よっちゃん堂のあくがれてゆく日々３
日々の出来事
雪かよっ！って朝でした。
ぐーたらも３日で飽きればいいのですが、 飽きずにグータラサンディモーニン。 ぱーこはチョーフと新幹線に乗り、千葉へと旅立ちました。 こぞうはまさかの「おれやっぱり行かね」で居残りひとりっこ。  お昼から蔵へ。 といっても酒造りではなく味噌造り。 つや姫で麹を造り秘伝豆で仕込みました。 山形の庭木屋兄さんも飛入り参加で賑やかな味噌煮と相成りました。  ああ、そうだった。 よっちゃん堂は農家になりました。 農家になるということはどういうことかというと 自分名義の農地を持ったということです。 しかしもちろんホヤホヤですので分からない事、初めてのことがてんこ盛り。 今日は今年の作付けの計画書作りや農家さんを回って情報収集でした。 細目書、互助会、共済組合、水利組合、転作計画、などなど 新規就農者にとっては分からんことばかり。 農作物を作る以前に、地域でのしきたりを身につけることが先のようです。 焦らずこつこつとやっていくしかありませんね。  んで今宵の友は＜墨廼江すみのえ＞ 中取り純米 ひやおろし 太田和彦さんがダンチューで復興の酒として紹介していた 宮城県は石巻のお酒です。 開栓直後はかたくてカドを感じたのですが、ちょいとあっためると ふんわり柔らかくなりました。 当ブログ恒例のドトウの連ちゃんアップも無事に仕上げて一安心。 明日は２回目の３・１１です。 |
ぐーたら亭主２日目（笑）。
こぞうとぱーこを連れて小野川温泉へ。 久しぶりの昼風呂でゆっくり。 じゃらんとかるるぶとかに載ってる温泉にちょいと車で行けるのも この地の豊かさですな。 風呂上りはお決まりの佐藤豆腐店の豆乳ソフト。 こぞうは大事に大事にぺろぺろちびちび。 ぱーこはガブガブむしゃむしゃ青虫くん。 兄妹で違うってのが面白いね。  ほんで毎度おなじみチョーフさまいらっしゃ〜い！ チョーフといえばギョーザです。ギョーザといえばチョーフです。 みんなで包めばアッチューマよ。 ちょーふがじょーずにぎょーざとぱーこで笑み満々！！  焼きはとーちゃんに任せなさい！ヤキいれたるで〜。 黒酢が美味いのよねぇ〜。  ギョーザギャル、ブヒッ♪ |
久々ののんびりモーニングでした。
ああ、こうやって毎日こぞうは幼稚園に行ってたか、と傍観する。 １０月からずっと蔵勤めだったので半年間母子家庭でしたね。 「とーちゃん、（家に）なんでいるのかよ〜〜？」とか言われるし。。。 めげずにたまりに溜まった家仕事第一弾は煙突掃除。   今期２度目の掃除でしたが出るわ出るわ。 これじゃ燃えないわけですわ。 ブラシと自作掻き出し棒を駆使しお掃除完了！ あ〜すっきりした。  燃えます燃えます。いえい。  お疲れ様の赤ワインの友は近所の農家さんに頂いた椎茸炒め。 オリーブオイルと塩で。  ぶひっ。敬礼っ。 ...もっと詳しく |
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小･中学校で一番仲が良かったといっても良い友人から桜のお皿が届いた。
高校は違ったので随分と疎遠になっていたのだが、フェイスブックで 彼が結婚するという情報を入手したのがきっかけとなった。 本当に１０年以上会ってもいないし連絡も途絶えていたところに サプライズで式場に惣邑を送ってあげたのでした。 お皿はそのお礼。 千葉に住んでいるとのことなので、近いうちに会おうや呑もうやと 復縁?!出来たので嬉しかったなぁ。 １８で地元を離れて１３年経った。 北上を重ねて現在に至るまで、実に沢山の人と出会ってきて今がある。 自分が学生のとき（2000年初頭）は、ケータイが今のように 行き渡り始めの頃だったと思うが、自分は持たなかった。 そのおかげで地元の友人や同級生とはぷっつりと切れてしまったのだが いままた復縁が成されているのも時代の恩恵か。  あ、金柑もきたよーー！ |
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遠足じゃありませんが、似たようなもんか（笑）。
今日は蔵仕事を休み、レインボープラン推進協議会主催の 農産加工所視察会に参加してきました。 まずは天童へ。  安心工房さん。 特筆すべきは原材料の質の高さ。 有機にこだわる姿勢と、製品の完成度の高さが半端じゃなかった。 代表の奥様と有機農研や大平農園話で盛り上がったのが嬉しかったですな。 いつか自分や有機やってる友達の野菜集めて乗り込みたい（笑）。 続いて中山町に。  農家の漬物屋さん＜ふきちゃん本舗＞  お母さんのキャラ、もちろん腕前、そして製品の完成度すごい。 漬物はいづれも浅漬け風で、しょっぱすぎないからバクバクいけます。 個人的にはキムチと大根漬け、秘伝豆の浸し豆がスゴウマ。 直売所や百貨店、イベント販売で一年中稼動しているとのこと。 驚いたのは、青菜や大根などの秋冬野菜は畑に置きっぱなしで 漬物を作る度に収穫してくること。 だから野菜も甘く、歯ごたえパリサクで美味しい漬物になるのだね。 農家ならではの地に足が着いた元気な加工場でした。  お昼は天童のイタリアン＜シェ・ボン＞でランチでした。 オサレでした。  最後は山形市の＜さとみ漬物講座企業組合＞さんへ。 味噌と醤油の醸造蔵にお嫁に入ったさとみさんが、おばあちゃんの 漬物の美味しさに感動して始めたそうです。 酒蔵とまた違った空気ですな。  こちらは加工場としてせっせと商品作りというより、マスコミや メディアに出て、アイデアを商売にしているようでした。 もちろん試食に出された漬物は美味しかった。 う〜ん、恐るべし漬物の国・山形。 農業・農産加工はいろんな形があることを改めて学ぶことが出来ました。 今回の３者３様は、出発点も方向性も実際の仕事の内容もそれぞれで 非常に面白かったです。 企画してくださったスタッフ、協議会の皆さん、そして講師の先生方、 ありがとうございました！！ |
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今日は蔵仕事を半ドンで上がらせてもらい午後から山形市へ。
農文協東北支部さん主催の「現代農業 読者の集い」に参加したのでした。  今回わざわざ仕事休んでまで行きたかったのは右側の男性の話を 聞きたかったから。 会津のサトちゃんです。スゴ農家。 いや〜出てくる話が面白い。具体的。止まらない。 主に野菜作りの話がメインテーマだったのですが、土の話から 売り方、作り方、考え方、全ての言葉が具体的で合理性を感じました。 休憩時間や待ち時間の合間に突撃し、個人的な話を聞いてもらい たくさんたくさんアドバイスを頂きました。 この辺は思うところありなので、今日のメモと頭の中を整理して 後日改めて具体的に書いてみたいと思います。  勢いあまって懇親会まで参加。ノンあるでしたが。。。 農文協社員の方々や、朝日町から来ていた農家のお兄さんらとも たくさん話が出来ました。 東京生まれという若い社員の方が、見知らぬ東北の地をスーパーカブで 走り回って、感じたことや自分の考えなどが聞けてよかった。 若い人と農業ってこれから大切ですよね。 こちらも思うところ多々多々。  今夜は冷え込みます。−１０℃いってんじゃねえかな〜。 帰り道の路面がツルツルでおっかなかった。 今日の話を帰りの車中からずっと反芻していたら なんだか頭が冴えてしまったので出汁をとる。 本枯れ厚削りのかつぶしは築地・伏高さんと決めております。 ブログもたくさん書けて満足ざんす。 おやすみなさい。 |
上槽と書いて「じょうそう」と呼びます。
ワタクシドモは「しぼり搾り」と言ってます。同じことです。 ということで２４BYの１６本目のお酒を搾りました。 惣邑の羽州誉ちゃんでございます。 おかげさまで体調は回復してきており、今朝はですね、、、 すんごい鼻水が大量に放出され、鼻すっきり頭さっぱりしたのでございます。 風邪の効用とはよく言ったもので、なんとなく体が軽くなった気がします。 あ、酒も呑めなかったから。 酒は呑みすぎるといかんわってみんな知ってるのにね。  うちさ帰ってみっとダンボールが届いていた。 今度は伊予の怪腕うえっちさまより無農薬の伊予柑、レモン、 そして船に乗って獲ってきて自分で干したという自家製ひじきが。 なんと嬉しいホーホケキョ。 彼もこないだ来てくれた広島の笑空さん同様、 WWOOFerで蔵高宿に滞在したことのある料理人であります。 今も親交が持てることが嬉しい友人の一人。 鯛のお造りが忘れられないよ。 うえっちありがとう！！  今夜はカミサマがフェイジョアーダを作ってくれました。 本場ではフェイジョ何とかって豆と塩漬けした豚の臓物を煮込むそうですが 今夜のは里芋と小豆とインゲン豆とソーセージでございます。 豆食べると元気が出る気がするね〜。  ４月から下の子が児童センターに通う日々が始まる。 新しい通園バックを買ってもらってルンルンであった。 |
正月以来の連休を頂いた。
体調は相変わらずよろしくなく、軽い頭痛と微熱が続いている。  蔵が休みだからって休めないのよね。 農業＋加工業が生業の我が家はいわゆる自営業となる。 実家の父（自営業者）に電話でアドバイスを頂きながら帳簿付け。 毎日こつこつやってりゃ・・・って思いますのよ一応これでも。  おにくキターーーーっっっ！！！ ちょいと横になっていたら携帯電話がリリンリン。 なんとコージョーチョー御夫妻が、がおった我が家に差し入れを わざわざ持ってきて下さったのだ。 嬉しかったです。なんだかほんとに皆さんに支えられてよっちゃん堂は 暮らしております。感謝。  そんで何だか舞い上がってテンション上がって寝てもいられなくなり 除雪機出動！  ずっと気になっていた北側の屋根の雪＆氷板もやっつけた。 なんと今期初の屋根上りであった。 もちろん全部なんて降ろせないし、次第に元気が萎んでしまったので 日暮れとともに退散ナムサン。 そしたらやっぱりくだびれてマタタビ再びバタンキュ〜しましたとさ。 チャンチャン。 |
先日発売された「現代農業 ３月号」によっちゃん堂の記事が
掲載されました！！  ＜新規就農と小さな加工＞というテーマで書かせて頂き、 こぞうの寝ぼけ顔もバッチリ（笑）。 内容は山形までの来し方から始まり、蕎麦屋時代を経て よっちゃん堂開設までの道のりと、何を考え、何をしたいのか、等々。 （編集部さんから５冊も送っていただいたので欲しい片差し上げます。）  ・１月号 かんころもちの作り方 ・２月号 よっちゃん堂の豆の加工品 ・３月号 新規就農と小さな加工 なななんと、３連ちゃんで全国デビュー！！ 編集部の担当の方、いろいろありがとうございました。 いよいよよっちゃん堂は＜農村作家＞の第一歩を踏み出した？！ ...もっと詳しく |
この一週間に我が家の一大イベントがあったのだが、やっと一段落した。
平穏が戻ってきたかな。 そしてずっと体調が良くない一週間でもあった。 微熱、鼻水、後頭部の鈍痛、目のかすみ、耳がキーンとなったり。 そしてとどめは嗅覚と味覚の異常であった。 コーヒーの香りが分からない。チョコレートが甘くない。 ラーメンギョーザセットに味がない。 こらいかんと思っていろいろ調べたら＜亜鉛欠乏＞という言葉に 当てはまる症状だった。  というわけで亜鉛補給に牡蠣である。 ついでにタウリンもグリコーゲンもカモーーーン！！ 人参大根玉ねぎキャベツ牛蒡干し椎茸干し筍エノキ長ネギ豆腐牡蠣キムチチゲ！！  味付けは干し椎茸の戻し汁ベースに塩麹＋黒豆味噌＋酒粕。 この酒粕が肝要で、惣邑の新酒粕でなければこの風味は出ないのよ奥様。 手前味噌に手前粕、なんちゃって(^_^)  そして今宵の友は秋田の酒＜天の戸 美稲＞である。 いい酒は燗もいいに決まっている。 だが飲酒に伴うアルコール分解に亜鉛が消費されるようなので元の木阿弥？？ 体調悪くてもなかなか酒がやめられないナア。。。 ＜夏田冬蔵＞で検索されたし。 「こんな蔵で働いてみたいな〜」と思わせてしまう、すばらしい蔵、 すばらしい会社であること瞭然であ〜る。 |
出勤前に雪片付けがこの国の朝仕事。
 雪のない時期なら１０分で着く職場までの道も この時期は倍の時間を見ないと遅刻してしまいます。 しかしこの風景を毎朝見られるので悪いことばかりではないですね。  今日も蔵へ。 蒸米から室仕事、そして雪片付けも少し。 写真は酒米「愛山」です。らぶまうんてんね。 純米大吟醸、大吟醸になる酒で、２,３年に一回の仕込みなので 触れるのも貴重な年。 明日は最後の留掛けですので、愛山生米に触れる最後の洗米でした。  まいどおなじみサクラーズ滞在中。 アキラさんにプロ級の障子張替えをしてもらって部屋が明るくなりました！！ しばらくネコアタックに要注意です。 |
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今日は朝から蔵へ。
精撰普通酒の瓶殺菌をしながら洗い物で一日が終わった。
大甑と小甑。こしきとは蒸かし鍋のでっかいの。
今日はどのメディアでもこの話題でしょう。
あの震災から丸２年が経ちました。
当時を思い、ろうそくで灯りを、おにぎりと味噌汁で夕飯をとった。
かーちゃん堂のアイデアです。
あの日、私は風邪を引いて寝ていた。職業は蕎麦屋だった（笑）。
停電したのでリアルタイムで津波や原発の映像は見られなかった。
揺れは大きかったが、水道も出たし、灯油ストーブで煮炊きが出来たので
不自由はあまり感じなかった。
2,3日目に携帯が通じて、電気が復旧し惨状を少しずつ知ることとなった。
世の中が停滞し、ガソリンスタンドに長蛇の列。
ネットで原発や放射能についてずっと見ていた。
一度だけトラックに物資を積み込み宮城県に走った。
その後いろいろいろいろ・・・・。
あれがなかったら蕎麦屋やってたかな。
あれがなかったら家なんか買わなかったかも。
あれがなかったら、なんて、何も失わなかった人間が軽率に使うと
本当の被災者の方々には不快に感じさせてしまうかもしれない。
でもあれがあったから今の自分、考え方、家族の形、暮らしの形が
明らかに変わったと思う。
それはこれからをどう生きるかということを真剣に考えることに
つながったし、その考えを具現化したいと思うようになった。
その想いのカタチを農で創りたいのです。
今日の朝刊に谷川俊太郎さんの詩があったので勝手に紹介します。
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そのあと
そのあとがある
大切なひとを失ったあと
もうあとはないと思ったあと
すべて終わったと知ったあとにも
終わらないそのあとがある
そのあとは一筋に
霧の中へ消えている
そのあとは限りなく
青くひろがっている
そのあとがある
世界に そして
ひとりひとりの心に
・・・・・・・・・・・
明日はやってきます。
合掌。