ボサ・ノヴァ
このところ寒くなってきたので、とうとうミーナが私のベッドから出てこなくなってきました。この季節に、怖いのは風邪! ライブとレコーディングで来週から年末までぎっしりだし、その後は治安悪化のパリ。私の滞在する場所はソルボンヌ大学の近くで平穏なのだとか。でもやっぱり不安です…。 関西クリスマスツアーはいよいよ再来週からです。今年もクリスマスイベントがもりだくさんです。もうそんな季節になりました。関西地区の皆様、ぜひぜひいらしてください! 私はおさらいの為、自分達のクリスマスアルバムをヘッドフォンでちゃんと聴いたり、クリスマスの譜面を見ながら寝る前に練習しています。ミーナは2曲目あたりで完全に眠ってしまいます。失礼なヤツです…。 今年も記念すべき30回目の誕生日には、下北沢でライブが入っています。クリスマスアルバムを出してしまったので、12月15日生まれの私は、誕生日ライブの確率が高いです。
毎年、クリスマスアルバムを聴いて思うのですが、クリスマスキャロルっていいですよね。自分の作品を自ら聴く事って、粗が見えすぎるのであまりないのですが、クリスマスアルバムとsong for SENNAだけは不思議と聴けるのです。キャロルは歌っていると、幸せでうるうるくる事もあるくらいで、聴いていても幸せです。 いいな。クリスマスソング。今年のイベント、ぜひチェックしてください! ...もっと詳しく |
今日、とても不思議な体験をしました。最近眠くて仕方なく、今日は昼間に電車に揺られて、起きたまま寝てしまったようで、とても短い時間でしたが強烈な夢をみてしまいました。 何もない所に真っ白い道が一本あって、一人でゆっくり歩いていました。昼も夜もない白夜のような静かな世界で、ただ道だけが白く光っていて、ゆっくりだけど、着実に、生まれて今まで、ずっと一人でその道を歩いていたようでした。すると目の前に、真っ白い服を着て、本を一冊と杖を持った仙人が現れたのです。突然現れたにもかかわらず、私はびっくりもせず落ち着いていました。 何だか強烈な夢をみちゃったけど、何を意味するのかいまだによく分かりません。友達に話したら「仙人の夢っていいらしいよー!」と言われました。たまにはいい事あるかなぁ?! それよりあの白い道!ジョビンの曲:estrada branca(白い道):に出てくる情景かもしれない!!!
そう思い、必死でこの曲の歌詞を思い出してみました。ほとんど情景は同じなのですが、一箇所違う所を発見しました。ジョビンの白い道には影があるけど、私の白い道には影がないのです。おそらくジョビンの白い道も、自分の人生を表し、影があるという事は、彼の人生の中で大変辛く悲しい時に作った曲なのだと気づきました。そして自分の白い道を少し離れた所から見て、それを曲にできるジョビンはやっぱり神様だと思いました。しかし、ジョビンはどうして人生を白い道と表現したのでしょうか?私みたいに夢でも見たのかな?仙人出たかな? 謎の深まる一日でした。 |
次のアルバムのレコーディングのプリプロが無事終了しました。駅からタクシーに乗り、家に帰ると夜の一時前でした。ほっとした夜に飲むのは、マシュマロジンジャーティー。しょうがのスライスと紅茶を沸騰させて、マシュマロを浮かべます。とろけたマシュマロがおいしいし、何より喉にやさしい飲み物です。 毎回、レコーディングの時に思うのは、ちゃんとコーリューブンゲンとソルフェージュやっといてよかったという事。音符なしの、コードネームだけの譜面を渡されて、その場で原曲を聴いてメロディーを書き込み、それを歌わねばなりません。まさにコーリューブンゲンとソルフェージュはレコーディングの為にあるのだと思いました。私の受験した時には試験科目に入っていましたが、ここ数年であまりの実用性のなさに試験科目から消えつつあります。確かに教員になる人には必要ないのですが、録音現場では便利です。これらは一人では勉強できないので(ピアノを弾いてくれる人が必要)、高校生の時にやっておいて本当に正解だと思いました。親や先生に感謝です。
深夜、ジンジャーティーを飲みのみ、感謝にふけるのでした。すてきなアルバムに仕上がりますように! ...もっと詳しく |
レコーディングに突入し、考え事が多くなった今日このごろ。 あそこはどーいう風にしようなぁ…とか、あそこはこっちの歌詞の方がいいかなぁ…とか。歩いてる時やテレビを見ようとしている時でも、浮かんでくるものや目につくものはメモにかきとめて、まるで発明家か芸術家のようです。音楽家だから一応芸術家なのだけど…。考え始めると止まらないので、早く録音が無事終了できる事を願ってやまないのでした。予定では来月末終了です。 そういえば私たちも参加した「スープと音楽と」が発売になりました。もう聴きましたか?今日のショットの右がそのアルバムです。 左のトナカイさんは、今年発売になるクリスマスカードです。私たちの「 winter wonderland」のCDが入っています。かわいいでしょ?tico moon のカードもでてます。630円です。雑貨屋さんでみかける事があるかもしれませんね。
今年はクリスマス後、ヨーロッパへ行きますが、ドイツのみんなが私の為に年越しパーティーを企画してくれているようで楽しみです。50平方メートルのペテルさんの部屋に50人来るんですって。50平方メートルってそんなに狭くもないけど、広くもなく、うちと同じです。どんなパーティーになるかな?ドイツに正月がある事を知らず、おおみそかに現地入りし、三が日に去り行く、人騒がせな日本人にもみんなやさしいです。 その時は日記にて報告しますのでお楽しみに!! |
今日は久々にネットで自分を検索してみました。 いろんな方がいろんなコメントを寄せてくださっているので、ハラハラしながら目を通していきました。普段から露出の少ない私たちですから、音楽からいろんな事を想像してくれているんだなぁ…ととてもうれしかったです!その中からいくつか心に残ったものを御紹介します!
「ナオゴロのアルバムに入っている曲はすべて息がぴったりなので、きっと普段からやりなれているのでしょう」というコメント。本当に読んでうれしくてはしゃいでしまいました!が、何と答えはNO。録音当日に初めて見る曲も多く、本番に何回か歌う程度です。きっとこれを聞くと、コメントをくれた方はがっかりしてしまうかもしれませんが、これからも聴いてくださいね! 次のコメント 「ライブの途中に気持ちよくなって眠ってしまっていた」 自分のアルバムはレコーディングの時に死ぬほど聞かなくてはいけないので、プライベートではほとんど聴くことはありません。制作者なので、あらばかりが気になるのです。ただクリスマスアルバムはたまに聴きます。クリスマスソングが大好きだからだと思います。ただ、自分でも眠くなるんです…。 次のコメント 「 ライブで初めて生でナオミさんを見たら、想像以上に大人だった。」 こ、こ、これはっ?!ちとビミョーですが。私って、ちょっとコマダム系の貫禄があるので…それは驚かれた事でしょう。こりずにまたいらしてください。 という事で、またこれからもたくさんのコメントくださいね!海沿いをドライブしたら夕焼けがきれいでした。 |
恵比須のガーデンプレイスにて、東京ボサノバに出演してきました。 会場は野外と屋内と二つあって、ナオゴロは室内のグラススクエアで夕方からライブでした。 この日はボファーナと一緒で、はじめてお話できてうれしかったです。話題はやっぱりギターの事。他人と話してみると、自分のギターの特色も見えるというもの。私は穴なしエレガットギターを使っていますが、普通のガットギターに比べてベース音がのびる事に気付きました。楽器選びは難しいと思いますが、私は自分のギターをこよなく愛しています。 ライブの方はというと、本当にたくさんの方にお越し下さいました。この日のライブ、自分史に残るくらい本当にすばらしいものでした。演奏が、ではなく会場が、です。場の空気に感動して、クリスマスソングで思わずうるうるきましたが、お陰さまで何とか乗り越えました。会場にいらしてくださった皆様へ、心から感謝の気持ちでいっぱいです。
ちなみにこの日のエンジニアは、10年ぶりの知り合いでした。このイベントは、今週末の三連休まで開催しています。ぜひ足を運んでみてくださいね! 久々にお会いした知り合いに唐辛子の鉢植えを頂きました。ベトナム鉢に植え変えて、只今ベランダですくすく成長中です。 ...もっと詳しく |
週末に小田原の駅ビルでイベントをやってきました。 その日の朝、知り合いに頼まれたクリスマス飾り用のまつぼっくりを拾いに、小田原城にミーナの散歩にでかけました。清掃員の方がたくさんいらしてすぐ撤収されてしまうし、この時期に落ちているか不安でした。しかしたくさん落ちていたのです。しかも南フランスの庭の飾りにあるような、ヒダヒダが閉じた珍しいまつぼっくり。20個ほど拾って持ち帰り、水洗いしてカゴに入れて干して仕事に出かけました。
イベントはボサノバコンサートで、ついでに初めてライブでセナの曲も披露しました。曲とは人前で演奏されていく中で細かく形づくられていきます。どんな方がどんな風に聴いてらして、その場がどんな空気か…を読み取って音を作っていく。それは演奏者の仕事ですが、場の空気を作るリスナーがないと成長できないものだと思っています。 無事ライブを終え、ナオゴロのアーティスト担当のMさんとお茶して、その後久しぶりに会った友達とごはんして帰宅しました。 帰宅すると11時でした。カゴに入ったまつぼっくりを覗くと…いつのまにか、ヒダヒダがぱっくりと開いていました!ショックでしたせっかく形が整った南仏の庭風なものを厳選して拾ってきたのに!おそらく木から落ちて時間が経つと、開くしくみになっているのでしょう。やれやれ(>_ |
いよいよ今日は、コンピレーションアルバム"cafe on the beach"発売の日です。私たちの音楽が、どうかたくさんの人に愛されますように。リリースの日には、いつも同じ気持ちになるものです。 何度かこの日記にも記しましたが、今回のアルバムには大好きなアイルトン セナに捧げた曲を収録しています。 Mさんとお話した時の事です。 セナファンだったMさんは、セナが亡くなった事故のレースをビデオに録っていて、事故の瞬間から今まで10年間、ずっと箱にしまって封印していたそうなのですが、これを機に10年ぶりに箱から出して、見て封印をといたのだそうです。その話を聞いて、この曲を作って本当によかったと思いました。 F1といえば、大ファンの佐藤琢磨くんがバッドラック続きでとても心配しています。先週はシューマッハに突っ込んでしまい、怒ったシューマッハにバイザーを叩かれてしまいました。
久々に友人からメールが来て、「琢磨くんは本当についていないけど、前向きな言動に感動します。」とありました。彼もまた琢磨くんが心配なのです。誰しもついていない時期はあるし、それを乗り越えていかなくてはいけないですものね。 来月は初めて鈴鹿サーキットにF1を見に行きます!もちろん琢磨くんを応援しに!と、私自身もセナの現実を受け入れなくては…。 で、鈴鹿の為に、東京ボサノバのイベント出演日を一週ずらしてもらいました。丁度、東京ボサノバの最終日とグランプリ決勝と、そして友達の結婚式まで重なってしまいました。 「あのー、その日、鈴鹿にF1見に行くんですが…新曲はsong for Sennaで…ホテルも予約してしまってて…他の日でもいいでしょうか…?」私の想定範囲外の発言に、主催者の驚く顏が未だ忘れられません。すみませんm(__)m新譜、ぜひ聴いてくださいね! |
今日は写譜ペンと五線譜を買いに行きました。五線譜はいつも100均で買っていましたが、以前私が買い占めて以来、入荷しなくなってしまいました。何故でしょう?よって小田原で五線譜が売っている店はなくなってしまったのです。不景気になってピアノやエレクトーンの需要が減ったと聞きますが、イコール五線譜の需要も減ってきているのだと思いました。私が子供の頃は、ほとんどの女の子がピアノやエレクトーンを習っていて、五線譜も普通にスーパーに売っていたのに…。時代は変わってしまいました。写譜ペンはもっとありません。写譜ペンとは、黒インクでペン先はけいこうペンみたいな形をしています。太い方で音符の玉を書いて、細い方で棒を書きます。文具屋に電話して聞いても、写譜ペンを知っている人すらほとんどいませんでした。それもそのはず。最近は写譜ペンとしてではなく、ドローイングペンとして売っているのだそうです。
電話で売っている店を発見し、ロマンスカーで厚木まで買いに行きました。まとめ買いをして帰宅した私ですが、もったいなくて使えずにいます。じっくり考えたのですが、小田原でギターを持っていると、ゴルフやテニスと間違えられたりしますが、これは仕方ないと思いました。 私ががんばって(?)、小田原に五線譜を扱う店を存在させる事が将来の夢です。 皆様の町には五線譜が売っていますか? |
今朝は宅急便の配達員の方のノックの音で目が覚めました。厳密に言うと、隣で寝ていたミーナが、玄関に飛び出して行く際に、おもいっきり私のお腹を踏んで行ったのです。私が起き上がると、バツ悪そーうな顏をしてこちらを見ていました。 大きな封筒を受取り、お礼を言ってドアを閉め振り返ると、ミーナは部屋の隅に行き、首をうなだれて落ち込んでいました。
ワクワクしながら中を開けると、一週間後に発売のコンピレーションアルバムが入っていました。ハワイ島のカフェで撮影されたジャケットが素敵です。額の配置がカセットテープみたいでしょ。ちなみに写真はレーベルの上司が撮りました。 私たちはアイルトン セナの曲と、五月という曲で参加しています。 五月は、私が歌詞を書いています。平和を願う歌にしました。「星の涙はもみの木に降る」という一節。クリスマスツリーに沢山ついたキラキラ飾りは、絶えない争いに嘆く星の涙かしら… という意味合いが込められています。どうみても難しい問題である、「平和」を願う心を、自分なりに表現できる事は音楽家冥利につきます。音楽家になってよかったと思います。 ダイニングでコーヒー片手に全部聴き終えると、窓の外に見える台風前の空と海が、裏ジャケットのハワイの地平線とだぶってみえました。振り返ると、いまだ部屋の隅で落ち込むミーナでした。ここはハワイでなく小田原だな…。現実に引き戻されたのでした(+_+) |
今日はレコーディングでした。ご存じの通り、都内は浸水がひどく、ゴローさん達のマンションにも、なんとタクシーが流れてきたそうです。ただ二時間ほどで水は引いたそうで…。無事で何よりでした。
さて、録音の方ですが、石造りの部屋で行いました。石の香りや音の響きが、曲の中から伝わってくる様な、そんな音に録れました。発売は冬です。詳しく分かったら発表しますね(^o^) 。私の後はチナボンの録音でした。チナボンとは江の島以来。居残りして聴いていましたが、チナボンも自作曲ですてきな仕上がりになってますよ! 無事レコーディングが終了し、チナボンと下北沢の駅まで一緒に帰りました。同じパート(私もチナボンもギターとボーカル)の人間と会う機会はあまりないので、話題は自然に、同じパートの人間にしか分からないQになりました。年齢もライフスタイルも似ているので、なおさら心が分かるのでした。楽典(音楽理論)の事や、歌い手としての生活の事などなど。また明日歌う為には、どんなに楽しい事があっても、悲しい事があっても、食べ物に気をつけて、夜は寝て、喉が充血しないように体を作っていかねばなりません。時間を見付けては、勉強しなくてはいけないし。でもまわりを見れば、同じ世代の子は夜遅くまで飲みに行って、楽しそうだったりするのです。そんな時はとても寂しくなります。チナボンと話をするうちに、自分だけじゃないんだなぁとほっとしました。私もがんばろう!!! ヘトヘトだったけど何だかとても元気が出て、心が青空になりました。 |
先日、イギリスの某企業の製品の為のレコーディングをしてきました。この製品と同じ名前を持つ、かなりロックなナンバーをボサノバにアレンジするという難題を、やはりレコーディング前日の深夜にゴローさんから連絡があり、うしみつどきに携帯越しに原曲を流してもらい、マイクを立ててMDで録音しました。これをボサノバに…!?と泣きたくなるくらいロックで、しかも私を驚愕させたのは詩の内容だったのです。内容は基本的にブラックジョーク系で、イングランドのロイヤルが激怒しそうな内容で、しかも最後はYEAH!で終るのです。このたぐいの曲は、私史上類をみないものでした。「こんな曲歌って、私は処罰されませんか?」と確認の電話をすると、「以前にもイギリス人が歌ってるし大丈夫よー。」とライトな返事が返ってきました。少し安心したのでした。
録音前にゴローさんと打ち合わせをして演奏してみると、それなりにボサノバっぽくなるから不思議です。最後のYeah!と掛け声は省略してもらいました。 一発録り(みんな同時に録音する事。なので誰かが間違ったりするとやり直し!メリットはお互いの呼吸が分かるので、曲の道しるべがある事。普通は一人づつ録音して重ねていく。)で、意外にも短時間でokテイクがとれました。ほっとしました。 今から別のレコーディングです。いってきます! |
今日はボサノバ詩学論をお伝えしたいと思います。 カエターノ・ベローゾとガル コスタのアルバム「ドミンゴ」より「avarandado(アバランダード)」を例にあげます。スローテンポでガルの声が心地よく響く曲です。このアルバムをお持ちの方は是非、いま一度じっくり聴いてみてくださいね。 一見、日曜日の午後の様にゆっくり流れてしまう、この曲の詩は、非常に計算されつくしています。 まずメロディーのアクセント音はほとんど母音がaになっています。これは韻をふんでいるのですが、aという発音は歌った時に一番響く母音なので、aで終る文がたくさん入っているスローな曲は響きがよく聞こえるのです。歌いやすいです。 メロディーでのばす音はほとんどaで終っていますが、一箇所イレギュラーしてeでとめている場所があります。 そこは曲の場面が変わる部分で、イレギュラーに「あれっ?」と気付いた瞬間に場面が変わるのです。
そしてあえて響きの弱いeで文をとめたことによって、一端曲はデクレシェンド(弱くしていく)して再びクレシェンド(大きくしていく)するのです。歌詞が先か曲が先かは分かりませんが、緻密に計算されています。歌詞と曲は二つで一つなのだと、よく思います。素晴らしいでしょ? 窓辺でまどろむミーナのおしり。丸いです(^o^) |
丸一日を費やし、とうとう歌詞を書き上げました。 朝8時過ぎにノートに向かい、身動きせず、ロダンの考える人状態でした。自分のお腹の音でハッと気が付くと、13時過ぎをまわっていました。あまりに時間が経っていたので、宇宙人に誘拐されてたみたいです(された事ないけど。何と無くそんな感じ) 朝食で飲んだコーヒーは冷めきっていましたが、あまりの空腹に一気飲みしました。 この曲はとある企画用に作っていて、(まだ発表できません。発売が近付いたら発表しますね)ある女性をイメージして作ったのです。独り暮らしの彼女は、毎朝一人分のごはんを炊き、必ずお味噌汁を作るんですって。その事がくっきりと印象に残り、私の中で彼女は素晴らしいヤマトナデシコなのです。 私の頭の中では、桜色の琴の音色が鳴り響き、美しい日本語のことばがぽつり、ぽつりと聞こえました。強いインスピレーションを受け、曲は超速で書けたのです。が…。
曲を書いた後、参考になればと、彼女に「歌詞はどんなのがいい?」と聞くと、まさか!?な答えが返ってきたのです。「おうちで鼻唄でフンフンって歌えるように、日本語以外の言葉がいい!」と言われました。想定範囲外でした。 がんばってみたものの、作った曲から外国語は聞こえてきません。しかしレコーディングが差し迫ってしまい、頭を切り替える事にしました。普段はメロデ?から歌詞を導くのですが、今回は曲を考えずに、まず文を作り、その後にメロディーにはめていく方法をとりました。出来上がった歌を録音して最終手直しをして、ついに完成!!間に合った…。詩人ってすごいなーと思います。 明日はボサノバの詩についてお話しします。お楽しみに! |
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