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【2013/04/30 山形新聞】【駅伝】県縦断駅伝、最終日は北村山制す 総合Vは南陽・東置賜

 第58回県縦断駅伝競走大会(山形新聞、山形放送、山形陸上競技協会など主催)最終日は29日、8区間(長井−山形間)の80.3キロでレースが行われ、最終28区で北村山が先行する南陽・東置賜を逆転し、4時間14分9秒で3大会ぶりに優勝した。総合成績は最終日2位の南陽・東置賜が15時間51分1秒で初の2連覇を果たした。

 総合2位は北村山で15時間57分33秒。前回棄権した酒田・飽海は最終日3位に入り、16時間4分14秒で総合3位となった。
 総合4位は前回と同じ山形、前回総合2位の天童・東村山が総合5位だった。総合6位以下は寒河江・西村山、鶴岡・田川、新庄・最上、長井・西置賜、米沢、上山の順。

 レースの後、山形メディアタワーで表彰式が行われた。黒沢洋介山形新聞グループ経営会議議長が南陽・東置賜に優勝旗と優勝杯を授与。主催者を代表し「総合成績はほとんどのチームが昨年よりタイムを縮めており、全体のレベル向上がうれしく頼もしい」とあいさつした。




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【2013/04/27 山形新聞】【駅伝】第1日のみどころ 南陽・東置賜が軸の展開か

第58回県縦断駅伝競走大会(山形新聞、山形放送、山形陸上競技協会など主催)は27日、第1日のレースを行う。遊佐町の月光橋を午前8時20分にスタートし、新庄市役所にゴールする10区間、105.1キロ。酒田市の山新放送庄内会館で26日行われた開会式に出席した11チームは、レースへの意気込みを高めた。

【みどころ】1〜3区、主力そろう
 各チームともレースの流れが決まる1〜3区に主力選手をそろえ、スタートからハイレベルな上位争いが予想される。前回覇者の南陽・東置賜は大谷、三浦の二枚看板と新戦力の鈴木駿を投入し、万全の布陣で臨む。地元通過の鶴岡・田川は東洋大元主将の斎藤貴、成長著しい梅木と斎藤諒を配置し、スタートダッシュできるかに注目。1区は大谷、天童・東村山の日野、山形の土屋らがトップ争いを演じそう。2区は北村山の吉田楓、3区は天童・東村山の斎藤の走りに注目が集まる。

 第1日の優勝争いは南陽・東置賜が軸で、北村山、酒田・飽海、山形、天童・東村山、鶴岡・田川が追う展開になりそう。地元入りの新庄・最上は昨年7位に沈んだが、新加入の細見、好調な山口らで上位陣に食い下がれるかがポイントとなる。

 長丁場の8区も見どころの一つ。南陽・東置賜は安定感のある堀、北村山はベテラン堀に託し、天童・東村山は遠田、酒田・飽海は佐藤匠、山形は須藤のエース級を起用した。大きな順位変動もあり得るため、ミスの許されない緊迫した区間となりそうだ。

箱根経験者23人、今回も高速レース期待
 第58回大会には前回と同じ23人の箱根駅伝経験者がエントリーした。区間新13、区間タイ1が生まれ、高速レースとなった前回と同様、ハイレベルな戦いになりそうだ。

 出場11チーム中、最多は南陽・東置賜の8人。北村山、新庄・最上の4人を大きく上回り、オーダーが充実。オンディバ・コスマスは抜けたが、今年の箱根駅伝9区を走った神奈川大出の鈴木駿(南陽市役所)が加わり、依然高い総合力を保っている。

 北村山には今年まで2年連続出場の竹内竜真(東農大)、明大時代に2度出場経験のある辻村充(東根市役所)らがメンバー入り。新庄・最上には中央学院大出の渡部恭平(最上広域市町村圏事務組合)らがいる。昨年大会で東洋大が総合優勝した際にアンカーを務めた鶴岡・田川の斎藤貴志(鶴岡市消防署)の走りも楽しみ。

 第1日の1区にエントリーした箱根経験者は5人。経験者が増え続ける現状について東海大山形高陸上部の田宮健監督は「大会のレベルアップに着実につながっている」と評価。その上で「個人、またチームの練習環境の問題として、箱根経験者の走力をいかに維持、向上させていけるか。さらに、本県出身選手の力の底上げにどうつなげるかが今後の課題」と語った。

▽南陽・東置賜チーム監督の決意 鈴木輝生監督 初日の早い段階でトップに立てれば、最終日まで首位を維持できる状態まで仕上がった。選手層は厚く、去年以上に充実している。2連覇とともに、大幅な記録更新を狙いたい。


力強く選手宣誓する南陽・東置賜の渡辺清紘主将=酒田市・山新放送庄内会館



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【2013/04/27 山形新聞】【駅伝】各地で4チームの壮行会 「力の限り」「誇り持って」

 4月26日、南陽・東置賜チームの出発式が南陽市民体育館前で行われた。南陽・東置賜地区実行委員会長の塩田秀雄南陽市長が「2連覇を目指す一員として誇りと自信を持ち、一人一人が自分の役割を果たしてほしい」、長谷川剛同地区陸上競技協会長が「市民、町民7万5千人の声援を追い風にして頑張って」と激励した。総監督の小野庄士川西町教育長、鈴木輝生監督が「選手の気力、体力は充実している。与えられた区間をきっちり走り、結果を残す」と決意表明。南陽市議会議員スポーツ会員のエールを受け、関係者の拍手の中を出発した。


健闘を誓った南陽・東置賜チームの出発式=南陽市民体育館前



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【2013/04/28 山形新聞】【駅伝】県縦断駅伝第1日、南陽・東置賜が大会新V

 第58回県縦断駅伝競走大会(山形新聞、山形放送、山形陸上競技協会など主催)第1日は27日、10区間(遊佐〜新庄間)の105.1キロで、11チームが健脚を競った。寒さと雨の中でのレースは、2年連続の完全優勝を狙う南陽・東置賜が地力を発揮、昨年に続き大会記録を更新する5時間31分25秒で第1日連覇を果たし、2位に3分10秒の差をつけた。

 2位の酒田・飽海は5区で首位を奪うなど先頭の南陽・東置賜に中盤まで食い下がり、前回の3位より一つ順位を上げた。3位以下は激しい競り合いで、前回5位の山形が3位に浮上、北村山は前回と同じ4位。続いて鶴岡・田川が5位に入った。

 第2日の28日は新庄市役所前をスタート、長井市役所前にゴールする10区間、111.9キロで行われる。


第1日のゴールにトップで飛び込む南陽・東置賜のアンカー土屋佑介(松風会はとみね荘)=新庄市役所前



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【2013/04/28 山形新聞】【駅伝】南陽・東置賜、総合力見せた 後半快走、抜け出す

 前回の第1日のように、序盤から抜け出すことはできなかった。それでも南陽・東置賜は2位に3分以上の差をつけ、2年連続の総合優勝に向けて好発進した。7区で区間新をマークし、後続を振り切った大野紘崇(南陽市役所)は「後半でも引き離せるのが自分たちの強み」と語り、高い総合力を示したレース展開に胸を張った。

 「1、2区でトップに立ってリードを広げる」。このプランを実行するため鈴木輝生監督は1区に大谷克(同)、2区に三浦隆稔(同)の主力2人を配した。だが強い風雨の中、積極性を欠いて先頭争いは接戦に。大谷が終盤に意地を見せて先頭でつなぐも三浦はペースが上がらず後続にのみ込まれる。3区で首位を奪い返したが、5区の高校生区間で酒田・飽海に追い付かれた。

 層の厚さが際立ったのはここから。6区仁部幸太(同)7区大野、8区堀宏和(同)がいずれも区間1位の快走。仁部は競り合いからの鋭いスパートで先行し、大野は追い風に乗ってスピードを上げると相手を置き去りに。堀は一人旅の長丁場(19.2キロ)でさらに差を広げ、第1日の勝利を確かなものにした。

 仁部と大野はレース前、序盤にエース級をそろえた他チームのオーダーを見て「引き離すなら(後半の)自分たちだ」と気持ちを高め合った。有言実行の結果に鈴木監督は「どんな展開でも勝てるチームだと証明してくれた」と振り返り、大会連覇に向けた自信をにじませた。

3区以降、流れ引き戻した
 南陽・東置賜 鈴木輝生監督 厳しいコンディションも影響し、序盤は自重し過ぎたが、3区以降は流れを引き戻してくれた。第2日は1区で前に出て中盤をうまくつなぎ、(アップダウンの激しい)後半で突き放したい。


南陽・東置賜の大野紘崇(5、南陽市役所)が7区で区間新をマーク、堀宏和(4、同)にたすきを託す=狩川中継所



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【2013/04/30 山形新聞】【駅伝】南陽・東置賜、貫禄の連覇 若手躍動、光る安定感

 第58回県縦断駅伝競走大会(山形新聞、山形放送、山形陸上競技協会など主催)最終日は29日、長井―山形間の8区間、80.3キロでレースが行われ、南陽・東置賜は目標に掲げた完全優勝は逃したが、2年連続で総合優勝した。

 南陽・東置賜は大会新記録で第1日を制し、第2日も中盤から首位を守って優勝。3日間連続Vに王手をかけて臨んだ最終日、24区で首位に立ち、そのまま逃げ切るかと思われたが、北村山が最終28区で逆転して勝利。南陽・東置賜は2位だった。

 総合成績は北村山が2位、酒田・飽海が3位に入った。4位以下は山形、天童・東村山、寒河江・西村山、鶴岡・田川、新庄・最上、長井・西置賜、米沢、上山。

【評】最終日は各チームが主力級をそろえた総力戦。南陽・東置賜は中盤以降で抜け出すほぼ狙い通りのレース展開だったが、最終日優勝に懸けた北村山が最終28区で3位から逆転した。アンカーがたすきを受け取った時点で、首位の南陽・東置賜とは1分12秒の差があったが、区間新の力強い走りで残り約3キロの地点でかわした。連覇した南陽・東置賜は完全優勝こそ逃したが、3日間を通して安定感が際立った。

 最終区で逆転を許し、2大会連続の完全優勝は逃したが、この日も南陽・東置賜の安定感が光った。区間賞は一つも取れなかったが、中高生区間で首位をキープし、一時は2位以下を1分以上引き離した。中心選手の大野紘崇(南陽市役所)は「結果は悔しいが、中高生を含めチーム力は上がっている」と分析した。

 各チームがエースをそろえた序盤の21、22区を終え3位。続く中高生区間。「これまで弱点だった」(鈴木輝生監督)若い世代が躍動した。23区船山敦司(川西中)と24区吉田周平(米沢工高)の走りでトップに立ち、25区佐藤洸人(高畠二中)も粘走。昨年春に発足した南陽・東置賜駅伝ジュニアチームのメンバー3人が勢いをつないだ。

 地元出身ランナーの奮起に、県外出身の27区鈴木駿(南陽市役所)が応えた。神奈川大で箱根駅伝を走り、今春チームに加わった実力者は、速いピッチで急勾配の鳥上坂(南陽市)を駆け上がる。わずか2秒だった2位との差を1分5秒にまで広げた。

 北村山のアンカーの快走に屈し、完全優勝はできなかった。しかし今大会、他チームが強力な大学生らで補強し「打倒南陽・東置賜」を掲げる中、チームは序盤で後れを取っても崩れることなく、徐々に巻き返す粘りで貫禄を示した。県外出身選手と地元選手が切磋琢磨(せっさたくま)するチームに、地域ぐるみのジュニア強化策でレベルアップした中高生が加わり、選手層の厚みが増した。

 選手はチームの成長を肌で実感しつつ、最終日のレース後、悔しさをあらわにした。「もっと強くならなければ勝てない」。さらに戦力を上げてくるであろうライバルを打ち破り、「完全王者」の座に再び就くための1年間が始まった。



南陽・東置賜の大河原謙人(17、東農大)から首位でたすきを受け取る27区の鈴木駿(15、南陽市役所)=南陽中継所



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【2014/04/28 山形新聞】【駅伝】南陽・東置賜、序盤でぐんぐん

 序盤で勝負を決めた。総合2連覇中の南陽・東置賜は3区までで2位を2分24秒離す盤石のレース運び。暑さやメンバー構成にわずかな不安を抱えていたが、その強さは揺るがなかった。

 各チームがエース級を投入した1区。昨年区間賞の大谷克(南陽市役所)が実力を見せた。3キロすぎ、集団が遅いと感じると先頭に立ちペースアップ。「逃げ切ってやろう」と、6キロすぎの上りでもう一段ギアを上げ、後続を突き放す。17秒差の首位で酒田中継所に飛び込んだ。

 大黒柱の期待通りの走りにチームメートも応えた。新戦力で、青学大時代に箱根駅伝を経験した2区遠藤正人(同)は「リードがあったので楽に走ることができた」。1キロ3分のペースを正確に刻み、後続との差を広げた。3区の三浦隆稔(同)も区間4位のタイムでつなぎ、湯野浜中継所で2位との差を2分24秒とした。

 終盤に入っても、今大会最長となる新区間8区で鈴木駿(同)が区間記録、アンカー大河原謙人(高畠町役場)は10区の区間新をマークしてダメ押し。第1日優勝タイムは2位に7分35秒の大差をつける圧勝劇だった。

 一時は気温25度を超え、脱水症状に備えて給水を小まめに取った。当初4区を走る予定だった選手が体調不良のため、前日のメンバー変更も余儀なくされた。不安要素はゼロではなかったが、それを補って余りあるチーム力の高さは群を抜く。

 総合3連覇に向けて好スタートを切ったが、王者の目標はあくまで完全優勝。鈴木輝生監督は「あすに向けて気持ちを切り替える」と勝利の余韻に浸ることはなかった。

リラックスして走れた
 南陽・東置賜 鈴木輝生監督 3区までにリードをつくったことで、後続の走者もリラックスして走ることができた。7、8区の快走は期待通り。第2日は3日間で一番の長丁場になるので、気を引き締めて臨みたい。



1区で南陽・東置賜の大谷克(2、南陽市役所)が6キロすぎに集団から抜け出す=遊佐町内

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【2014/04/29 山形新聞】【駅伝】南陽・東置賜、完璧レース

 長年チームを支えてきたベテランへの思いが南陽・東置賜の選手たちを一つにした。「最後のつもりで」と今大会に臨んだ土屋佑介(松風会はとみね荘)がアンカーに控える第2日。第1日に続きトップを独走し、一斉スタートとなった19区以降も首位を堅持。まさに完璧な勝利だった。

 南陽・東置賜の低迷期を知る土屋は出場13回。2012年に主将を務めて総合初優勝を経験したが、総合2連覇を達成した前回は力を出し切れず「仲間に頼り切りになった」(土屋)。チーム最年長の30歳は「今年こそ力を発揮してみせる」と強い決意で今大会を迎えた。

 鈴木輝生監督が与えた役目は第2日のアンカー。重責を担うベテランを頼もしい仲間たちがもり立てた。レース前、「土屋に1位でたすきを渡す」という目標を確認し、その達成に向けて疾走した。

 スタートの11区で大河原謙人(高畠町役場)が8位と出遅れたが、12区三浦隆稔(南陽市役所)と13区遠藤正人(同)がいずれも区間新の快走で首位を奪還。その後も選手たちは区間上位の走りを続け、2位以下を大きく引き離した。

 鈴木監督が「見た目のリードがなくなるのでやりにくい」と警戒した一斉スタートの19区も問題にしなかった。長距離で安定感抜群の古瀬弘賢(同)が正確なピッチで再び独走態勢を築き、「いろいろお世話になった」という土屋に最高の形でたすきを託した。

 土屋は「自分のためにつくってくれた貯金。しっかり走りたかった」と区間2位の好走。右手を挙げ、ゴールで待つ仲間の輪に笑顔で飛び込んだ。「うれしい気持ちと、ほっとした気持ちが半々。今後のことは分からない」。最終日はサポートに徹し、チームが圧倒的な形で総合3連覇を果たすことしか頭にない。

きっちり仕事果たした
南陽・東置賜 鈴木輝生監督 初日の疲れもあり、オーダーを組むのに苦労したが、メンバー一人一人がきっちり仕事を果たしてくれた。タイム差は考えず、総合3連覇と完全優勝を目指し気を引き締めて最終日に臨む。



南陽・東置賜の古瀬弘賢(南陽市役所)が20区のアンカー土屋佑介(松風会はとみね荘)にトップでたすきをつなぐ=白鷹中継所

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【2014/04/30 山形新聞】【駅伝】この強さ、もう別次元 南陽・東置賜が完全V

 第59回県縦断駅伝競走大会(山形新聞、山形放送、山形陸上競技協会など主催)最終日は29日、長井―山形間の8区間、80.3キロでレースを行い、トップでゴールテープを切った南陽・東置賜が総合3連覇を果たした。

 南陽・東置賜は第1日、第2日を制し、総合2位の天童・東村山に17分38秒の大差をつけて最終日をスタート。先頭を譲ることなくゴールまでたすきをつなぎ、前回、北村山がマークした最終日の大会記録を34秒縮める4時間13分35秒で完全優勝を飾った。

 総合成績は、酒田・飽海が2位、山形が3位に入った。4位以下は天童・東村山、北村山、鶴岡・田川、新庄・最上、寒河江・西村山、米沢、上山、長井・西置賜の順となった。

 第1日と第2日を制した南陽・東置賜。しかし最終日の勝利こそ、チームが今大会で最も欲しかったものだ。最終区で逆転され、完全優勝を逃した前回の雪辱を果たそうと「最終日を中心にオーダーを組んだ」(鈴木輝生監督)。序盤に配したエースランナー2人の貯金を悠々と守り、完全王者の座をたぐり寄せた。

 スタート21区を担ったのは神奈川大時代に箱根駅伝を経験し、昨春加入した鈴木駿(南陽市役所)。「(逆転された前回は)一つ前の区間でリードを広げられなかった自分の責任」。職場や地域の支えに応えようと、県縦断駅伝を見据えて「本当に熱心に」(鈴木監督)練習し、大学までの財産に上積みをしてきた。

 「うちは自分の後ろにすごい選手がいる。怖いものはない」。スタートからハイペースで引っ張った。さらに後方を確認しながら2、3回スパートし、ライバルをふるい落とす。2位に14秒差のトップで中継所に飛び込んだ。

 待っていたのはケニア出身のオンサリゴ・ジョセフ(同)。初出場で「不安があった」としながらも、体の軸がぶれないフォームで弾むように加速した。最初の1キロは2分40秒程度の驚異的なペース。2キロ以降も一度は抑えたが、尻上がりにスピードを上げた。22区を終え、2位ははるか後方の3分39秒差。23〜25区の中高生、26〜28区の南陽市役所勢は余裕を持って一人旅を続けた。

 2位との総合タイム差は22分13秒で、昨年より15分以上広げた。その原動力は南陽市役所勢。大谷克、鈴木、オンサリゴといった主力に加え、新加入の遠藤正人らが距離の長い区間で力を発揮し、短い「つなぎ区間」も有力選手が固めた。故障や体調不良で不在だった渡辺清紘や内山富夫の穴は選手層の厚さでカバーし、他チームとは次元の違いすら感じさせる南陽・東置賜。その牙城は当分の間、揺らぎそうもない。

みんなの思いが融合した
 南陽・東置賜 鈴木輝生監督 昨年は総合2連覇を達成したうれしさと完全優勝を逃した悔しさが半々だった。一人一人が向上心を持って取り組み、今回は3日間とも優勝できた。選手やスタッフ、応援してくれる地域住民みんなの思いが融合したと思う。来年もチャレンジ精神で臨む。



南陽・東置賜の鈴木駿(左、南陽市役所)が22区のオンサリゴ・ジョセフ(南陽市役所)にトップでたすきをつなぐ=川西中継所

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 第6回置賜よさこい祭り【youtube】
 置賜よさこい祭 第6回 ようざん連 なせばなる【youtube】
 いでは組 夏月【youtube】
 いでは組 民【youtube】
 神威 月の宴【youtube】
 よさこい祭り!【youtube】





「上杉の城下町米沢の観光・物産情報」さんより
置賜よさこいソーランでの『米商っぷ』


5月27日(日)に南陽市「花公園」で2年ぶりに行われる“置賜よさこいソーラン祭り”に『米商っぷ』出店します。
販売する商品は
「五穀饅頭」1個100円
「愛を込めた納豆ロールケーキ」1個150円
「愛を込めた味噌ロールケーキ」1個150円
です。
ぜひ皆様いらっしゃってください。
当日は3年生2名1年生4名の計6名です。



【2013/02/11 福島民友新聞】男子総合・古瀬が故郷で栄冠 いわきサンシャインマラソン

 福島県いわき市で10日、7555人が出場して開かれた第4回いわきサンシャインマラソンでは、距離、年代別に計32部門で優勝を争った。フルマラソン男子総合は、いわき市出身の古瀬弘賢(山形・南陽市役所)が2時間28分17秒で初優勝を果たした。
 4キロすぎから前々回優勝、前回2位の高橋雅一(東京・東京陸協)がけん引し、15人ほどの先頭集団を形成した。8キロすぎで高橋が集団から脱落、藤原敏(秋田・羽後町役場)や古瀬弘賢(山形・南陽市役所)ら6人が抜け出した。
 15キロすぎで2人が遅れ、先頭集団は4人に。22キロ手前の標高差約40メートルの坂で樋口勝利(山形)、そして31キロすぎの上りで吉泉亘(山形・JA庄内たがわ)が遅れ、古瀬と藤原の一騎打ちとなった。39キロすぎで古瀬が一気にスパート。藤原を置き去りにし、2位に51秒差でフィニッシュした。

 古瀬、激闘の初マラソン
 39キロすぎで一気に仕掛けた。「息づかいが荒く、フォームが変わった。ここでいくしかない」。男子総合優勝の古瀬弘賢(山形・南陽市役所)は一瞬の変化を見逃さなかった。31キロすぎから続いた藤原敏(秋田・羽後町役場)との一騎打ちを制し、初マラソンで“凱旋(がいせん)優勝”を飾った。
 いわき市出身で、いわき総合高卒。「初マラソンはいわきで走りたかった。中間点で気持ちが切れそうになり、地元じゃなかったら走るのをやめたかもしれない」。フィニッシュ後、両足がけいれんし、立てなくなるほどの激闘だったが、沿道を埋める地元の声援が大きな力となった。


【フルマラソン男子】初マラソンで優勝した古瀬弘賢(山形・南陽市役所)=アクアマリンパーク


南陽市役所陸上部公式サイト
【2013/07/03 朝日新聞】定年後は芝居漬けの元銀行マン

出前公演県内飛び回る日々

 古里・川西町出身の井上ひさしが書いた二人芝居「父と暮せば」をひっさげ、5月から県内各地で出前公演をしている。「1時間40分ぶっ続けの出番。体力に自信がついた。まだまだやれると」。

 50歳で迎えた山形銀行米沢支店。投資信託などを扱う専門職になった。2人の子どもは大学に進み、南陽市の自宅で妻と二人暮らしになったが、「毎日けんかばかりしていた」。心機一転、井上さんが校長をしていた川西町の演劇学校に夫婦で飛び込んだ。

 銀行を定年退職して半年後、米沢市の市民ミュージカルに応募。主役に抜擢されたが、「馬鹿! もっと真剣にやれ。失敗を年齢のせいにするな」と、鬼の演出家に絞られた。眠れない夜が続き、体重は10キロも減少した。ようやく迎えた千秋楽の公演。満員の客席から手拍子が押し寄せた。「こんなに素晴らしい舞台に二度と立つことはあるまい。幕を下ろすな。このまま歌わしてくれ」と心の中で叫んでいた。

 その後は映画にも出演。学生時代にかじった落語も再開した。いま、以前に書いた短編を元に、一人芝居を計画している。(内藤文晴)

 ◇ふるかわ・たかし 1949年生まれ。立教大経済学部を出て山形銀行に入る。妻の史子さんは長井高校で同学年だった。息子はミステリー作家の深町秋生。



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【2014/01/09 山形新聞】東の麓酒造(南陽)の純米吟醸酒、大賞に 山形エクセレントデザイン、芸工大生とタッグ

 県内で企画・開発された優れたデザインの商品を顕彰する「山形エクセレントデザイン」の大賞に東の麓酒造(南陽市、遠藤孝蔵社長)の純米吟醸酒「つや姫 なんどでも」が輝いた。意匠だけでなく企画から販売までを東北芸術工科大生がサポート。若者が気軽に楽しめる日本酒をコンセプトにしたトータルデザインが高く評価された。

 若者の日本酒離れが言われる中、気軽に手に取ってもらえる商品づくりを目指す蔵元が同大に協力を依頼。企画構想学科とグラフィックデザイン学科の学生有志が携わった。

 ネーミングの「なんどでも」には「さまざまな温度で」と「何回でも」との意味を込めた。ラベルには「℃」のマークを配置し、「花冷え」「ぬるかん」など温度により変化する日本酒の呼び名を9色の温度バーで表現。グラフィックデザイン学科4年の首藤瞳さん(22)は「日本酒の特質を分かりやすく伝えたかった」と話した。

 300ミリリットルと500ミリリットルの小さめの商品を用意するなど「多くの人が日本酒の魅力に触れるきっかけになれば」と企画構想学科4年の吉田菜津子さん(22)。

 日本酒の魅力発信にも取り組み、フランス料理との相性に関するイベントなども手掛けた。グラフィックデザイン学科4年の茅原ゆきのさん(21)は「大賞はデザインや企画、イベントなど幅広い取り組みが評価された証し」と喜びを口にした。

 商品は県産米「つや姫」を原料に、穏やかな香りとすっきりとした飲み口が特徴。新藤栄一製造部長は「特性を的確にとらえたデザインだ。商品を通じて日本酒の魅力を広くPRしていきたい」と話した。

 顕彰は県や商工団体などによる山形デザインコンペティション実行委員会が主催し8回目。過去最多の118点の応募があり、専門家計5人が市場性や計画性、機能性などを審査した。表彰式は2月17日に山形市の県産業創造支援センターで行われる。



純米吟醸酒「つや姫 なんどでも」を手にする商品づくりに携わった東北芸術工科大の学生=山形市・同大

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【2012/11/02 山形新聞】3日の東日本実業団駅伝に南陽市役所陸上部出場 初の「全日本」枠再挑戦

 南陽市役所陸上部があす3日、埼玉県で行われる第53回東日本実業団対抗駅伝に出場する。上位12チームに来年1月1日の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)への出場権が与えられる。初出場した前回大会では22秒差でニューイヤー駅伝への出場を逃した。今年は、箱根駅伝で区間新記録を樹立したオンディバ・コスマスらが新加入し、元日の晴れ舞台を目指す。

 昨年4月に発足した南陽市役所陸上部は、コスマスら箱根駅伝経験者8人を含む計11人の精鋭部隊。今年4月の県縦断駅伝競走大会では、このメンバーを主力にした南陽・東置賜チームが総合初優勝を果たした。

 東日本実業団駅伝は埼玉県庁をスタートし、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場をゴールとする7区間77.5キロ。27チームがエントリーしており、前回まで上位13チームだったニューイヤー駅伝出場枠が1枠減った。また前回のニューイヤー駅伝で中部地区代表だった八千代工業が今回から拠点を埼玉県に移して出場。より厳しい戦いを強いられる。

 南陽市役所の前回記録は3時間56分58秒。今回は目標タイムを3時間51分台に設定。夏は蔵王で集中練習し、400メートルを70秒以下で10本走るハードなインターバルトレーニングなどを敢行した。9月からはロードレースやマラソン大会に積極的に参加。5千メートルの自己ベストを更新する選手が複数出てきた。

 鈴木輝生監督はチーム全体のレベルアップを感じているとし、「長距離に強い箱根組の大谷克、渡辺清紘とコスマスらを中心にチームを組み立てる。1〜4区までで12位以内に入れば流れに乗れる」と意気込む。1日は市役所で壮行式が行われ、職員がメンバーを激励し健闘を祈った。



3日の大会に向け最終調整を行う南陽市役所陸上部の選手=南陽市中央花公園ランニングロード

南陽市役所陸上部公式サイト
【2013/10/31 山形新聞】「曲走路」

10/31(木) 山形新聞に、東日本実業団駅伝大会の壮行式の記事を掲載いただきました。


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南陽市役所陸上部公式サイト