naomiの写メール日記〜ブログ版〜
(no.400)フランス詩
最近、私にとって過去最高に強力な、作詞の教科書を見つけました。ピエール ギロー著の「フランス詩法」という本です。
曲を作り、歌う立場の人間にとってこんなにありがたい教材は、見たことすらありませんでした。
何がすごいかというと、このピエールさんの分析力もさる事ながら(南フランスの昔の言語のオック語をふまえ、ギリシアラテン以来の形式をもふまえつつ、ゲルマンや英語やラテン語詩と比較対象しつつ、音の波形もありつつ、歴史的にフランス詩を解説してくれる)、詩法を説明する文章ですら、時折、詩なのです。
ギロー氏いわく、詩とは回る韻だというのです。散文は前進していく言葉であるのに対し、詩は韻が戻ってくるものだというのです。
そしてそれらは音楽的でなくてはならない、そうです。そして驚いたことに、休譜の大切さ、日本語でいう「間」の大切さも説いています。強弱をつけるより、間を挟みなさい、と彼は記しています。
なんて素敵なんでしょう!!!!!
ちょっとジォアンジルベルトのセンスと似ている気がしませんか?
ところで、このギローさんって何をしている方なのか見てみると、ニース大学文理学部の教授でした。去年門の前を通ったのになぁ…。
もともと言語学者の方のようで、ギリシア・ラテン、中国までの詩法を語っておられる方のようです。
一度でいいから、会ってみたいです。
私の夢が一つ増えました。
今日の写真は制作に三ケ月かかったパッチワークのマルチカバー。毎朝一日15分、毎朝ちくちく手縫いして昨日完成しました。
2006.04.10:
naomina
:[
メモ
/
ボサ・ノヴァ
]
▼この記事へのコメントはこちら
名前
件名
本文
URL
画像
編集/削除用パスワード
※半角英数字4文字で自由に入力下さい。
手動入力確認イメージ
※イメージ内の文字を小文字の半角英字で入力して下さい。
※ 投稿後、すぐに反映されます。
naomi & goro HP
山形ブラジル音楽普及協会
伊藤ゴロー
Bossa Nova Songbook1
Bossa Nova Songbook 2 / passagem
333DISCS
commmons
On The Beach Records
ボサ・ノヴァ
ミーナ
趣味
食
住
生活
旅行
ブラジル
FMおだわら「PRAIA DE FELICIDADE」
小田原
旧日記(WEB版)
FMおだわら(78.7MHz)
カテゴリー
メモ
メール
Q&A
暦
リンク
地図
ウィキ
特集
プラン
ケータイサイト
インフォメーション
プロフィール
copyright/naomina
曲を作り、歌う立場の人間にとってこんなにありがたい教材は、見たことすらありませんでした。
何がすごいかというと、このピエールさんの分析力もさる事ながら(南フランスの昔の言語のオック語をふまえ、ギリシアラテン以来の形式をもふまえつつ、ゲルマンや英語やラテン語詩と比較対象しつつ、音の波形もありつつ、歴史的にフランス詩を解説してくれる)、詩法を説明する文章ですら、時折、詩なのです。
ギロー氏いわく、詩とは回る韻だというのです。散文は前進していく言葉であるのに対し、詩は韻が戻ってくるものだというのです。
そしてそれらは音楽的でなくてはならない、そうです。そして驚いたことに、休譜の大切さ、日本語でいう「間」の大切さも説いています。強弱をつけるより、間を挟みなさい、と彼は記しています。
なんて素敵なんでしょう!!!!!
ちょっとジォアンジルベルトのセンスと似ている気がしませんか?
ところで、このギローさんって何をしている方なのか見てみると、ニース大学文理学部の教授でした。去年門の前を通ったのになぁ…。
もともと言語学者の方のようで、ギリシア・ラテン、中国までの詩法を語っておられる方のようです。
一度でいいから、会ってみたいです。
私の夢が一つ増えました。
今日の写真は制作に三ケ月かかったパッチワークのマルチカバー。毎朝一日15分、毎朝ちくちく手縫いして昨日完成しました。