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ゴールデンウィーク前現場巡回
昨日より役職者分担して、GW連休前の現場巡回を実施し連休前の
現場養生資材の整理整頓等各工事担当及び職方に指示・確認を
行いました。
※画像は私が巡回した現場で他の現場もしっかり点検しておりますので
ご安心下さい。(現場毎のHPをご確認いただければ幸いでございます。)
25棟ほどの稼動現場は、基本的にはお休みを頂戴いたしますが、
工程の都合上作業を行わせていただく現場も多少ございます。
作業に入る現場につきましては、近隣に十分配慮し安全作業で
進めて参りますので何卒ご容赦お願い申し上げます。
2010.05.01:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]
既築木造住宅の木材の含水率は
では、前回の続きで既築の木造住宅の木材の含水率はどの位
についてお話します。
木材は、木造住宅の部位としていたる所に使用していますが、
建物の各部位は、温度湿度を含めた周囲の環境が異なりそれに伴い
平衡含水率も異なります。
ある資料(築10年の木造住宅事例)によると
1階の床下の部位で土台・大引き・床束等の木材の含水率は、
19%以上で15%を大きく超えておりますが、
その他の部位は、14~12%弱と15%を下回っております。
この様な状況から床下の換気や防湿処理は大変重要なことがわかります。
基礎内の木材(土台・大引き・床束等)の含水率が高くなると
腐朽菌が繁殖したりシロアリが活動しやすい条件を造ってしまいます。
この様なことにならないようしっかりとした建築的対応が必要ですね。
についてお話します。
木材は、木造住宅の部位としていたる所に使用していますが、
建物の各部位は、温度湿度を含めた周囲の環境が異なりそれに伴い
平衡含水率も異なります。
ある資料(築10年の木造住宅事例)によると
1階の床下の部位で土台・大引き・床束等の木材の含水率は、
19%以上で15%を大きく超えておりますが、
その他の部位は、14~12%弱と15%を下回っております。
この様な状況から床下の換気や防湿処理は大変重要なことがわかります。
基礎内の木材(土台・大引き・床束等)の含水率が高くなると
腐朽菌が繁殖したりシロアリが活動しやすい条件を造ってしまいます。
この様なことにならないようしっかりとした建築的対応が必要ですね。
2010.04.25:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]
木材の乾燥について(平衡含水率)
今回も木材の乾燥についてです。
前回お話しに出て来ました平衡含水率についてです。
平衡含水率とは、木と空気中の水分とのつりあいのことで、ある温度と
湿度のもとで、もう水が出入りしなくなる状態の木材の含水率をいいます。
平衡含水率は、地域の気候風土や季節によっても値が異なります。
仙台は、7月が最高値で19%・4月が最低値で13%程度です。
全国的に見ると、年平均の平衡含水率は、15%ぐらいになります。
ですから木材を構造材として使用する際は、変位の少ない15%以下にすることが
理想的です。
では、(既築の木造住宅の木材の含水率はどの位でしょうか)については次回
お話します。
前回お話しに出て来ました平衡含水率についてです。
平衡含水率とは、木と空気中の水分とのつりあいのことで、ある温度と
湿度のもとで、もう水が出入りしなくなる状態の木材の含水率をいいます。
平衡含水率は、地域の気候風土や季節によっても値が異なります。
仙台は、7月が最高値で19%・4月が最低値で13%程度です。
全国的に見ると、年平均の平衡含水率は、15%ぐらいになります。
ですから木材を構造材として使用する際は、変位の少ない15%以下にすることが
理想的です。
では、(既築の木造住宅の木材の含水率はどの位でしょうか)については次回
お話します。
2010.04.24:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]
木材の含水率
今回も木材について考えます。
前回、住宅に使う木材は乾燥した物を使用することが大切であると
お話しましたが、今回は、その乾燥度合いを示す含水率についてです。
木材の含水率については、住宅建築をお考えの方は、既にご存知の方も多いと
思いますが、簡単にお話します。
木材を乾燥させ水分を追い出し、木材の目方が減らなくなった時
の木の重さと、乾かす前の水分を含んだ木の重さとの差が水分重量となります。
木の重さに対する水分の重さの比率を木材の含水率で表します。
では、乾燥をしない生材の含水率は、どのくらいなのでしょう。
ある資料によると、杉は、辺材で平均220%心材で平均130%の水を
含んでいるそうです。檜は、辺材で平均160%心材で平均42%なのだそうです。
人工的に乾燥させなければ100%以上の水分量を含んでいることになりますね。
高気密・高断熱(次世代省エネルギー基準)の住宅では、構造材に含水率20%以下
の乾燥材を使用するような基準になっていますが、出来れば収縮や狂いの出にくい
15%以下(日本のおよその平衡含水率)にすることが理想的です。
相当乾燥させなければなりませんね。
しっかりとした住宅を建てるには、構造材が重要でしっかりとした材質と管理
が大切です。含水率はその重要な要素ですね。
今回はここまでです。(平衡含水率については次回にでもお話します。)
前回、住宅に使う木材は乾燥した物を使用することが大切であると
お話しましたが、今回は、その乾燥度合いを示す含水率についてです。
木材の含水率については、住宅建築をお考えの方は、既にご存知の方も多いと
思いますが、簡単にお話します。
木材を乾燥させ水分を追い出し、木材の目方が減らなくなった時
の木の重さと、乾かす前の水分を含んだ木の重さとの差が水分重量となります。
木の重さに対する水分の重さの比率を木材の含水率で表します。
では、乾燥をしない生材の含水率は、どのくらいなのでしょう。
ある資料によると、杉は、辺材で平均220%心材で平均130%の水を
含んでいるそうです。檜は、辺材で平均160%心材で平均42%なのだそうです。
人工的に乾燥させなければ100%以上の水分量を含んでいることになりますね。
高気密・高断熱(次世代省エネルギー基準)の住宅では、構造材に含水率20%以下
の乾燥材を使用するような基準になっていますが、出来れば収縮や狂いの出にくい
15%以下(日本のおよその平衡含水率)にすることが理想的です。
相当乾燥させなければなりませんね。
しっかりとした住宅を建てるには、構造材が重要でしっかりとした材質と管理
が大切です。含水率はその重要な要素ですね。
今回はここまでです。(平衡含水率については次回にでもお話します。)
2010.04.18:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]
木材の欠点について
今回は、前回に引き続きで木材について考えるです。
前回お話した様に木の欠点を取り除くことで
耐久性に優れた家造りが可能となりますでは、木材の欠点について考えます。
木材の欠点としてよく言われているのが、乾燥による割れ、狂いなどによる変形
そして、水分過多による腐朽の3点です。この3点を如何に取り除くかが、
住宅の寿命を延ばす大切なポイントです。
木材を利用する場合、木に含まれる水分は木の特長の妨げになっています。
木が腐るのは木に含まれる水分が多すぎるためですし又、含まれる水分の量に
よって伸び縮みすることがあります。
木に含まれる水分が減っていくと木は縮み、割れたり反ったりします。
逆に乾いた木に水分が入っても伸びたり反ったりします。
木を上手に使うことは、木に含まれる水分をどう処理するかなのでしょう。
だからこそ、よく乾いた木材を使うことによりそれらのトラブルを
少なくすることが、必要です。
生木の枝は、曲げやすいのですが乾くと曲げにくくなります。
この様に木は、水分を取り除くことにより強度がより高くなります。
(約5割増しと言われています。)
この様なことから、木材の乾燥は大変重要なのです。
今回は、ここまです。
では次回までバイナラ・・・・。
前回お話した様に木の欠点を取り除くことで
耐久性に優れた家造りが可能となりますでは、木材の欠点について考えます。
木材の欠点としてよく言われているのが、乾燥による割れ、狂いなどによる変形
そして、水分過多による腐朽の3点です。この3点を如何に取り除くかが、
住宅の寿命を延ばす大切なポイントです。
木材を利用する場合、木に含まれる水分は木の特長の妨げになっています。
木が腐るのは木に含まれる水分が多すぎるためですし又、含まれる水分の量に
よって伸び縮みすることがあります。
木に含まれる水分が減っていくと木は縮み、割れたり反ったりします。
逆に乾いた木に水分が入っても伸びたり反ったりします。
木を上手に使うことは、木に含まれる水分をどう処理するかなのでしょう。
だからこそ、よく乾いた木材を使うことによりそれらのトラブルを
少なくすることが、必要です。
生木の枝は、曲げやすいのですが乾くと曲げにくくなります。
この様に木は、水分を取り除くことにより強度がより高くなります。
(約5割増しと言われています。)
この様なことから、木材の乾燥は大変重要なのです。
今回は、ここまです。
では次回までバイナラ・・・・。
2010.04.10:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]