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ネズミによる食痕
ブナノ実が豊作だった翌春はネズミが繁殖します。今年も例外ではありません。その証としてネズミの食痕が多く見られます。地下の餌だけでは足らず、待ちきれず這い上がって来て、木の皮をかじります。40~50年ぐらいまでの樹木は雪に倒れて伏せます。それが雪解けとともに起き上がります。その時幹の下方隙間が出来ます。それがネズミの通路になるのです。木の上部の方からかじるのです。キハダという種類の木が好みです。黄肌と言って内皮が黄色で苦く、漢方にもなっています。それが無いときはかたいぶなもかじります。ねずみはヒメネズミ、アカネズミといって7~8cm位のかわいいネズミです。