気密の話その5

今回は、音と気密性の話です。

住宅には、外部からの騒音の問題を解決するためある程度の防音性能が求め
られます。

安眠を約束する大切な防音効果にも、住宅の気密性能は、重要な役割を果た
しています。



音は空気の振動で伝わりますから、気密性能を高め空気の流入を抑えること
で防音効果も高まります。

気密性能が低く漏気の激しい住宅は、空気の流入と共に騒音も壁面を出入り
します。

飛行場や基地などの騒音対策に、樹脂サッシが採用されるのは樹脂サッシの
気密性を利用して、防音効果を高めるものです。


前にもお話しましたが、住宅の高気密性能は、いかにその住宅が丁寧に造ら
れているのかのバロメーターでもあるのです。



静かで、夏涼しく冬暖かい・そしてきれいな空気に満ち溢れた住まい・・・
そんな住宅に住みたいですね。

そのためには、気密性能がとっても重要なのです。


2013.12.01:m-seino:[清野 光芳/レポート集]

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