今回は、快適な室内環境についての記事をご紹介します。
国土交通省が策定した、我が国の住環境の目安となるガイドラインが次の8項目です。
●室温は冬期は20℃前後、夏期は28℃が最も快適です。
●湿度は年間を通して45~60%が最適です。
●室内の水平温度分布差は2~3℃前後が目安です。
●建物の垂直温度分布差は3℃以下です。
●換気回数は24時間計画換気で(0.5回/時)の環境が良好です。
●室内気流速度は(0.1~0.2m/秒)が理想的です。
●室内の一酸化炭素・二酸化炭素濃度は一酸化炭素で(10ppm以下)がベスト。
二酸化炭素では(1000ppm以下)が基準値(※厚生労働省ガイドライン)
●ホルムアルデヒド濃度は(0.08ppm)が基準値でそれ以下に。
国土交通省ガイドライン
国土交通省のこの数字はおおむね、住宅先進地である北欧やヨーロッパの住宅と比較しても妥当なものではないかと思われます。
健康的な住環境の次に重要なこととして、住宅の省エネルギー化に対する取り組みが挙げられますが、住宅の省エネルギー化も、健康的な住環境への取り組みも根本的には同じことです。
健康的な住環境を志向していけば、住宅は自ずと省エネルギー住宅になり、二酸化炭素などの地球環境にとって有害な物質は出さない住宅になります。
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