山形の地酒|米鶴酒造

独立行政法人 酒類総合研究所が主宰する「平成22年 全国新酒鑑評会」の結果が5月21日に発表され、米鶴は金賞を頂きました。

当社は今年で3年連続、通算で28回目の金賞受賞となります。

この場を借りて、日頃の皆様のご愛顧に深く感謝申し上げます。

■当社杜氏よりご挨拶
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おかげさまで今年も全国新酒鑑評会で金賞を受賞することができました。

ご愛顧いただいております皆様に厚く御礼申し上げます。



3年連続で受賞することができ、ほっとしています。

自分なりにこの3年間で一番出来がいいと思っていたので本当にうれしく思っています。

山形県工業技術センターの小関先生から、「出来のいいときの米鶴は危ないから注意しないと」と釘をさされていたので、出品するまで集中力を切らさずにやりました。




今年は出品用の大吟醸を総米600Kg仕込みで3本仕込みましたが、うち2本の出来が双璧でどちらを出品するのかで最後まで悩みました。

どちらの酒も上立ちの香りが高く、口中でも香りが広がりなめらかで、後味もきれいに引いていき、香味の調和がとれています。

少し渋味がありますが審査まで1ヶ月あるので、これくらいなら大丈夫じゃないかと思いました。

しかし、例年この渋味で米鶴は苦戦しているんです。



米鶴の酒はグルコース(ブドウ糖)が全国平均を下回っているので、他社に比べ渋味の指摘が多いのです。

甘味が渋味を抑える役割りを果たすと思ってください。

3月19日の山形県新酒鑑評会、26日の山形県研醸会全国出品検討会、29日の工業技術センターでの最終きき酒を経て絞り込みを行いました。

3月30日に500ml詰めで10本を東広島の酒類総合研究所に送り出し、あとは発表を待つだけとなります。



予審が4月21.22.23日で、決審が5月11.12日でした。

決審に行かれた小関先生の情報で仙台局出品酒のなんと74%が決審に残っているとのことでした。

目安として出品酒の50%が決審に残り、全体の25%が金賞になるので、74%という数字は驚異的です。

それだけ仙台局のレベルが群を抜いていると言うことになります。

発表の21日が近づくにつれ「入ったか、落ちたか」の自問自答の繰り返しになり、あまり体に良くない日々が数日続きます。

決審があった5月12日は風が強くて、醸造庫の入り口の杉玉が落ちてしまい嫌な予感がしたのですが、酒の代わりを杉玉がしてくれたようです。



金賞受賞は「和醸良酒」の賜物です。

これからもチームワークを大切に良酒造りに励んでまいりますのでよろしくお願いいたします。

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なお、今年の金賞受賞酒である「米鶴 大吟醸 巨匠」が、6月7日に発売開始となりました。

厳しい審査を潜り抜けた受賞酒を、ぜひご賞味下さい。

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H22年 全国新酒鑑評会 入賞酒目録【別ウィンドウが開きます】

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