naomiの写メール日記〜ブログ版〜

イベントで富山にやってきました。

立山のふもとにある会場は、緑豊かでのんびりしていて心地よいライブでした。


ライブ会場に程近いカレー屋さんにゴローさんとランチを食べに行きました。

そこのご主人は、バラが大好きでたくさん植えていると聞いたので、あわよくば挿し木を貰おうと企てていたのです。


お店に着くと、めったに表に出てこないと聞いていた噂のご主人は、バラの手入れの真っ最中でした。
まずは話し掛けてみました。

「こんにちは。バラがたくさんありますね。私も育ててるんです。」

ご主人はハイポネクスを水で割りながら、嬉しそうに言いました。
「この辺りは土が粘土質(バラにとってはかなり苦しい)でね。おまけに富山の雪は重いから、枝がすぐに折れてしまってなかなか育ってくれないんだよ。」

よく見ると平均的にどれも枝が細く、折れて皮一枚でつながっている枝があったりしていて、バラにとって過酷な環境なのだと気付きました。

最近では入手困難なカニガラが株元に撒いてあったり(ネットで取り寄せたらしい)、馬牧場に馬の堆肥をトラックで貰いに行ったりして(最近は牛の堆肥から馬の堆肥がベストだと言われている。ただし馬の堆肥は高価。)、バラにとっていいと言われている事はすべてやっていました。

徹底的に不利な環境だと分かっていながら、愛する花を何十年も育て続ける…ご主人こそバラの精だ!と思いました。

そして、テラスにツルバラを植える計画があるらしく、最近16種類も取り寄せたそうです。

「でも、テラスには全然日が当たらないんだよ。」

バラの精はいかなる逆境においても、苗木を植え続けるのです。

挿し木を貰おうなどと企てていた自分が恥ずかしくなり、次来る時は逆に挿し木持参で来ようと思いました。

バラの精のいるカレー屋さんには、ビーグルもいました。


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