●今から始める就職活動講座
16日(水)に、キヤノン株式会社の方に本学までお越しいただき、本学学生(主に現3年、大学院1年)を対象とした企業説明会が開催されました。
キヤノンさんといえば、御手洗社長が日本経済界のトップとなる次期日本経団連会長就任に内定するなど、名実ともに現在の日本経済を引っ張るトップランナーの企業さんです。 強い企業の会社説明会には絶対に参加するものだ! と、ブログ管理人は思っています。 その企業さんが自分の希望する職種や地域と異なっていても、です。 だから、「絶対に地元で就職する」と考えている人でも、今回のようなキヤノンさんの説明会には足を運ぶべきだと考えます。 なぜなら 強い企業には強いなりの理由がある! からに他なりません。 そうやって、自分自身の企業を見る目を少しずつ養っていくことで、就職活動時の幅(職種はもちろん、自分の志望理由、他業種との違い、同業種間での差異etc)がぐーんと広がるとともに(=就職が決まる率がグーッと上がる!)、就職後のミスマッチを防ぐことにもなり、将来社会人として働く時にも大きな大きな財産となります。 (と、ブログ管理人は個人的に思っています。自分自身もそんな体験をしたから言えるのですが、本当に強い企業、あるいは株式市場で高い評価が与えられている企業の会社説明会は、その業種に興味がある・ないに関わらず大変勉強になるものです。コレはほんとに保証します) ![]() 17:30からの開始にも関わらず、50名弱の参加者がありました。 ![]() キャノンさんの歴史や業績、会社組織などについて御説明をいただき、その後「デザインセンター」についてのお話をいただきました。 ![]() 実際に社内でデザインをするさいに描かれたスケッチをお持ちいただき、本学の学生も興味津々です。 ![]() 現4年生からは2名(生産デザイン、グラフィック)がすでに内定をいただいています。内定をいただいた二人も会場に顔を出してくれて、学生から質問攻めに会っていました。 「キヤノンさんで求める人材とはどんな人材ですか?」 という大学側からの質問に対して、キヤノン担当者の方は、 「専門性が高いのは当然として、視野の広い人ですね」 とのお答えでした。 この「視野が広い人」というメッセージ、あなたはどう考えますか? ※最近就職ネタばっかりだよね・・・もうちょっと、来週はもっと楽しげなネタを載せるように頑張ります。 |
さてさて、11月も半ばとなればすでに現大学3年生や大学院1年生向けの採用活動(2007年度採用、というもの)、学生の立場から言えば「就職活動」が始まっている時期です。
「早すぎじゃありませんか??」 と思われた高校生のみなさん。 でも現実はそうなのですよ。 だからいま高校3年生のあなた。 まだ大学に入学していないあなたが就職活動を始めるまでには、 あと3年「しか」ありません。 大学で入学式を迎えた時には就職活動開始まで 残り2年半 なのです。 ね、焦るでしょ。 別にこのブログはみなさんにプレッシャーをかけるためにあるわけではないんだけどね(笑)。 本学でも年末までに下記企業のみなさまに東北芸術工科大学まで足を運んでいただき、大学の中で企業説明会を開催していただきます。 ■キヤノン株式会社 ■ダイハツ工業株式会社 ■スズキ株式会社 ■株式会社本田技術研究所(朝霞研究所) ■株式会社デンソー ■三菱自動車工業株式会社 ※製造業が並んでいますが、この他にも年明けから夏にかけて様々な業種・企業さんが、本学で説明会を実施してくださいます。 詳しい日程などは在学生用就職ページをご覧ください。 また、山形県内企業を中心とした就職ガイダンスも開催されます。 やましん就職ガイダンスin芸工大[山形新聞] それでね、そんな残り3年となった就職活動について。 AO入試や推薦入試を狙っている受験生から、たまにこんな言葉が聞かれます。 「勉強が苦手だからAO狙い!」 「英語とか数学とかやりたくないから、推薦狙い!」 その考え自体は悪くないかも。 まずは大学に入れなければ次には進まないんだから。 さて、では就職試験ってどんなことがあるのか。 ブログのこの記事でも書いたのですが、「専門的な力さえあればいい」というものではありません。 就職試験では大抵「一般教養」という科目があります。 この科目は、高校レベルまでの基礎的な学力があるかを見るものなので、英語も数学も国語も、あなたが高校で習っていようがいまいが生物も地理も、出題される訳です。 (ただ、大学入試みたいな問題じゃないですよ。ほんとに基礎的な問題) で、AOや自己推薦入試を受験した方は「面接資料」というものを高校の先生の指導を受けながら書いたと思うのですが、就職試験ではエントリーシート(履歴書)を書かなければなりません。そのためには、基本的な国語力、作文の力もなくてはなりません。 だから、小学校・中学校・高校・大学で学ぶことって、ぜ〜んぶつながっているんですよ。 入試説明会などで「就職はどうですか?」と質問してくれる方は多いのですが、その前に、自分自身の学習への取り組みはどうか。そのベースがあるかないかによっても、就職活動のスタートがスムーズにきれるかどうかが違ってくるのです。 だって、志望理由などの文章が書けなければ応募することすらできないのですから。 「一般教養」できちんと点数を取ることができなければ、面接にすら進むことができない、ということはざらにあるのです。 高校での授業をおろそかにすることは、あなた自身の「この仕事がしたい!」という夢を遠ざけることになってしまいます。 |
先週金曜日、「キャリアプランニング」という授業で、本田技研研究所和光研究所よりデザイナーの方お二人をお招きし、
「ホンダのものづくりの原点(考え方)」 というテーマで講義をいただきました。 本学は社会との接点が他大学に比べて多いとは言え、実践の現場でデザインがどのようなポジションで、どのような役割を果たすのか、という生の声を伺うことができるこのような機会は大変貴重なものと言えます。 さらに午後からは、「スケッチセミナー」として直接本学学生に対して御指導をいただきました。その様子をレポートします。 ※スケッチセミナーは授業ではなく、希望者が参加できるセミナーです。 (最近車ネタが多いですが、いつも車ばかりやっているわけではありませんからね) ![]() 四輪と二輪で希望別に別れて実習(レンダリング)です。。 2・3年生あわせて参加人数は50名。昨年より多くの学生が参加してくれました。 ![]() 画材はコピックなどです。 ![]() 取り組んでいる学生は真剣そのもの。 こういったチャンスにどんどん顔を出すことが、自分のレベルアップにつながります。 ![]() これを 「わたしは車のデザインには興味ないから〜」 「わたしはプロダクトデザインが専攻じゃないし〜」 なんて言っていると、レベルアップの機会を逃してしまうんです。 ![]() チャンスと見たらどんどん顔を出す! これが大学で成長する人の特徴。 大学では高校までのように「○○しなさい」なんてことは言われない。 自分から動いて行かなければ何も身につかない世界。 ![]() もちろんどんどんいろいろな分野、領域に顔を出す学生の方が自分が望む就職を叶えているということは、言う間でもありません。 デザイナーさんは本学の学生に対する印象を、 「東北芸術工科大学の生徒の皆さんは、こちらが予想していた以上に、スケッチ(車だけでなく)に対して熱心であることと、勉強されていることに驚かされました」と語ってくださいました。 そして、このセミナーを担当した大学事務局就職支援室スタッフから。 「コンピュータで描いた線と、実際に手で描いた線の違いをとても感じました。 実際に手で描いた線は、コンピュータで表現しきれない微妙なニュアンスをもたらしてくれます。最近は、あまり実際に手を動かさないでデザインするのが普通になってきていますが、手を動かすことによって新たな展開が生まれることもあるので是非続けて欲しいです。」 そして、 「いろんな経験を通して、卒業後の進路や自分の可能性に結びつけて欲しいです。」 というわけで、本田技研スケッチセミナーレポートでした。 |
(C) Tohoku University of Art and Design
今日は大学本館6階で山形新聞社主催の「2007年3月新卒者のためのやましん就職ガイダンス」が開催されました。現3年生を対象としたガイダンスです。
本学学生を対象に山形の地元企業11社に御参加をいただきました。
御参加いただきました企業の皆様、ありがとうございました。
山形新聞社主催のガイダンスですので、「山形で就職を」と考えている学生には貴重な機会です。
(4月15日の記事も見てね)
と、ここまで読んで
「東京に就職したいから山形の企業なんて関係ないや」
「地元に戻って就職するからいかなくてもいいや」
と考えたあなた。
あなたが内定を獲得するまでの道のりは5歩後退です。
なぜか。
あのね、「企業を知る」ということは「その業界を知る」ということです。
「業界を知る」ということは「社会の仕組みを知る」ということ。
「社会の仕組みを知る」ということは、「自分の視野が広がる」んです。
(ハイ、ここポイントゥ〜→「キャノン株式会社 会社説明会」記事参照)
すると、企業の人事担当の方は「企業説明をしてくれる」だけではなく、その業界をとりまく現状(=日本社会の縮図みたいなもんですね)や、「採用のポイント」などを話してくれることもあります。あるいは自分が考えていること、自分が勉強していることが、その企業であればどのように生かすことができるか、といったヒントをいただけることすらあります。
だからこそ地域など関係なく、企業の方のお話を伺うということは、就職活動をスムーズにすすめるための準備段階として必ず体験してほしいことです。
こういう準備をやらない人に限って、「就職活動のやり方がわからない」やら「内定がとれない」やらと、後々になってから騒ぎ出すものです。
就職活動をはじめるとドツボにはまる学生がいます。
・「絶対この業界に入る」と言って、その業界の会社しか調べない。その業界の会社説明会にしか行かない。
→「できる学生」は、業種にこだわりなく動きます。そうすることで身につく知識、情報が増え、その使い方がわかるとともに、自分の能力を出すのに適した業種・企業がわかるようになります。
・いきなり大手企業2〜3社を受けて、不採用。「自分には力がない」とあきらめる。
→名前だけで企業を選ぶとこうなりがち。大学生の時点で知っている企業なんて、テレビで見たことがある、という程度が多いですから。
・ネット上の情報ばかりに流されて自分の目や耳で確かめない。
→いまはこんな学生が増えていますね。これは受験生でも同じですが。
などなど
いずれも、就職活動を始める時点で的確に要領よい準備ができていればすべて防ぐことができるもの。
だからといってやみくもにこのような「就職ガイダンス」に参加しろ、と言っているわけではありませんが、スポーツなどで「ウォーミングアップ」を全くせずにいきなり「試合」に出る、なんておろかなことはしないでしょ。いきなり試合に出て、案の定ケガをしたりするわけです。
就職活動も一緒。的確で周到な準備が必要なんです。
今日はシーズンはじめということもあって、普段着での参加を呼び掛けました。
企業案内パンフレットなどを使って、実際の業務内容などについて御説明をいただきました。