naomiの写メール日記〜ブログ版〜

黒いオルフェというボサノバのスタンダード曲があります。これは同じタイトルの映画の主題歌で、近年カエターノベローゾが音楽を担当して、新しい黒いオルフェが公開されましたよね。ギリシャ神話のオルフェの話を元に書かれています。

私はカラーの古いものと新しいものと二つ見たのですが、海外映画にありがちな「はぁ?」という場面にたびたび遭遇しました。
一番の疑問は骨ホネロック柄(人間の全身の骨格模様。昔、みんなの歌で骸骨達が歌うホネホネロックという曲があったのです)の全身タイツを着た死神。予算がなかったのかなぁ。リオのカーニバルらしくわざとタイツなのかなぁ。しかしなぜサンバなのかなぁ…なぜちょっとハデに転んだ程度で、簡単に人が死んでしまうのか?疑問は尽きません。

最近、1949年制作のオルフェというDVDを見つけて買ってみました。ジャケットはそうは見えないですが、黒いオルフェの原作でした。そう。黒いオルフェは全部で三本も映画があるのです。そして原作のオルフェを見て全ての謎が解けたのです。スッキリ!

ようはギリシャ神話だという事です。ギリシャ神話を一通り読んでいないと難しいと思いました。人間とギリシャ神が混在する独特の世界です。死を司る神の仕業によって、簡単に人が死んでいたのです。

原作では死神はゼウス(全ての神々の父)の審判で罰を受けます。その罰が、絶え間なく耳元でアフリカの太鼓が聞こえる、というものでした。それがサンバに繋がったのでしょう。


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