山形在来作物研究会

 
食前トーク(司会は山形大学農学部平智教授)「食材としての在来作物-その魅力と底力-」では食の都庄内の親善大使でもある古庄シェフのダダチャ豆スープを開発する歳の苦労話や地元の食材を使う大切さなど、山形大学大学院生の山崎さんと島村さんはそれぞれ県内の在来カブと在来ダイコンを求めてフィールドワークを行う体験談を話しました。
 和食料理長の美味しい地産地消弁当をいただいた昼食タイムのあとは、午後から食後トーク「在来作物の食しかたー伝統と創作の世界-」が行われました。ゲストは山形県庄内総合支庁農業技術課産地研究室長の大野 博さん、料理研究家の漆山慶子さん、イタリアンレストラン「アル・ケッチァーノ」のオーナーシェフで食の都庄内の親善大使でもある奥田政行さんでした。
 大野さんからは庄内の在来野菜、民田ナスや温海カブなどの形質の変遷の話や在来野菜には人間的なドラマが詰まっていて人と人をつなぐ原動力になるという話、漆山さんからはハリハリ漬けのような行事食を美味しく作るには小真木ダイコンのような在来野菜が欠かせないことがあること、奥田さんからは在来野菜を創作料理に使う上でのさまざまなアイデアやヒント、在来野菜を観光資源として利用してはといった提言など、様々な有益な話を聞くことができました。
 会場では高品質なハム・ソーセージを鶴岡で古くから作ってきた帯谷食品さんのお話と商品展示ブースもありました。雪菜、藤沢カブ、肘折カブ、西又カブなどの生産者も参加してくださり、楽しく、充実した時間になりました。
 参加・協力いただいた在作研会員の皆さん、庄内うんまい!ネットワーク交流会の方々、会を大いに盛り上げていただきありがとうございました。


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