【最後の奉納~五十川獅子踊り】
長井市ではお祭りシーズン真っただ中ですが、致芳地区五十川の 蘊安神社(うんなんじんじゃ)例大祭では、五十川獅子踊りの最 後の奉納が行われました。五十川獅子踊りは河井の川井獅子踊り、 勧進代獅子踊り、平山獅子踊りと同じ長井市指定無形文化財の一 つです。 ▼最後の奉納を見ようと大勢の方が境内に集まりました 最後の奉納となる今年は、保存会の皆さんの獅子踊り奉納の前に 地元・致芳小学校の5、6年生の皆さんによる獅子踊りも披露され ました。致芳小学校では27年間、ふるさと学習として五十川獅子 踊りに取り組んでいます。この日の発表のため、児童の皆さんは 休み時間などにも自主的に練習を行っていたそうです(~∇~* ) ▼長井市立致芳小学校の皆さん ▼皆さんとっても上手(*゚▽゚)ノ児童の皆さんは保存会の皆さんと 師弟関係を結んで稽古に取り組んできました ▼口上も立派ですw(*゚o゚*)w そして、いよいよ保存会の皆さんによる獅子踊りの奉納です。例 年は後庭と呼ばれる後半部分の踊りだけが奉納されるのですが、 今年は先庭(まえにわ)と呼ばれる前半部分も披露され、たっぷ り1時間の奉納が行われました。 ▼ゆっくりと日が暮れるころに始まりました 五十川獅子踊りが始まったのは約150年前。神社を新しく建て直し たことを祝い、河井(豊田地区)から踊り手を招いて教えてもら ったのが始まりだそうです。以来、代々伝えられてきました。第 二次大戦中に休止し戦後すぐに再開、その後再び数十年のブラン クを経て、現保存会の皆さんが復活させたのが昭和46年のこと。 今年で39年になります。 ▼保存会の皆さんの五十川獅子踊りの奉納 復活当時、10~30代の若者だった主力の踊り手の皆さんもほとん どが50~60歳を超え、体力的なことなど様々な理由から今年で休 会することにしたのだそうです。 ▼暫く~♪と踊りに割り込んできたこの人は、獅子踊りの踊り手やお囃子 を市川団十郎などの有名人になぞらえて褒め口上を述べます ▼牝獅子の輪くぐり 保存会の会長さんはあいさつの中で、「この休会は一時的なもの。 次の世代が育ち、出来るだけ早く五十川獅子踊りを復活させてく れるものと期待している。」と話していました。 ▼保存会の皆さんの記念撮影 かつては関東致芳会などでも披露された五十川獅子踊り。致芳地 区出身の皆さんには懐かしく思い出される方も大勢いらっしゃる のではないでしょうか?最後の奉納は地元の皆さんに見まもまれ ながら厳かに終了しました。 ▼獅子踊りが終わると、家々を回っていたお獅子が境内に帰ってきました 【この記事は、ながいファン倶楽部のブログです】 ☆毎月1日・15日にファン倶楽部会員様へメールマガジンを配信♪ ▼お申込はこちらから!
2009.09.07