『遮熱複層ガラス(Low-E)』のお話

暑い日が続いておりますが、これからが夏本番なので今年はどうなることやら・・・

と言うことで、今回は遮熱複層ガラス(Low-E)のお話です。

 

遮熱複層ガラス(Low-E)は、紫外線カットにも有効です。

遮熱複層ガラスは、断熱性能に優れているばかりでなく、紫外線カットにも素晴らしい

性能を発揮します。オゾン層の破壊による紫外線の被害は年々深刻になりつつあります。

特に皮膚ガンなどの発ガン性が指摘されているからです。また、紫外線はメラニン色素を

増やして肌を黒くする作用がありますから、美容上も注意する必要があります。

特に幼児など、皮膚がデリケートなうちは、紫外線の被爆から守ってあげる必要があります。

窓は、温熱環境を守るばかりでなく、紫外線など自然や生活環境による様々な健康被害から、

住まう人々を守る最前線の役割もあります。

 

下図は、遮熱高断熱複層ガラスのペアとトリプルの性能を示したものです。

紫外線については、トリプルガラスでなんと96.5%カット、ペアでも87.2%カットします。

日射熱もトリプルガラスで68%カット、ペアでも61%カットします。

これからの住宅では、快適な住環境を造り出すためにも、より高い性能の窓が必要と

なりますね。

 

 

2017.07.23:m-seino:[清野 光芳/レポート集]

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