多田耕太郎BLOG

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今日まで10日間ほど、連日三十℃を越す暑い日が続いています。特に一昨日からの3日間は35℃を越す猛暑日となりました。この先もしばらくは続く予報が出ています。
さくらんぼの樹にとっては暑すぎて悪い影響が出そうです。
なんといっても、この時期は来年の花芽形成時期ですから、暑さにやられて花芽が上手く形成されない可能性があります。一番の心配は双子果の発生多発です。それを少しでも防ごうと、連日の灌水は欠かせません。
朝早くに、さくらんぼの樹を見て回り灌水のバルブを開きますが、樹の熱中症予防対策をしているな、などと一人で考えていました。
早い秋の訪れを期待して、暑い夕方に、西山の方向に向かって手を合わせたいような景色が広がりました。
さくらんぼの樹が、暑さにめげず、耐えてくれていることを祈る夕方です。

7月半ばから、「紅姫」の出荷を始めましたが、7月中のご注文はどうしてもシーズン中の注文忘れなどの追加的なところが多かったように思います。
実際に召し上がったことのない、高価なものですから、よほどの信頼がないと贈り物やご自身が召し上がるために、ご注文いただくことはなかなか出来ないのかな、と考えていました。
私としては、シーズン中と変わらず美味しいままで届けられる、そして先様から驚きと感動が返ってくるような物だ、と確信しています。
たくさんの方々にお知らせしたく、今朝の山形新聞に広告を出しました。

昨日と一昨日の2日間で収穫後の草刈作業を行いました。
これから昨年同様に、自家製の堆肥を約20㌧投入します。
黄君と笠原君の二人で作業をするのですが、暑さと臭いとの戦いになります。
二人とも、なるべく涼しい朝の間にしたいと話しています。

室温2℃の作業室で、今日は、吉岡君と荒井さんが選別、箱詰めの作業をしています。
紅てまりとナポレオンの注文がそれぞれ15箱ほどあるので、お昼過ぎまで仕上げる予定です。
明日からは、本格的に紅姫の出荷を始める予定なので、総勢5人で作業をします。
寒くて狭い室内が、さくらんぼと美しい人たちで華やかになりそうです。
明日からは、非公開を原則にしているので、そんな雰囲気をお伝えできないのが残念です。

このブログをご覧になった方を対象に、今日7月9日から明後日7月12日まで佐藤錦全品、予約ご注文いただいた全員に3割引きとさせていただきます。紅姫同様に、低温貯蔵の品物ですので、15日からの発送となります。
高品質なものだけ選りすぐり貯蔵し、出荷の際には改めて選別し箱詰めしますので、今年一番の佐藤錦だ、と私は思っています。おおむね、各サイズ別に10箱程度の限定です。お申し込みの際に、ブログを見たとお書き添えください。
お待ちしております。


今年はすべての品種が着色、糖度、ともに今までない仕上がりになっていましたが、とくにこのナポレオンはこれまで私が作ってきた中で最高の着色になりました。
受粉樹として相当本数を植栽しているので、これまでは収穫量の半数以上以上の着色が進まないものや、Mサイズ以下のものは、ワインビネガーの材料にしたり、ほしい人に無償で差し上げていました。
でも、今年はこのナポレオンを「紅姫」と平行して、八月半ば過ぎまで販売したいと考えました。
日持ち性もよく、鮮やかな色合いを保ち、少し酸味が勝る甘いナポレオンを8月に多くの方に味わっていただきたいと思います。
収穫作業をしている、美人の渡辺さんは、ナポレオンは可愛らしいし、美味しいから大好き、と言いながら、朝の四時から最後の追いこみ作業中です。

佐藤錦の収穫が終盤を迎える頃、園地の中で受粉樹として植えてある「ナポレオン」がようやく色付き始めます。
毎年、この「ナポレオン」を指名で注文下さるお客様が沢山いらっしゃいます。
私が小学生だった五十年前頃は、サクランボと言えば「ナポレオン」という時代でした。
雨よけテントなどがまだほとんど無く、雨が降り出しそうな日は実割れを恐れて、一家総出で収穫していたのを思い出します。
ほとんどが加工向けの出荷で、まだ色づき始める直前の食べては酸味の強い、パリパリと固い食感の「ナポレオン」は、子供の口には「なんでこんな物を収穫して出荷するのだろう」と不思議な思いが残りました。
色付いて熟した物は佐藤錦に比べると少し酸味が強くて、大人の味のサクランボ、「桜桃」という漢字の名前よく似合うものだ、などと考えたことを思い出します。
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23日から佐藤錦の本格的な収穫を始めました。
今年は天候に恵まれ、ここ数年で一番の出来具合になっています。
桐箱に詰める作業も、順調に進んでいます。多くの方々に、感動していただけるように、一粒一粒を厳選しながら、四人のベテランスタッフが作業中です。
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さくらんぼが実る頃、合わせたように園地の入り口ドアの左側に植えてある煙の樹が、花を広げます。
本格的な収穫まであと2日、準備をしっかり整えて、この煙の樹の向こう側にさくらんぼが色づいています。
明日からは落ち着いて佇むこともできない、慌ただしい毎日になります。
束の間のひとり。珈琲を飲みながら、ジョンデンバーのAnnie's Song を聴いている朝です。

サクランボ狩り、という言葉が定着してからどのくらい経ったのか定かではありませんが、私はあまり好ましい言葉には受け止められません。
紅葉狩り、という同じような言葉がありますが、その意味合いはだいぶ違うように思うからです。
初めて私の園地にいらっしゃったお客様が、入り口のドアを開放した瞬間に感嘆の声をあげられるのを聞くたびに、これは「サクランボ狩り」という言葉はそぐわないな、などと思うのです。
本当は、私が最高に美しいと思う、今頃の時期の早朝に、眺めていただくような、そんな状況を表す言葉があれば良いのに、とふっと思った朝です。

一昨日まで5日間ほど、夜温が15度を下回り、日中はほどほどの日射しが有ったためにとてもよく発色しました。
明日までに摘葉の作業を終了して、反射シートを敷き込みます。
あと一週間後位から、収穫の作業を始めたいと思います。

今朝、ようやく復旧して、いただいていたメールを取り出すことが出来るようになりました。


14日朝から、突然、メールの受信が出来なくなりました。
受信の動作はするのですが、エラー表示が出てしまうのです。
現在、20件ほどのメールが滞っているようです。
ご注文や、サクランボ狩りの予約をいただいている方々に連絡のしようがなく、早急に復旧したいと思います。
ご注文や予約をされた方や、これからと考えていらっしゃる方は、FAXか電話で連絡いただければありがたいです。


毎日、3時半には起きて四カ所の園地を約一時間かけて一巡します。
今朝の朝焼けは久しぶりに鮮やかなオレンジ色でした。一部色づいた佐藤錦の朱と同じ色合いです。
今日から摘葉の作業を10人で始めます。摘葉は、なるべく残したい葉を最小限取って、実に光が当たりやすくする作業ですが、これがなかなか難しいのです。取りすぎれば葉が無くなり、光がいくら当たっても鮮紅色には仕上がりませんし、取り残せば色付きが不完全なままです。
仕事自体は単純な軽作業なのですが、ある種のセンスが求められます。毎年、新しく作業をしてくれる人たちに説明するのが難しいしごとだ、と毎年思います。

佐藤錦が順調に育っています。実や新梢の変化が著しい時期になり、特に実が膨らみ始めるこの時期は実割れの発生が、とても気になり、朝昼晩と何度もそれぞれの木の枝回りを見ています。
ふくよかに美しくなるように、細心の注意を払うとはこのようなことなのか、と一人で考えています。

今日3件 昨日2件

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