塩水選と並行して、私はお風呂でホカホカ。
おいおい、ダンナを働かして何やっているんだ!?
いえいえ、私も働いているんです。
稲にはいろいろな病気があります。
種籾が保菌しているかもしれない病原菌は、
殺菌剤などの農薬を使って消毒する方法が一般的ですが、
なるべく農薬を使いたくない!ってときに用いるのが「温湯浸法(おんとうしんぽう)」。
発芽力を損なわずに、病原菌をやっつける
微妙な温度を加えて消毒する低温殺菌で、
パスチャライズ牛乳や日本酒の火入れと同じ方法です。
温湯浸漬の機械は40~50万円。う~ん高い!
代わりに活躍するスーパー農具が、お風呂なのであります。
きっちりと温度を測って、タイマー片手にジャボーン!
種籾袋6袋を手に上げ下げし、万遍なくお湯を行き渡らせます。
浮力があるのでお湯の中では軽く感じるけれど、
引き上げる時や外の作業場との運搬がナカナカ重たい。
60℃~64℃で7~10分間
。発芽率を下げずに効果を出すために、時間と温度は慎重に。
浸漬時間の他に、もう一つ大事な「時間」が、塩水選を開始してからの経過時間。
種籾が水分を吸収した後は熱に弱くなってしまうので、
塩水選後1時間以内に温湯消毒を終わらせないといけない、いわば時限爆弾です。
特にもち米は高温に弱く、大失敗して発芽してくれなかった経験があります(-_-;)
今年はきっと大丈夫!
塩水選担当のダンナと連係プレーが上手くいき、スムーズに全量を一日で終了。
お疲れ様でした!の4月11日でした。
4月11日 温湯消毒
2013.04.22:(PCより):[米]
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