山形在来作物研究会

「中山間地域における持続的な土地利用シンポジウム」に、開催2日目(11月12日(土))から参加してきた。西日本の中山間地では過疎化した集落や耕作放棄して荒れ果てた土地が数多くあること、放牧が荒れた中山間地域の再生と家畜の肥育の省力に役立つこと、日本で野生動物であるイノシシやシカの農作物への食害が深刻化している現状とその対策、福島県会津地方の舘岩カブの焼畑の再現をはじめ東北地方の焼畑の現状などについて研究報告があった。
 山形県では鳥獣害の被害はまだ西日本ほど深刻ではないが、温暖化や野生動物の生育環境の悪化により山形県にもそうした獣食害がいつか出始めるのではないかと心配になった。特に山の斜面に大量に作られている様々なカブは、考えてみれば今まで獣の害に遭わなかったことがふしぎなくらいである。そうした事態は起きてほしくないが、他県の事例と回避策を今から学んでおくことは必要だろう。
 その2へつづく


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