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市場経済主導から国産農産物の啓蒙、環境志向へ。
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江別大会では、大豆業界ではカリスマ的存在である「NPO法人大豆100粒運動」の会長である辰巳芳子先生(料理研究家)の講演も行なわれたが、経済市場を中心としたテーマ設定のため、大豆の啓蒙的要素は薄れ、大きな課題が残ったと伺った。<br /> 本町での開催にあたっては、江別大会同様、「NPO法人大豆100粒運動」の活動紹介を継続的に盛りこむとともに、同会の副会長であり、元逗子市長の澤 光代氏をパネリストとして招き、国産大豆の啓蒙について一層強化を図ろうと考えている。なお、「NPO法人大豆100粒運動」については、日本地豆腐倶楽部のメンバーも加入しており、全国の豆腐業界では一目を置かれている団体である。<br /> また、東京近郊で地球環境、国産農産物の啓蒙普及の活動を行なっている若者の団体「NPO法人トージバ」の参画も計画し、すでに内諾を得ている。トージバは、川西産紅大豆を全国にPRしてくれた団体であり、川西町の紅大豆生産拡大の契機となった団体で、主に20~30代で構成している。今年、トージバなどの環境団体が主催する東京10万人朝市「アースディ東京・アースディマーケット」(代々木公園)での出店販売、「地大豆カフェ」でのトークショー・ゲスト出演などを行なってきたが、相当な反響があった。<br /> 更には、横浜スローフードとの連携についても新たな展開ができた。4月下旬に横浜市で開催された「スローフードフェア2007」においても、仁藤商店とともに紅大豆のPRを行なってきたが、これが縁となり、8月上旬に、川西町の吉島地区において、日本初のスローフード少年団「横浜スローフード少年団」の夏季合宿受け入れを行ったところである。<br /> よって、これらの団体との新たなつながりから、本町での国産大豆サミット開催は、これまでの経済市場優先ではなく、経済市場と啓蒙・環境市場を結びつける「仲人役」を担うイベントという新たな価値を持った画期的なイベントと考えられ、注目を浴びつつある。<br />
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