柴田 聖一 | SEI SIBATA
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中でも『少年』は、いとおしい本...
この写真の本は、昭和50年5月10日発行の15版。北杜夫の「少年」です。
『友情』『狂詩』『牧神の午後』『パンドラの匣(太宰治のそれではない)』の次に執筆したのが『少年』となる。処女作といわれる『幽霊』の原型とも言えそうな作品かもしれない。
中学校の時に文庫本をお小遣いで買って、、、”友達に貸したら”返ってこなかったので、学生の頃”もう一度よみたくって”郡山の古本屋さんで購入したもの。10代、20代、30代、、と本棚から取り出しては、この挿絵や北杜夫の叙情あふれる繊細な言葉にふれるたび、時間の流れをかんじる不思議な本ですね。
トーマスマンの『トニオ・クレエゲル』にハマルきっかけになった本でもあり..
2005.09.09:
sei
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北杜夫の秘められた青春小説
若き北杜夫が、丹念に書き込んだ繊細な中篇。ここには、北文学の初期作品に顕著な叙情性、早くも芽生えた豊かなユーモアが、最も生の姿で現れている。北杜夫を知るに不可欠な作品。中央公論社。
2005.09.09:SEI:
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夢のなかで、なにかふしぎな白い丘を凝視して...
挿絵/宇佐見爽子
2005.09.09:SEI:
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