木材の乾燥について(平衡含水率)

今回も木材の乾燥についてです。

前回お話しに出て来ました平衡含水率についてです。

平衡含水率とは、木と空気中の水分とのつりあいのことで、ある温度と
湿度のもとで、もう水が出入りしなくなる状態の木材の含水率をいいます。
平衡含水率は、地域の気候風土や季節によっても値が異なります。

仙台は、7月が最高値で19%・4月が最低値で13%程度です。

全国的に見ると、年平均の平衡含水率は、15%ぐらいになります。

ですから木材を構造材として使用する際は、変位の少ない15%以下にすることが
理想的です。

では、(既築の木造住宅の木材の含水率はどの位でしょうか)については次回
お話します。
2010.04.24:m-seino:[清野 光芳/レポート集]

この記事へのコメントはこちら

※このコメントを編集・削除するためのパスワードです。
※半角英数字4文字で入力して下さい。記号は使用できません。