一福屋@鈴木農園

メモ

 和子さんは、朝仕事の真っ最中。キュウリのお世話をしています。

 ちなみに農場長・猛さんはかぼちゃ、和子さんはキュウリ、研修生の私はトメイトと、それぞれ担当が決まっています。

 トメイトの更新が多いのはそのためです。

 この日も朝から、キュウリの葉をいじっていました。

 しばらくもくもくと仕事を続けていましたが、カメラを向けるとごらんの通り。

 我が家に、女優・和子が誕生しました。


 ポジティブリスト制度が始まりました。


この制度についてはこちらを参照下さい。http://agrin.jp/docs/4/4579.pdf


 【この制度、良いようで悪い・悪いようで良い。

  消費者にとっては「良い」でしょう。

  「安心・安全」が合言葉のように言われている時代ですので、この制度が施行されたことは理にかなっているのかもしれません。

  しかし、農家にとっては頭の痛い制度でもあります。

  リンク先にもありますように、農薬使用時の注意が見事に現実離れしています。

  まぁ、農薬散布の際に気をつけるのは当たり前です。

  ですが、風に吹かれて飛んでいく消毒液を誰が止められますか。

  「風の無い時に消毒しましょう」「消毒する時は、事前に畑の隣接している農家に一声かけましょう」な〜んて軽く言っちゃってますが、風の無い時に近隣農家が不在ならどうしろと言うんですか。

  果樹畑に囲まれた中で野菜を栽培すれば、登録外の消毒液が飛来してくることもあります。

  この制度は生産現場のことを全く分かっていないね。なんか、いやんなっちゃいます。】


 って、みんなで話していました。
 


 枝豆の定植から一ヶ月。こちらはゆっくりゆっくりの成長です。

 ついでに周りの野草もわんさかわんさか・・・。


 山形の枝豆というと、庄内地方の「だだちゃ豆」が優勢です。

 小粒で甘みが強いのが特徴ですが、ここいらではとんと遠いお話です。

 庄内地方の有利販売のため、ここいらで取れた茶豆に「だだちゃ豆」の表記をつけることはできないからです。

 ですから、我々内陸地方のお百姓さんたちも考えるわけです。

 「だだちゃ豆」に代わる枝豆を!と。

 そんな探り合いの中で、さまざまな品種の中から考えに考えた結果、鈴木農園の枝豆品種は決まっています。

 ちなみに、品種名は秘密です。企業秘密ならぬ、農園秘密です。

 さ〜て、だだちゃを越える味となるか?

2006.06.08:sfarmコメント(0):[メモ/枝豆]