ＦＰのひとりごと
スターの素顔
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ほとんどの人が ご存知ないでしょう
山崎ハコ！！ ギター１本で 強いて分類すれば フォークソングを せつせつと 歌い上げる 女性シンガー です コンサートに スタッフとして 参加して 初めて 出会いました ものすごく 強烈な インパクトでした 歌っていないときの 彼女は 小柄で 華奢で いたいけで 消え入りそうな 小さな声で ぼそぼそっと 話す 女の子 ですが ひとたび 歌いだすと まるで 人格が 変わったようです 憑依 とか 降臨 とか とにかく そんな感じ なんです 絶対 なにか 憑いています 見たことが ない人には 説明不可 です 目は 爛々と輝き ときには 般若のような そんな表情で・・ 声は あくまでも 透き通り 聴衆のハートに 直接 突き刺さります でも 歌い終わった後の なんとも言えない 感動！！ ずーっと 前の曲を 引きずってしまうんで いつも 残尿管（失礼！）のようなものが 残って しまいます もう ３０年も 前のことですから 現役なのかも 引退したのかも わかりませんが もし 機会があれば もう一度 聴いてみたいし 皆さんにも おすすめしたい そんな あまり有名じゃない スターです （つづく） |
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バイトでは なく
街中の 意外な場所で サザンオールスターズ を 目撃 したことが あります 一時 石野真子フリークに なっていた 私 と 友達 ある日 『新宿音楽祭』の 『山車』に 乗る という 情報を つかみ 友達と 新宿方面に 繰り出しました （しかし ひま だね〜） ほどなくして オープンの “１０ｔ車”を 発見し “生”石野真子を 堪能しました その『山車』には 彼女だけでなく 他のアイドルや 演歌歌手や そして まったく周囲に 溶け込めない ロックグループ も いました サザン でした 当時『勝手にシンドバット』は 世に 出ては いましたが ブレーク前 だったような気が します いまとなれば まったく 信じられない光景 なのですが 誰からも 声援をもらえず アイドル（候補）や演歌歌手に 混じって 天下のサザンが １０ｔ車の 荷台で 一生懸命 手を 振っていました 痛い 感じ でした 私ら二人も 『あれ 誰？』 みたいな感じで しかと していました しかし 世の中 わからないもんです 誰にも 見向きも されなかった サザン だけが 生き残っている どころか カリスマに まで なってしまうなんて わが眼 も たいしとこと ないな こりゃ （つづく） |
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新潟市内の 一番でかい体育館で
オリビア・ニュートンジョンの コンサートの スタッフを しました 外タレの 中でも 当時は とびっきり ＢＩＧでしたので スタッフ連中は みな けっこう ドキドキ していました ところが ＰＡの搬入中に 会場に いきなり やって来て 『ＨＥＹ ＢＯＹ！』と 叫びました オリビアが！！ みんな 振り返ると なんと 私の方を 指さしてるじゃ ありませんか！！ あっけに取られて いると 間近に 来て 私のそばにある ハンドマイクを 持って行きました そのとき 至近距離で オリビアを 見てしまいました 神様は 絶対 公平ではない と 思いました 小顔で 顔のパーツは 派手なのに きっちり バランスが 取れていて きれい なのに かわいい スタイルは ８頭身（古っ）で 足は 日本人の ２割増し 完璧 でした オリビアに 指をさされて ほんの一瞬 国際恋愛・・ 国際結婚・・ などど 大いなる 勘違いをした 『私』 おおぼけ かますのも ほどが ある！ とほほ・・・ （つづく） ...もっと詳しく |
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雇われていた プロモーターは
フォーク・ロック系の『呼び屋』 でしたので 呼ばれてくる ミュージシャンは ビッグネーム から 『それなり』まで かなり 広範囲に 亘っていました 当時は 『四畳半フォーク』 が 尻すぼみ に なり 『ニューミュージック』『和製ロック』系 が 台頭し始めた 頃 でした 我々は “スタッフ”ですから 当然のように 楽屋に 出入り していました そこには 隠しようのない 『スターの素顔』 が 落ちていました 感激も したし 幻滅も しました それでは ここから 私が 実際に 会って 話した 『スター』の 行状を 一つ一つ お話して いきましょう （つづく） |
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普段見せている 仕事の顔 と
プライベートの顔 に
大きな“落差” があり
がっかりすることが あります
が
南こうせつ は 落差ゼロの
めっちゃ イイ人 でした
当時 かぐや姫を 解散し
ソロで アルバムを 出した頃です
楽屋で 備品の整理を していたら
誰かが 一人で 入ってきて
『せっちゃん で〜す！』 と
かなりのハイトーンで 挨拶しました
『は？ せっちゃん？ 誰？？』
振り返ると 南こうせつ 本人でした
小柄で 細身で 気さくで
『まんま』でした
彼が 入ってきただけで 周りが
パーッと 明るくなりました
本番も やっぱり 『まんま』
終了後も 『まんま』
かぐや姫は あんまり 好きじゃなかったのに
南こうせつ は 一発で ファンに
なってしまいました
（つづく）