特別展「江戸絵画の美― 絵師から文人・画人まで、その趣向と魅力 ―」 令和4年10月7日(金)〜11月23日(水・祝) 〔会期中無休〕 江戸時代、絵画の世界では、室町時代より勢威を誇っていた狩野派が、武断政治から文治政治へと変わってゆく時代の流れを受けて、従来の絢爛な桃山絵画様式から、清雅で淡泊な江戸狩野様式に変化していきます。一方、他の絵師たちの中には、自由な表現方法を取り入れ、新たな感覚で描いた作品が見られるようになります。また、絵師以外の人が絵を描くことも多くなり、学者などによる文人画といわれる分野の絵も多く描かれます。俳人松尾芭蕉も狩野派に学んだ絵師と交遊しつつ画技を習い、味わいのある絵画作品を残しています。 本展では、江戸時代の絵師・文人・俳人などの手になる様々な絵画を紹介します。これらの作品を通して、江戸絵画の美とその魅力に触れていただければ幸いです。
令和4年6月3日、特別展『坂田燦の「おくのほそ道」版画展』の開展式が行われ、オープンしました。オープニングの様子坂田燦氏のギャラリートーク旅に生き、旅に死んだ芭蕉は、人生はすべて旅や、旅人のようなものだと考え、1689年5月14日おくのほそ道の旅に出て、10月4日、約150日間、約2400キロの長い旅を終えました。俳人の長谷川櫂氏によると、芭蕉の『おくのほそ道』は単なる旅の紀行文ではなく、虚実が相半ばする再構成された文学作品だといわれています。氏の著書を底本にして、次にように版画作品を構成しました。第1節 旅の禊 第2節 歌枕巡礼 第3節 太陽と月 第4節 浮世帰り 2022年6月 坂田 燦(あきら)
特別展「江戸絵画の美― 絵師から文人・画人まで、その趣向と魅力 ―」
令和4年10月7日(金)〜11月23日(水・祝) 〔会期中無休〕
江戸時代、絵画の世界では、室町時代より勢威を誇っていた狩野派が、
武断政治から文治政治へと変わってゆく時代の流れを受けて、従来の絢爛
な桃山絵画様式から、清雅で淡泊な江戸狩野様式に変化していきます。
一方、他の絵師たちの中には、自由な表現方法を取り入れ、新たな感覚で
描いた作品が見られるようになります。また、絵師以外の人が絵を描くこ
とも多くなり、学者などによる文人画といわれる分野の絵も多く描かれま
す。俳人松尾芭蕉も狩野派に学んだ絵師と交遊しつつ画技を習い、味わい
のある絵画作品を残しています。
本展では、江戸時代の絵師・文人・俳人などの手になる様々な絵画を紹
介します。これらの作品を通して、江戸絵画の美とその魅力に触れていた
だければ幸いです。