スポーツ・文化交流タウンPR

【2012/9/1 山形新聞】シャインマスカットのブランド力を高める  南陽で県フォーラム
市場評価が高い大粒ブドウの新品種「シャインマスカット」のブランド力・販売力強化に向けた県シャインマスカットフォーラムが31日、南陽市のハイジアパーク南陽で開かれた。

 種がなく皮ごと食べられ、上品な甘さが特徴のシャインマスカットは全国的に生産が拡大している。本県では山形、上山、天童、南陽の各市や高畠町などの計50ヘクタール(2011年)で栽培。産地間競争に負けない高品質果実の安定生産と規模拡大が求められている。

 県、県「シャインマスカット」プロジェクト会議主催のフォーラムには、ブドウ生産者、市場、JA、県関係者ら約130人が参加。栽培技術統一や県産ブランド確立と長期貯蔵技術による戦略的販売をはじめとする振興方針、「特秀」「秀」「○秀」「無印」からなる出荷規格を確認した。

 食文化研究家でフレール(東京)代表取締役の藤原浩氏が「シャインマスカットのブランド化によるビジネスの未来像」と題し講演。参加者はフォーラムを前に、収穫を控えた南陽市川樋の園地を訪れ、栽培・管理などについて理解を深めた。

シャインマスカットの園地を訪れ、栽培管理状況などを確認するフォーラム参加者=南陽市川樋