地域ふれあいプロジェクト《現場からの便り》那須建設/丸ト建設
屋根や外壁の断熱工事を担当するのは、酒田出身の森口眞吉(もりぐちまさよし)さん。
株式会社三要に務めています。 今回のプロジェクトの外断熱には、通常のグラスウールではなく、ウレタン現場発泡という方式を採用しており、この発泡素材を屋根や外壁の内側に一定の厚さで吹きつけていくという作業が森口さんの主な役割です。 このウレタン現場発泡という方式、特に省エネ住宅が叫ばれる昨今では、オール電化等の一般住宅にも徐々に使われ始めていて、通常のグラスウール方式に比べるとちょっぴりコスト高ですが、吹き付け型なので隙間なく密閉できて断熱性が高く、結露を防げるという大きな強みがあります。 ただ塗装作業などとは異なり、整髪料のムースのように吹き付けていくうちにドンドン泡が大きくなってすぐに固まってしまうので、何よりも一定の厚さに吹き付けていくのには職人さんの技術が必要です。 足掛け16年の手際と感覚で、ムラなく、素早く仕上げていく腕はさすがプロのお仕事! ![]() ▲こちらは一定の厚さになっているかどうかを確認するための道具 ...もっと詳しく |
長井市にある有限会社高橋建装の菊地等(きくちひとし)さんは、地元白鷹町畔藤地区の出身。
「軽天屋さん」と呼ばれるこのお仕事は、一般の人からはあまり馴染のない職業かも知れません。 大工さんが木を使って建物をつくるのに対して、軽天屋さんは軽量鉄骨を使って骨組みをつくっていくお仕事なのです。 特に木では表現できない複雑な形をした骨組みが必要な場合は、軽天屋さんの出番となります。 映画館や病院など、遮音性や吸音性が求められる現場に呼ばれる機会は多く、今回の現場では、世界の永田音響のアドバイスを基に設計された音響施設を形にするための天井部分にも、この骨組みが使われています。 ミリ単位の正確さが必要なこのお仕事。 ほんの数ミリでもズレると最終的に合わなくなってしまうそうで、特に完成のイメージが細部まで完全にイメージできているかどうかが、非常に大事になってくるそうです。 関わった現場の建物には、必ず一回は足を運ぶという菊池さん。 やはり完成品をみる時が一番嬉しいのだとか。 あなたの周りでも、天井を見上げて満足げにニッコリ微笑んでいる人がいたら、それはもしかしたら「軽天屋さん」かも知れません♪ ![]() ...もっと詳しく |
テクス山形からきた深澤保夫(ふかさわやすお)さん46歳。
設備は設備でも、こちらは電気の設備を担当するお仕事です。 水道の配管が血管だとすれば、電気の配線は神経にあたる部分と言えるでしょうか? もちろん設備屋さんとのチームワークが大事なポジションでもあります。 壁や天井や地下にいたるまで、建物のありとあらゆるところに張り巡らされた電気系統を間違わないで管理するというのは、本当に大変なお仕事なのです。 この仕事の特徴は、現場のまさに最初から最後まで携わる部門だということ。 まだ更地だった現場に、建物が建ち、内装が施され、電気の照明がついて完成する。 最後に電気のスイッチを入れて、建物に明りがついた時が、深澤さんの何とも言えないひと時・・。 まさに建物に命が吹き込まれた瞬間です。 そんな日のビールは最高に美味しいそうですよ♪ ![]() ...もっと詳しく |
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長井市の出身です。
平吹さんは、主に現場の足場の組み立てと解体を担当しています。
まさに縁の下の力持ちの仕事と言えます。
解体してしまうと何も残らない足場ですが、
職人さんの仕事が効率よくなるように計算し、
また職人さんの命を守るのが、足場屋の重要な使命です。
大工さん、外壁屋さん、板金屋さん、
職種によって、いい足場とそうでない足場の基準は様々。
また背の高い低いによっても、使いやすさはまちまちです。
どんな職種の職人さんでも仕事がやりやすいよう、
建物の平面図や立面図をもとにイメージしながら
按配を計算して組んでいきます。
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