いよいよ、コラムも20回となりましたか・・勝手なことを書いて・・。
今回のテーマは「花と器の地産地消」です。地産地消という言葉を見ると、どうしても「食」だけになりがち・・。でも、地産地消は食だけではありませんよね。
そう言えば、川西町にある三菱鉛筆。鉛筆を作っているのは、川西町だけで・・つまり、全国、いや世界中で使っている三菱鉛筆は、すべて made in kawanishiなのです。そして、三菱の水性ボールペン。町内にある三菱精工でのシェアはほとんどだそうです。これも地産地消しなきゃ!!
さて、本題に戻ります。花と器の地産地消・・。
山形県には、どの市町村にも温泉があり、宿泊施設も多い・・まさしく、温泉王国やまがたですよね。その旅館やホテルには欠かせないのが花。毎日、取りかえるのがほとんどだと思います。でも、その花の種類も見ると・・地産地消はどうか? 私は花の地産地消はまだまだだと思います。山形にはたくさんの花が栽培されています。雪国なのに、ビニールハウスまで作って、関東・関西・・九州まで送っている。なぜ、地元で使わないのか? 啓翁桜・・これは使っていることが多いですが・・アルストロメリアは全国屈指の産地です。これは長持ちする花ですし、使い勝手がいいはずです。
もっと使うべきではありませんか! そうすれば、内需循環・拡大になると思います。
農家が花を納める・・旅館が飾る・・「たまに行ってみっか!」と農家は旅館に足を運ぶ・・一層、信頼関係が深まる・・こんな感じですか・・。旅館だけじゃなくても、レストラン、割烹など、飲食関連の施設であれば、花は必需品ですよね。
川西町のダリヤは、上山温泉の有名旅館「古窯」で飾ってもらっています。おかげさまで、古窯にお泊りなったお客様がわざわざ川西ダリヤ園に来てくれる・・そんな効果が生まれています。
でも、山形にそんなに花があるのか? 私も詳しいことはわかりませんが、年間を通して、山形の花を飾ることはできるはず。山形で採れる花で年間スケジュールを組み、足りないところを他県や外国の花で埋める・・これが理想かな? そんなにうまくいくはずがないかな・・
ところで、大切なことがあるんです。ただ、山形の花を飾るのではなく、「表示」をすることが大切なのです。「この花は○○町の○○さんが栽培している花です」と・・。これがないと意味がない。これぞ、地産地消なのです。欲を言えば、花を作っている農家や花屋が来て、館内に飾っている花を販売する・・こんなのもいいじゃないかな? お土産として買っていくんじゃないかな・・旅館やホテルだったら・・。
理想と現実は違うかもしれませんが、ぜひ、ご一考いただきたいと思います。
あっ!そうそう・・山形フラワーショーなどの花のイベントがよくありますよね。一つ注文なんだけど、広さの問題もあると思うけど、少々お金がかかるかもしれないけど、体育館とかでしないでほしいよね。雰囲気が悪い。旅館やホテル、結婚式場ですれば、効果が倍増だと思うけど。少し考えてほしいね。