長井市中央地区公民館

 宮市の始まりは、總宮神社の祭りであった旧暦の9月18・19・20日から
約1か月開かれた明神市であろう。それは大永年間(1521)のころだった。
産業が発達し分業が進んだ万治元年(1658)に、新町を開いた井上小左衛門
が、小出市から3日分の市場開設の権利を分けてもらって、月に3日、新町・
十日町・河原町で宮市を定期的に開くようになった。
 文久2年(1862)に十日町の長沼惣右衛門が世話役になって宮市の繁盛を
願い、市神を今の安部印房店前に立てた。明治になって道路を拡張するとき
現在の白山神社に移された。

平成元年度設置。平成27年度修復。





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