LaBell 鈴の宿 登府屋旅館

▼温泉ビューティ講演会 その1

本日は、小野川温泉にて『おもいっきりイイ!!テレビ』の美肌泉隊SPAレンジャーでおなじみ、温泉ビューティー研究家の石井宏子先生をお招きして講演会が行われました。

講演内容をご紹介いたします。

温泉のすばらしさがわかり、ますます温泉が好きになりますよ。


Q.温泉のお風呂と水道水のお風呂、何が違うの?

A.2つの点で大きく異なります。

1.体の芯まで温まる

2.血の流れがよくなる

どちらも美と健康の基本です。


1.体の芯まで温まると、何がいいのでしょう?

体温は、人それぞれ個人差がありますが、免疫力が高まる理想の平均体温は、3
6.5℃といわれています。

基礎体温が、1℃下がるとガンのリスクが2倍になるというデータもあるほど、
体温と免疫力は関係が深いのです。

そこで、温泉に入って体の芯から温まり、免疫力を高めてみてはいかがでしょう
か?

体の芯まで温まるには、入浴時間にコツがあります。

例えば、42℃のお風呂の場合、大きく3回に分けて入るといいようです。

@最初は 「ほどほど」 5分

A次に  「じっくり」 8分

B最後に 「さっと」  3分


ただし、お風呂に長く入る場合、湯あたりしたり個人差がありますので、最初の
5分は「ちょっと額に汗ばむ程度」として、それを目安に考えてください。

途中のインターバルには、体を洗うなどしてもよいですし、一度お風呂から上がっ
て数時間後に8分入るというのでも構いません。

温泉宿なら滞在時間が長いので、夕方5分、夕食前8分、寝る前5分でもいいで
す。

画像の温泉マークをイメージしながら、5・8・3なので「ごわさん」と覚えてください。


ちなみに、体を温めると生成される物質にHSPというものがあります。

Heat Shock Proteinの略で、熱の刺激を与えると生成される
タンパク質で熱ショック蛋白質と呼ばれます。

HSPは、熱などのストレスを受けると細胞内で増加し、損傷された蛋白質の修復や分解の促進を行い、細胞を保護する、一種のストレス耐性因子です。
温泉に入り、体に熱刺激を与えHSPを生成することで、免疫力のアップにつな
がります。
また、皮膚細胞内でHSPが大量に発現すると、コラーゲンの合成が促進される
ことがわかっています。


2.血の流れがよくなると何がいいのでしょう?

血管は、大きく3つに分けられます。

@ 動脈  酸素や栄養を運ぶ

A 静脈  二酸化炭素や老廃物を運ぶ

B 毛細血管  網の目のようにのび、体の隅々に運ぶ

この3つの血管を1本の糸のようにつなぐと、その距離はとてつもない数字にな
ります。

身長180cmの方の場合、約9万kmの血管が体内を駆け巡っています。

地球1週が4万kmですから、地球2周以上です。

それだけの距離がある血管ですから、血がちゃんと流れるようになっていなけれ
ばいけないわけです。

血流が悪いと、お肌にシミができたり、軟骨が減って関節が痛くなったり、筋肉
が固くなったりなど、病気のもとになります。

全身に酸素と栄養がいきわたり、老廃物が排出される体を作るためにも、温泉は
よいのです。

流行の言葉でいうと、デトックス(解毒作用)ですね。

画像 ( )
2008.03.12:tofuya

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