芽は勿論ですが、葉痕(葉が落ちた跡で維管束なども)の珍しい模様などが観察できます。これも自然の不思議さですね。冬のトレッキングに是非月山に。標高1000m(といっても博物園で800mですから)の大高原が広がっているのです。勿論ブナの原生林もです。
蔓性の植物でツルアジサイがありますが、同じアジサイ科でイワガラミがあります。ツルアジサイは装飾花のがく片が4枚、イワガラミではがく片が1枚です。花は初夏のころです。<イワガラミ>
2005.03.02:山オヤジ:コメント(1):[  冬 winter]

小雪舞う静寂の中で (6)

  • 小雪舞う静寂の中で (6)
 小雪が舞い始めました。時たま、カラ類(ヤマガラ、ゴジュウカラ、シジュウカラ、ヒガラ)のささやきが聞こえます。アカゲラのドラミンゴだけが原生林を縫っていきます。枝ぎりぎりまでの積雪はブナの知恵です。自然の枝打ちが、丁度そこまでなのです。真直ぐ伸びている幹は暖かく雪の中です。
2005.02.26:山オヤジ:コメント(0):[  冬 winter]

積雪5mの中でのブナ原生林へ (5)

  • 積雪5mの中でのブナ原生林へ (5)
 海抜850m。ここにブナの原生林があります。(12:30)2~3月は、志津から歩いて1時間です。センターからですと30分で原生林が観察できるのです。100~200年ぐらい(白神山地と同じぐらい)の堂々としたブナです。自然の営みの素晴らしさ、共生することの難しさが実体験出来る場所です。
2005.02.26:山オヤジ:コメント(0):[  冬 winter]