一福屋@鈴木農園

メモ

 これはさくらんぼです。今年はさくらんぼの当たり年。

 なにせ山形新聞によれば、四年ぶりの大豊作だそう・・・。

 霜焼け対策を行った農家と、行わなかった農家がほぼ同等量の収穫。

 四月・五月に死ぬ思いで行った「霜焼け対策」が、たいして意味のなかったことを考えると結構空しい・・・。

 お得意様を何件も抱える農園は、毎年当然のように行う恒例行事です。マスト ドゥなのです。

 それが、今年はご覧の通りの大豊作。「お前たちは筋子か!!」と言いたくなるのです。

 そんな筋子さくらんぼは、大抵上部にあります。

 葉つみの際は、えっちらおっちら10段脚立を使用します。なんか、間近で見るとものすごい迫力。

 普通ここまで結実したものは、たくさんの細かい実がそのまま成長しMからL玉となります。

 それがどうしてこの大きさ。信じられませんが、その辺は「農園秘密」とのこと。

 ちなみに、端から見ている限りでは怪しいことはしていない様子。

 ずぶ濡れ注意の“水やり”が効いたかな?
 



 写真は深山っちです。普段は深山っちなんて言いません。「あめやさん」です。
昔々、飴売りをしていたそうです。そんなことから、「あめやさん」と言えば深山っちのことです。

 ちなみに鈴木農園は「惣兵」です。由来は知りません。我が農園の祖先は、果たして惣菜売りの兵隊だったのでしょうか。。。想像すると、とっても嫌です。




 この日は、あめやさんの農園に情報交換に行きました。

 「今年はなんたや?(今年はどう?)」と聞くと、木の上から「大豊作」と一言。

 もともとプロの果樹農家であるあめやさん。ぽつりと言った一言に重みがあります。


 今年も頑張りましょうね。あめやさん。


 夜仕事でした。久しぶりの夜仕事です。翌日の朝に、JAてんどうへ出荷します。

今回の夜仕事の主役はさくらんぼちゃんです。ちゃん付けの割には苦労させられます。子どもってそんなもんでしょうか。




さて、今回出荷したものは露地栽培のものです。贈答用さくらんぼではございませんのでご安心を。

雨が当たると実の割れる露地のさくらんぼは、天気予報とにらめっこしながら出荷します。野菜仕事も抱える鈴木農園にとっては、結構大変です。

 キュウリに病気がでればその手術に、トマトの花が咲けばトーン付けに、ねぎが育てば土寄せにと、なんだかワケの分からないくらい忙しいのが、この時期です。

 そんな中で、先陣切って主役に躍り出るのはやっぱりさくらんぼです。大人3人が汗だくになって世話しています。今一番のわがまま娘でしょう。

 「かまってかまって〜」とでも言うように、見事に真っ赤になりますから、かまわないわけにはいきません。

 そのわがまま娘も、遂に嫁入りの日が来たのです。翌日午前7:30、作業員たちに見守られる中、我が農園の娘たちは巣立ちの時を迎えました。