しらたか的音楽映画塾

しらたか的音楽映画塾
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毎年8月の第一週目の週末に開催してまいりました「しらたか的音楽映画塾」の2011年開催はありません。
「しらたか的音楽映画塾」(以下、しらたか的)は2004年にスタートしました。1992年から2002年までの間に計10回開催された「アジア国際音楽祭inしらたか」(以下、アジア音楽祭)のあとを、その様式を変えながらも引き継ぐ形でのものでした。

毎年ご参加いただきました皆様と、アジア音楽祭以来お世話になりっぱなしのミュージシャンの方々、そして多くの映画関係者の方々に心から感謝申し上げるとともに、継続に至らせることが出来なかった我々実行委員会の力不足をお詫び申し上げます。
ともすると、我々実行委員会メンバーよりも、また地元町民以上に熱く白鷹という場を大切に思い、関わって下さった多くのゲストの皆様のお気持ちは本当に有り難いものでした。
それは、ゲストというよりも、参加者の皆さんに白鷹とこのイベントを紹介して下さるホストとしての役割を毎回果たして下さっていました。(それも実行委員会の力不足がそうさせてしまった結果であります)

しらたか的がスタートした2004年は、山形県置賜地域で撮影された映画「スィングガールズ」が公開され、同時に今は亡き高田渡さんを追ったドキュメンタリー「タカダワタル的」が公開された年でもありました。今日の山形県内の映画産業隆盛のきっかけとなったと言っていいかと思います。

一方でしらたか的は、その第一歩から常に地元政治とそのパワーバランスの中で翻弄されてきました。
長年続く「あちら側、こちら側の対立」、そして目立って評価されるような結果が出ると「オレがやった!」と自らの手柄として主張する方々と、「目立った成功例をだされると面白くない」と賛成しない側に回る方々。
そして、その権力争いに組みしない「諦めと無関心を決め込む」多くの町民の方々。

多くのかけがえの無い人命を失いながら、私たち日本人は再スタートをしなければなりません。「権力と無関心」、これからが従来通りであっていいはずがありません。

アートによる表現活動は、社会や個人の都合という自分の足元しか見ない・守らないという狭い視点ではなく、大きく人類全体の未来を明るく標榜するものである事を我々は信じています。

いつの日か皆様と突き抜けるような青空と照りつける夏の太陽の下、映画を観て・音楽を聴いて・地元食材に舌鼓を打ち・話す、そんな機会が再び訪れる事を祈りつつ、ひとまずピリオドのご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

2011年6月
しらたか的音楽映画塾開催実行委員会
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