naomiの写メール日記〜ブログ版〜

冬のモンマルトルの丘は、画家達がよく描いていた風景が、未だにほとんどそのまま残っています。


実家に冬のパリの絵が飾ってあって(もちろん本物ではない!)、私は丘からの眺めが懐かしくて、毎回ここに来る度に帰省した気分になります。馬車が車に変わりましたが、独特の空の色も枝の具合も同じです。ギャラリーをのぞくと、実家に飾ってあった絵がたくさん売っています。あれは有名なパリの絵画だったんだなぁ…と、いまさらながら知るのでした。私のフランス好きは、おそらくそれらの絵を見て育ったせいなのだと思います。

丘の公園には、たくさんの画家が出店を出していて、賑わっています。日本人の画家の方も何人かいらっしゃいました。すごいなぁ。
この辺りはユトリロやゴッホ、エリックサティまで住んでいました。
私も彼らの感じていた雰囲気を感じたくてモンマルトルに宿をとりました。すぐ近くにはムーランルージュという、フランスが世界に誇る高級ストリップ劇場などがあります。フレンチカンカンのメッカです。アメリの舞台もこの界隈です。
始めはこの土地に気がひけましたが、この辺りの人はよそ者に対してもやさしく受け入れてくれるし、人間味のある街です。芸術家に愛され、たくさんの芸術を産んだ理由がよくわかります。
今日もこの丘から街を眺めて、懐かしい絵画を思い出すのでした。
2006.12.30:naomina:[メモ/旅行]


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