株式会社Forex/季楽な家開発奮闘記
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この木なんの木?気になる木
私たちが住んでいる日本列島は、緑がとっても豊かで国土の約70パーセントが森や林という世界でも有数の森林大国です。日本人は数千年前から、これら森から生まれた樹木を使い、住まいづくりをしてきました。
樹木は大きくわけると2種類あります。
針葉樹
軽くて柔らかく加工も容易で狂いが少ないことから、住宅の
構造材
に主に使われています。
広葉樹
重くて硬いことから加工しにくく、よく乾燥しないと狂いがでてきます。
床材
や
家具材
として多くつかわれています。
伐採された木を輪切りにすると中心から一定間隔の幅で濃い色の部分があります。この部分を
「心材」
と呼び、その周りの部分を
「辺材」
と呼びます。
「心材」は成長活動をやめた細胞の集まりで、人間でたとえると骨の部分にあたりとても丈夫で強度があります。 「辺材」は、根っこから水や栄養分を吸収して、葉っぱからの光合成で得た栄養分を樹木全体に運ぶ、いわば血管の役割をしています。
「心材」は虫がつきづらい性質を持ち強度があり腐りにくいため、
主に柱などの構造材
に多く使われます。栄養分が多く虫がつきやすいとされる「辺材」は、主として
板材や下地材
などに使用されるのが一般的です。
そのまま用いてしまうと、
収縮や伸びなどの狂いが生じてしまって、壁や床の間の隙間やヒビ割れ・カビや腐れの原因
ともなってしまいます。
これを防ぐためには
「乾燥」
する工程が必要です。乾燥は
木材の強度
を増加させ、
湿度の調湿機能がよくなる
などのメリットもあります。乾燥方法には天然乾燥と人工乾燥の二つがあります。木材に含まれる水分の量は含水率と呼ばれ%で表します。
伐採直後の含水率は200%もあり、建築材として使用するためには
含水率を20%前後
まで下げる必要があります。フローリングや内装材は10%前後まで乾燥しているものがよいとされています
●スギ「杉」針葉樹・スギ科
日本国内にもっとも豊富にある木材で、学名に「ジャポニカ」の名がつくくらいです。真っ直ぐに成長することから「直ぐ木」が語源という説もあります。天然林で代表的なものは日本三代美林のひとつ秋田県の秋田杉があります。山形県内にも金山杉などが有名です。昔から家に使われてきたため、多くの人が懐かしい木目もっているなじみやすい木材のひとつです。
用途は屋根材や柱材などの構造躯体などに使用するのが主でしたが、最近では珪藻土や漆喰などと一緒に施工する腰壁材や、はだしで歩けるフローリング材として床材などに使用されています。
●ヒノキ「檜」針葉樹・ヒノキ科
スギと同じく日本を代表する針葉樹です。昔火おこしの木として使った火の木が語源といわれています。スギと共に大量に植林されて、東北の南部から九州まで広く分布しています。建築材として伐採してから使い始めて、200〜300年まで強度が上がり続けるといわれ建築材としては第一級木材として有名で、約1400年経っている世界最古の木造建築とされる奈良県の法隆寺五重塔もヒノキで建築されています。
用途は構造躯体どの部分にも使用されますが、主に水への耐久性に優れていることから、土台や柱などに多く使用されています。また、抗菌性にとても優れているため、最近では壁板やフローリング材としても使われ始めました。
●ヒバ「檜葉」針葉樹・ヒノキ科
正式な学名はヒノキアスナロといいます。北海道から九州まで分布しており、そのほとんどが天然林で、中でも青森ヒバは日本三大美林の一つとされています。代表的な建築物に、岩手県平泉町の中尊寺があります。ヒバから取り出されるヒノキチオールは、殺菌・防腐効果に優れており、医薬品や、白蟻駆除剤、食品の防腐剤としても広く使われています。ヒバにはヒノキとはまた違った特有の香りがあり、害虫への耐久性も抜群に強く、木材の中でも大変腐りにくい材料の一つです。
用途は、白蟻に強いことから土台などに多く使われます。そのほかヒノキと同じく柱や床、浴室など耐久性を求められるに場所に使用されます。
●カラマツ「唐松」針葉樹・マツ科
落葉樹の一種で、秋になると紅葉して葉が落ちます。成長が早いことから、北海道か本州中部の比較的寒い地方で植林が行われました。
用途は、床材に使用されることが多く、水に強いことから杭などにも使われてきました。乾燥技術や加工技術の進歩もあって、最近では狂いもなく油脂を取り除くことができるようになり、一部では集成材などにも使用されています。また、木目がくっきりとして美しいことから天井材にも使われるようになりました。
●クリ「栗」広葉樹・ブナ科
昔から栗の実を採取するために栽培も行われてきて、焼き栗や栗ご飯など、私たちの食生活においても昔からなじみのある木です。特長は、木目がとてもはっきりしています。木肌が粗く感じられますが、磨くと独特の光沢があり、現在の市場では高級材の1つになっています。
用途としては、耐水性に優れていることから、昔から土台材としての利用が多く使用されてきました。浴室やキッチンの水まわりにも使われています。
●ナラ「楢」広葉樹・ブナ科
一般に「ナラ」と呼んでいる木は「ミズナラ・コナラ」のことで、市場に出ているのはほとんどが「ミズナラ」です。外国産だと「オーク」ともいわれています。フローリングに使われている代表的な木材で、加工性に優れている上、木目の美しさには定評があります。
●チーク「Teak」広葉樹・クマツヅラ科
インドネシア、インド、ミャンマー、タイなどから輸入される代表的な外材です。堅く傷が付きにくいのでフローリングなどの仕上げ材に最適です。木肌はツヤのある質感で肌触りもその特徴があります。日に焼けていくと黄色系へ変化して経年変化を楽しむことができます。
●キリ「桐」広葉樹・ゴマノハグサ科
針葉樹に比べて木質が堅いとされる広葉樹ですが、広葉樹の中でも「キリ」は例外とされる樹種です。比較的やわらかいため傷が付きやすいのですが、へこんだ部分に熱湯をかければ元に戻るというメリットを持っています。和風の桐タンスはあまりにも有名です。
●パイン「Pine」針葉樹・マツ科
国産だと「松・マツ」と呼ばれる樹種です。主にフローリングで使用しています。カジュアルでどこか懐かしい印象を与えてくれます。素肌感を残した薄い塗装のものがおすすめです。
●サクラ「桜」針葉樹・バラ科
アズサはミズメやサクラとも呼ばれていて、本州各地に広く分布しています。特長は心材と辺材の区別がはっきりしています。用途としては、木肌が大変美しいことから、床柱や、上がり框、高級フローリングとして使われています。
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樹木は大きくわけると2種類あります。
針葉樹
軽くて柔らかく加工も容易で狂いが少ないことから、住宅の構造材に主に使われています。
広葉樹
重くて硬いことから加工しにくく、よく乾燥しないと狂いがでてきます。床材や家具材として多くつかわれています。
伐採された木を輪切りにすると中心から一定間隔の幅で濃い色の部分があります。この部分を「心材」と呼び、その周りの部分を「辺材」と呼びます。
「心材」は成長活動をやめた細胞の集まりで、人間でたとえると骨の部分にあたりとても丈夫で強度があります。 「辺材」は、根っこから水や栄養分を吸収して、葉っぱからの光合成で得た栄養分を樹木全体に運ぶ、いわば血管の役割をしています。
「心材」は虫がつきづらい性質を持ち強度があり腐りにくいため、主に柱などの構造材に多く使われます。栄養分が多く虫がつきやすいとされる「辺材」は、主として板材や下地材などに使用されるのが一般的です。
そのまま用いてしまうと、収縮や伸びなどの狂いが生じてしまって、壁や床の間の隙間やヒビ割れ・カビや腐れの原因ともなってしまいます。
これを防ぐためには「乾燥」する工程が必要です。乾燥は木材の強度を増加させ、湿度の調湿機能がよくなるなどのメリットもあります。乾燥方法には天然乾燥と人工乾燥の二つがあります。木材に含まれる水分の量は含水率と呼ばれ%で表します。
伐採直後の含水率は200%もあり、建築材として使用するためには含水率を20%前後まで下げる必要があります。フローリングや内装材は10%前後まで乾燥しているものがよいとされています
●スギ「杉」針葉樹・スギ科
日本国内にもっとも豊富にある木材で、学名に「ジャポニカ」の名がつくくらいです。真っ直ぐに成長することから「直ぐ木」が語源という説もあります。天然林で代表的なものは日本三代美林のひとつ秋田県の秋田杉があります。山形県内にも金山杉などが有名です。昔から家に使われてきたため、多くの人が懐かしい木目もっているなじみやすい木材のひとつです。
用途は屋根材や柱材などの構造躯体などに使用するのが主でしたが、最近では珪藻土や漆喰などと一緒に施工する腰壁材や、はだしで歩けるフローリング材として床材などに使用されています。
●ヒノキ「檜」針葉樹・ヒノキ科
スギと同じく日本を代表する針葉樹です。昔火おこしの木として使った火の木が語源といわれています。スギと共に大量に植林されて、東北の南部から九州まで広く分布しています。建築材として伐採してから使い始めて、200〜300年まで強度が上がり続けるといわれ建築材としては第一級木材として有名で、約1400年経っている世界最古の木造建築とされる奈良県の法隆寺五重塔もヒノキで建築されています。
用途は構造躯体どの部分にも使用されますが、主に水への耐久性に優れていることから、土台や柱などに多く使用されています。また、抗菌性にとても優れているため、最近では壁板やフローリング材としても使われ始めました。
●ヒバ「檜葉」針葉樹・ヒノキ科
正式な学名はヒノキアスナロといいます。北海道から九州まで分布しており、そのほとんどが天然林で、中でも青森ヒバは日本三大美林の一つとされています。代表的な建築物に、岩手県平泉町の中尊寺があります。ヒバから取り出されるヒノキチオールは、殺菌・防腐効果に優れており、医薬品や、白蟻駆除剤、食品の防腐剤としても広く使われています。ヒバにはヒノキとはまた違った特有の香りがあり、害虫への耐久性も抜群に強く、木材の中でも大変腐りにくい材料の一つです。
用途は、白蟻に強いことから土台などに多く使われます。そのほかヒノキと同じく柱や床、浴室など耐久性を求められるに場所に使用されます。
●カラマツ「唐松」針葉樹・マツ科
落葉樹の一種で、秋になると紅葉して葉が落ちます。成長が早いことから、北海道か本州中部の比較的寒い地方で植林が行われました。
用途は、床材に使用されることが多く、水に強いことから杭などにも使われてきました。乾燥技術や加工技術の進歩もあって、最近では狂いもなく油脂を取り除くことができるようになり、一部では集成材などにも使用されています。また、木目がくっきりとして美しいことから天井材にも使われるようになりました。
●クリ「栗」広葉樹・ブナ科
昔から栗の実を採取するために栽培も行われてきて、焼き栗や栗ご飯など、私たちの食生活においても昔からなじみのある木です。特長は、木目がとてもはっきりしています。木肌が粗く感じられますが、磨くと独特の光沢があり、現在の市場では高級材の1つになっています。
用途としては、耐水性に優れていることから、昔から土台材としての利用が多く使用されてきました。浴室やキッチンの水まわりにも使われています。
●ナラ「楢」広葉樹・ブナ科
一般に「ナラ」と呼んでいる木は「ミズナラ・コナラ」のことで、市場に出ているのはほとんどが「ミズナラ」です。外国産だと「オーク」ともいわれています。フローリングに使われている代表的な木材で、加工性に優れている上、木目の美しさには定評があります。
●チーク「Teak」広葉樹・クマツヅラ科
インドネシア、インド、ミャンマー、タイなどから輸入される代表的な外材です。堅く傷が付きにくいのでフローリングなどの仕上げ材に最適です。木肌はツヤのある質感で肌触りもその特徴があります。日に焼けていくと黄色系へ変化して経年変化を楽しむことができます。
●キリ「桐」広葉樹・ゴマノハグサ科
針葉樹に比べて木質が堅いとされる広葉樹ですが、広葉樹の中でも「キリ」は例外とされる樹種です。比較的やわらかいため傷が付きやすいのですが、へこんだ部分に熱湯をかければ元に戻るというメリットを持っています。和風の桐タンスはあまりにも有名です。
●パイン「Pine」針葉樹・マツ科
国産だと「松・マツ」と呼ばれる樹種です。主にフローリングで使用しています。カジュアルでどこか懐かしい印象を与えてくれます。素肌感を残した薄い塗装のものがおすすめです。
●サクラ「桜」針葉樹・バラ科
アズサはミズメやサクラとも呼ばれていて、本州各地に広く分布しています。特長は心材と辺材の区別がはっきりしています。用途としては、木肌が大変美しいことから、床柱や、上がり框、高級フローリングとして使われています。