独立行政法人酒類総合研究所と日本酒造組合中央会の共催により開催された、平成24酒造年度全国新酒鑑評会が2013年4月から5月にかけて審査が行われ、2013年5月17日に結果発表されました。米鶴は金賞を受賞致しました。これで全国新酒鑑評会では通算30回目の金賞受賞となります。写真は5月22日に広島県で開催された製造技術研究会で展示された出品酒です。出品規定では定められた500mlビンで出品しなければならないので、写真のような外装で出品しています。金賞受賞酒は、今年度醸造の「米鶴 大吟醸 巨匠」として、6月初旬から発売予定です。現在の「米鶴 大吟醸 巨匠」は平成23醸造年度のもので、インターナショナルワインチャレンジ2012で推奨認定、ワイングラスで美味しい日本酒アワード2013で金賞受賞しております。今年度醸造、昨年度醸造いずれもコンテストでの受賞商品ですが、在庫が限られておりますので、特に平成23醸造年度をご希望の際はお早めにご連絡ください。このようなチャレンジができるのも、日頃よりご愛顧いただいている米鶴ご愛飲のお客様をはじめ、米鶴を様々な形で支えて下さっている米鶴の関係者すべての方々のおかげです。改めてお礼申し上げます。
2013年4月30日、元サッカー日本代表の中田英寿氏が米鶴酒造に来訪されました。事前に来訪日時の連絡があり、到着後は意見交換をしながら、蔵見学、市販酒の試飲を楽しまれていきました。米鶴では、麹室前に中田氏が所属していたクラブチームと日本代表チームのエンブレムを貼り、ささやかながら歓迎のしるしとしました。中田氏は米鶴に来る以前から150を超える醸造元を訪問していることもあり、日本酒の知識は大変豊富で、私たちの酒造りに対する考え方には深い関心を寄せていただき、終始和やかな雰囲気での懇談となりました。時には中田氏ご自身の酒の好みを話して下さいました。中田氏の好みは「旨みがあって、なおかつ後切れが良く、主張がありながらも飲み飽きしない酒」とおっしゃっており、私も「そのような日本酒を私たちも目指している。主張のある旨みと切れの良さは基本的には相反する特性であるが、常に追求していきたい。」と応対しました。試飲された酒の中では、米鶴 盗み吟醸 大吟、マルマス米鶴限定純米吟醸、米鶴純米あんだんての3種類を気に入っていただけた様子です。