最上義光歴史館
10月からブログ内で随時お知らせしている、
伝説の名槍・御手杵の復元プロジェクトの最新情報です!! おなじみ木村社長がまたまたびっくり画像の数々を 提供してくださいました!!感謝です(^^) 木村☆社長 ↓↓↓ ![]() 今回もありがとうございます♪ 前回までのおさらいはこちらから↓(^^) 歴史館ブログ39 「伝説の名刀・名槍現代へ!」 歴史館ブログ40 「刀鍛冶の作業場に潜入!」 歴史館ブログ42 「御手杵の槍の進行状況速報!」 前回までの作業で槍の大まかな形はできあがりました。 ですが、まだこの状態ではまだ鉄がやわらかく、 刃物としては使い物になりません。 そこで、強度を上げるために焼き入れ(やきいれ)という処理を行います。 焼き入れとは、高温状態から急冷させる熱処理のことで 槍身を熱した炉の中に入れて温度を上げた後、 水の中に入れて急速に冷やします。 この急激な温度変化により鉄が硬くなるわけです! 任侠ものの映画とかで怖いお兄さんさんとかからよく聞く 「ヤキ入れ」という言葉はこの作業工程からきているんですね。 まず、焼入れの前に土置き(つちおき)という作業を行います。 土置きとは、槍身に焼刃土という粘土と粉炭 と砥石の粉を混ぜたものを塗る作業です。 ↓これが焼刃土 ![]() ↓真剣な眼差しです ![]() ![]() ![]() 通常の日本刀の場合、土置きの作業は片刃のみに施します が!!この御手杵は両側に刃があります。 しかも!断面が正三角形になっているので三面かかります!! 長くて大きいというだけでも大変なのに、 この形の特殊性でも大変苦労したとのことです。 ![]() このあと焼き入れに入ります。 ↓これが焼き入れに使う炉と、舟と呼ばれる水桶です。 ![]() ![]() 焼入れの作業も通常の炉では行えないため、 煉瓦を組んだ臨時の炉で炭に火をつけ 特大サイズの水桶で冷却します。 ![]() ![]() 通常よりはるかに長く重いので、専用の吊り具で二人掛りで持ちあげて焼き入れしました。 ↓焼き入れが終わった御手杵 ![]() 作業が終わりホッとひと息のお二人。 ![]() 上林刀匠、高橋刀工、大変お疲れさまでした!! 焼き入れが終わったあとは、 狂いを取り鍛冶押ししてから、樋彫りの作業をするとのこと。 ただこの樋彫りも、深い樋を三面に入れることになるので 難しく、時間もかかるとのことでした。 完成までもう少しかかりそうですが、 これからも楽しみに待ちたいと思います。 木村社長!今回もありがとうございました!! |
(C) Mogami Yoshiaki Historical Museum
NHK総合テレビジョン
放送予定日 平成28年12月9日(金)16:05〜16:50
「戦国一のワル?最上兄妹の素顔」
戦国一「邪悪」と言われた山形の武将・最上義光と妹・義姫。
しかし新たな史料からその素顔が明らかに。
大河ドラマ「真田丸」と同じく家族・故郷を大切に生きた武将の物語。
NHKオンライン「歴史秘話ヒストリア」より