naomiの写メール日記〜ブログ版〜

ボサ・ノヴァ
ついにソウルにやってきました。今日はMBCというテレビ局での音楽番組の収録でした。
テレビ局に着くと、玄関でデモをやっていて機動隊員がたくさんいて、びっくりしましたが、ひとたび局の中へ入れば、そこはやっぱり放送局。ここの局は、チャングムの誓いをやっていたところで、今日も時代劇の撮影と音楽番組の撮影を同時にやっていました。メイク部屋に行くと、チャングムみたいな服を着た女優さんや、初めて見る民族衣装を着た俳優さんがひっきりなしに来ては出て行き、廊下を走り回っています。いったいここはどこだろう…と、すごく不思議な気分になりました。

撮影は快調で、私達以外にも海外からもいくつかアーティストが来ていたりしていて楽しかったです。写真はインタビューをしてくれたキムさん。歌手だそうです。日本語が本当に上手でした。
明日はEBSです。がんばってきます。
韓国行きまで一週間を切ってしまいました。準備はまだ何もできていませんが…。明日からやろうと思います。とはいっても、いつものコロコロ(私とゴローさん一家の間では、タイヤ付きスーツケースはコロコロと呼ばれている。私のコロコロは10年ものでクタクタ。でも何だか捨てられない。)に、いつものツアーセットをつめて、大陸性乾燥気候仕様の保湿クリームが加わるだけです。
HOMEが韓国でもリリースされている関係で、あちらのTVに二日か三日、生出演するのです。韓国の皆様、お楽しみに!インタビューは英語らしく、生だし、韓国のTVは打ち合わせをしないらしいので、ドッキドキです。何聞かれるんだろう?

私と韓国は、どういうわけか縁があります。なぜかは分かりません。そういう経験ありませんか?
縁とはそういうものなのでしょう。ありがたい事です。韓国語はまったく分からないし、ハングル文字では一人で地下鉄にも乗れません。でも、こんな私を韓国の方は、よく面倒みてくれます。またお世話になります。
また韓国茶カフェに行きたいです。韓国マッサージにも行きたいな。

という事で、韓国の皆様、来週よろしくお願いします。頑張って演奏するので、TVみてください。
写真はプロバンスのワンちゃん。気持ちよさそうにお昼寝です。
ツアーから戻り、たまった洗濯物を洗い、掃除機をかけました。何気ない普通の生活が、とってもシアワセに思えるものです。チャービルで購入したリネン糸で、おもいっきり縫いものをしたいところだけど、明日のナレーション用の原稿を書かなくてはいけないのでパソコンに向かいました。
外は台風のような雨で、ベランダには毎朝やって来るカワセミが、植木鉢の隣で雨宿りをしています。
六日間のお留守番をやってのけたミーナには、ご褒美のホネをあげました。
ものすごーく舌が長い写真が撮れました。

10月8日の夕方、J-WAVEで小野リサさんがナビゲートする特番があります。
ナオゴロはジングルを担当しているので、チェックしてみてくださいね。

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ここ大分も温泉郷。
大分の宿は素敵な旅館でした。
三部屋しかないので、ナオゴロ一行で満室になります。そして一部屋に一つ家族露天風呂があり、優雅に温泉を楽しめます。朝には別の家族露天&洞窟風呂が用意されます。しかも源泉かけ流しらしく、贅沢です。
晩御飯はフレンチでおいしいし、温泉はいい。そして敷地内にポニーや鶏や犬がいて、久しぶりに鶏の声で目が覚めました。
あー、温泉郷めぐりツアーっていいなぁ…。

久しぶりに崖を登って、ポニーと記念撮影しました。葉子さんに携帯をたくし、楽器を持ったまま、しかも衣装でノーメイク…。なんて野性児な写真なんだろう…と自分で驚きました。もちろんこの後、普通に崖をおりたのです。

タローちゃんに負けない元気いっぱい、ワイルダーな人間でした。
小倉で一泊して、特急ソニックで大分までやってきました。なんて快適な乗り物でしょう。遊び疲れたタローちゃんは寝てしまいました。(-_-)zzz


初めての大分は、山に囲まれた落ち着いた場所でした。今日のライブ会場はチャービルです。
フレンチな雑貨屋さん&カフェで、会場の椅子もアンティークでした。子供用のアンティークチェアもたくさんあり、とても素敵でした。ライブの後は椅子の販売もあり、尚美使用の椅子も、ゴローさん使用の椅子も売れて、新しいお宅へと巣立っていきました。

どうぞ末永くかわいがってあげてください。
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今日はホールでライブをしてきました。このホールにはお能の舞台もあり、音も最高によく、すばらしいです。

ちなみにこの近くに私達が泊まったS・K・ホテルがあり、朝食もおいしいし、温泉はいいし、エステもいいし(ヘッドマッサージ最高でした)、建物もいいです!プライベートでも来たいです。
鹿児島には、他にもセンスの飛び抜けた旅館やホテルがたくさんあるようですね。なにゆえ鹿児島の方はこんなにおしゃれなのか、不思議でした。

さて、ホールライブの後はいよいよ大分へ移動せねばなりません。せっかくうちとけたスタッフの方と握手してジャンボタクシーに乗り込みました。寂しいです。
三日間乗り慣れた、ジャンボタクシーともお別れです。あっ、鹿児島名物、両棒餅(じゃんぼもち)食べそこねた…。次回に期待。
その後、海と市来のカフェで撮影して、飛行機に乗り小倉へ移動しました。
東シナ海に面するビーチで拾った貝と、丸くなった陶器の破片。お土産に持ち帰りました。鹿児島、またね。
今日は鹿児島テレビのイベントで、ワークショップとライブがありました。
ナマイキVOICEのオープニングテーマをナオゴロで手掛けていて(ちなみにタイトルは、桜の島)、生番組で演奏してインタビューを受けてきました。

鹿児島に来て二日経ちましたが、鹿児島の方はみんなのんびりしていて情があつくて、東京に戻りたくなくなりました。
イベントの後は、楽しみなごはんタイム。今日は東京から、バンドメンバーのチェロの青弦さんとドラムの菅沼さんが鹿児島に到着しました。
ナマイキVOICEのスタッフとみんなで、鹿児島名物の黒豚のしゃぶしゃぶを食べに行きました。
これがまた激ウマでした。さすがです。ぜひお取り寄せしたいと思います。
明日はいよいよホールライブです。この模様やナオゴロin鹿児島の映像は10月8日のナマイキVOICEで放送しますので、鹿児島の方はお楽しみに!
鹿児島にやってきました。朝5時に起きて、眠い目をこすりこすり、初の鹿児島に来ると、そこは独特な雰囲気の街でした。

これを絵画で表現するなら、白い和紙に黒い墨で描き、そこへ紅色の色粉を使いたいなー、と私は思います。

ホテルの露天風呂からは、桜島がきれいに見えて、食べ物も本当においしいし、いい所です。

今日は、半日、鹿児島のあちこちに連れていって頂いて、鹿児島テレビの撮影をしてきました。
その後は明日の会場のサウンドチェックをして、その後ホテルの部屋でレコーディングしました。
充実した一日でした。


ところで鹿児島の象徴の西郷さんの銅像、犬がいません!お散歩にでも行ってしまったのでしょうか?メンテナンス入院でしょうか?
と、心配してしまいましたが、西郷さんの犬は上野にしかいません。
鹿児島の西郷さんは、サーベル片手に、今日も桜島を眺めながら、人々を見守り続けるのでした。
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恵比寿のガーデンプレイスにて、東京ボサノバに出演してきました。

もうすっかり定着してしまったこのイベントです。私はこのイベントが本当に大好きで、この日も楽しみにして会場入りしました。私的には、このイベントの魅力は、なんといっても雰囲気!
街の雰囲気もありますが、華やかなんだけど、ゆったりしていて、楽屋も広ーく、とてもシアワセ。
この日、ナオゴロには鹿児島テレビのカメラが入っていたのですが、クルーの方が「東京ってこんな所だったっけ?」とおっしゃっていたくらい、のーんびりしているのです。
今年は初の野外ステージでした。
突風が吹き荒れる中、スタンド類はガムテープで床に固定し、風が吹くと自分が飛ばないように踏ん張らなくてはいけないけど、なんだか海に来たみたいでした。しかも観客席の後には青空が広がっていて、自然の中でのライブはいいですね。譜面は飛ぶし、逆風でフルートとサックスのスティーブは音が出なかったりして、笑っちゃうくらい大変だったけど、すごーく気持ちよかったです。

客席に三輪車に乗った猫がいました(真剣です)。ずっと聴いてたんですって。

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長年探し続けてきた、オック語のトロバドールの音源をようやく探しあてました!!!

ボサノバの超原型のトロバドール。リュート(小型ギター)片手にオック語で弾き語るのです。音楽と文学が一緒だった12世紀末から栄えた文化です。
オック語を聞きに、わざわざフランスまで行ったけど、文化レベルの高そうなフランス人ですら、誰も聞いた事がなくて、それは砂漠の遺跡発掘なみの長い発掘の月日でしたが、あっさりとアメリカで発見してしまいました。しかもCDになってました。

初めて聴いたトロバドールですが。
ジョアンの音楽から、色彩豊かなハーモニーとあのバッキングのリズムを外したような感じです。オック語は、フランス語とポルトガル語の中間のような響きです。
雰囲気的には、私達のクリスマスアルバムの世界に近いものがあります。確かに、あの辺りはカソリックですからね。どこか神秘的な感じです。

またまた参考書が増えてうれしいです。
今日はお友達のお母さんにカラーをみてもらいました。

カラーとは、自分が持って生まれた色素によって、何色が似合うかというものです。
午前中の太陽の下が一番発色がわかるそうで、午前中にノーメイクで鏡越しに倍の距離から、たくさんの色見本生地を当てながらみてもらいます。服選びはもちろん、女性なら化粧品選びによいです。


髪の色、瞳の色、肌の色(透けて見える血管の色)、頬の色を見て、まずは暖色か寒色かをみます。一番分かりやすいのは黒が似合う人は寒色、茶色が似合う人は暖色です。自分の色素に青が多い人は寒色、黄色が多い人は暖色です。似合うという判断基準は何か…ということですが、その色を首元にあてると、肌の色が白くみえるのだそうです。皆様はどちらですか?


寒色か暖色かが分かったら、暖色は春色(原色+黄色。ベージュやサーモンピンクなど)と秋色(原色+黄色+くすみ。オリーブ色やボルドーなど)に、寒色は冬色(原色。ブリティッシュカラーなど)と夏色(原色+青+パウダー。パステルカラーなど)にわかれます。その中でもベストカラーをみてもらいます。

日本人は春色と夏色が多いのだそうです。ちなみに私は冬色でした。原色か…。化粧品も結構買い替えだな…。友達のお母さんにメイクをしてもらったのですが、夜になってもくすまないのです。色が合っているとくすまないのですね。

ただ同じ赤なら赤でも、色味で春夏秋冬と四つにわかれるので、赤が好きなのに夏色だったとしても、青みの入った薄めの赤を選べばよいわけで。モデルの方はわざと逆色を着て、服を目立たせるのだそうです。
色とは深いものでした。
殺伐としたヒースロー空港の夢が毎晩続いていた今日この頃。ブーイングを飛ばすアメリカ人マダム達やイライラした紳士、「お願いだから通してくれ。飛行機に乗せてくれ。」と叫ぶ人に、「みんな同じなのよ!」とどこからともなくこだまする、まさに何かが渦巻く冷たい空港の一角。

どうして私はあの航空会社に当たってしまったのだろうか…しかもこの時期にあの場所を一人で通過せねばならなかったのか…。(ブリティッシュエアウェイズでテロ未遂の時期にヒースローを経由した。)これは絶対に意味合いがあるはず…。

うーん。朝起きて考え込んで、思い出した事がありました。
現金とパスポートとギタレレを持って飛行機に乗った私は、フライトコネクションで列んでいて隣のアメリカ人男性に話し掛けられたのです。
「君が持っているのは楽器だろう?お願いだから弾いてくれないかな?ここには音楽が必要だよ。」

すると隣のフランス人も言いました。
「あー、助けてくれないかな?音楽が聴きたいよ。」

一瞬弾いてみようかとも思いましたが、あと10分で飛行機が出てしまうのでその場を後にしました。

そうか。
音楽では人の命は救えないし、自分が音楽をやって本当に何かの為になるのか疑問を感じていた私に、ようやく答えが来た瞬間でした。
「医者は人の命は救えても、心は救えないんだよ。」と医者から言われた事がありましたが、ようやく理解ができました。

何年か越しに疑問がすーっと解けていきました。
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今日はレコーディングメンバーとの初めてのライブでした。とっても楽しみにしていました!
今日がんばれば明日は久々のお休みです。帰国してハードだったので、都内のホテルに泊まったりしつつ、なんとか今日まできました。明日は思う存分のんびり過ごすぞっ!
ずっと行きたかった葉山のマリーナ沿いにある落合シェフのレストランを予約しました。自分にごほうび。
明日の事を考えず、のびのび演奏できるのっていいなーと思います。

ライブもとっても楽しかったです。終わってほっとしましたが、11月まで忙しいので頑張ります。
写真は私より帰国が速かったお土産たち。航空便は速いです。生地はカタロニアンファブリック。早速これで椅子の張り替えをしました。
今日からいよいよ東京国際フォーラムでジャズフェスティバルが始まりました。私達は前夜祭イベントで演奏してきました。丸の内と渋谷で連日たくさんのミュージシャンが演奏するようです。

このフェスティバルにはブラジルからはロベルトメネスカルやジョイスが参加しています。私は自分のライブとかぶったので行けなくて残念です。行かれる方は楽しんできてくださいね。

さて、私の腕時計の電池がきれて半年以上たちました。シルバー調の時計なので、冬は時計を着けているだけで寒いので、新しいスウォッチでも買おうと思い、すでに五ヵ月たちました。ないと不便です。フランスでもスペインでも気に入った時計があったら買おうと店を探したのですが、結局買わずじまいでした。
しかし、「30分ステージでお願いします」と言われ、まさか携帯を持ってステージに上がるわけにもいかないので、誰かに合図をもらう事にしました。
何とかなりますが、やはり他人に迷惑はかけられないので買おうと思います。
新しい時計を夢みる今日この頃でした。
今日の写真はカタロニア地方特有のテーブルセッティング。パンにフルーツトマトとガーリックをこすりつけていただきます。ブーゲンビリアは切りっぱなしのものでした。
今日は生涯プロバンスで生きた画家セザンヌのアトリエに行きました。今年のプロバンスはセザンヌ年で、セザンヌ一色です。

まずはチケットを買うのに朝から30分並んで、入るのに30分並びます。太陽の光で目が軽くやけどしながら、木陰の風を浴びながら。南フランスでは時間がゆーっくり過ぎていきます。

友達を並ばせて近くのスーパーに水を買いに行く間、通りすがりの人にナンパされること三回、車の人もいたのでナンパ渋滞を作りながら。こちらでは女性一人を放っておくことは、男性にとって許されないマナーな気がしてきました。ちょっとおしゅべりして「またねー」と挨拶して、プロバンスの昼はゆーっくり過ぎます。

セザンヌは生涯プロバンスを描き続けた画家です。絵からこよなく愛する気持ちに温かくなりました。そして実際の風景を眺めると、南フランスの自然の中で、素直に暮らす人々の心を知る事ができました。だから、プロバンスの時間はゆっくり流れるのです。トロバドール発祥の地でもあります。
絵画も文学も自然の中から生まれたのだと思いました。