ホームカラーでもサロンカラーでも、明るくして色が入るカラーをすると、しみる・かゆくなる・痛い・ブツブツが出る・・・など今まで多くのお客様から頂いていた悩みでした。そこで、美容室パルファングループでは、「ノンジアミンカラー」を導入することになりました。
かゆみやブツブツ、それは
①染料を髪に入れやすくしたり髪色を明るくするために使われているアルカリ剤のアレルギー
②カラーを発色させたりメラニン色素や前回のカラーの残った染料などを壊して明るくするために用いる2剤と呼ばれる「過酸化水素」をよく①剤と混ぜない事により起こる刺激
③ カラーがよく染まるようにするために使われている「ジアミン染料」によるアレルギー
以上が主な原因です。
①のアルカリ剤のアレルギーはヘアマニキュアなどで対応出来ます。ただし、明るくは出来ません。加えてパーマや縮毛矯正もアルカリ性なものが多いので控えた方が無難です。
②の過酸化水素による刺激は調合時に念入りに混ぜれば解決できます。
③の「ジアミン染料」によるアレルギーは最近テレビでも紹介されて話題になっているとおり、重度なアレルギー症状を引き起こすこともあります。しかし、明るくして染めるカラーのほとんどには発色や色持ちをよくするために「ジアミン染料」が使われているのが現状です。これもヘアマニキュアなどで対応出来ますが、アルカリカラーのように明るく出来ません。
そもそも、どうしてアレルギーは起こるのでしょうか?
植物から化学物質までかなりのもがアレルギーの原因物質と言われています。
人は誰でも全てのものに対してアレルギー反応が出るまでの「許容量」があり、その量は人それぞれ違います。例えるならば、コップの人も居ればバケツの人も、おちょこの人もいるわけです。そこに注がれるのが原因物質とすると、コップから溢れた瞬間からアレルギー症状が現れ、その先ずっとその物質に触れればアレルギー反応が出るようになるのです。また、アレルギー症状の強さも原因物質によって違いますし、仕事など生活環境によって原因物質に触れる機会が多い人や少ない人もいます。ですから、誰でもが必ずジアミンアレルギーになるとは限りません。
しかし、私たち美容師は毎日カラー剤に触れているので一般の方々よりもジアミンアレルギーになる可能性も高いです。一般の方でも若いときから毛染めをし続けていると白髪が気になりだしたときにアレルギーになり、染められなくなるということもあるのです。
そこで、オススメしたいのが「ノンジアミンカラー」です。
今までのアルカリカラーと同じように明るくしながらカラーが出来ますし、
ジアミン染料を使っていないのでジアミンアレルギーの心配もありません。
ただし、白髪染めは不得意な薬なので、染めることが出来ても3週間ほどで退色してしまいます。ですから、まめに白髪染めをされる方にはオススメです。
それと、まだカラー歴の少ない方にもオススメです。ノンジアミンカラーでおしゃれ染めを楽しんでおけば、いずれ白髪染めをしなければいけなくなった時でも、アレルギーのコップには許容量がたくさん残っていることになるわけです。
ノンジアミンのアルカリカラーはホームカラーにはありません!作っているメーカーも日本では1社だけです。健康を損ねることなくおしゃれを楽しみましょう。
◆ ノンジアミンカラー
カラー料金にプラス525円で施術出来ます。