住環境における熱の話2

 住環境おける熱の話で今回はエンタルピ(全熱)についてです。

エンタルピは、全熱または全熱量のことで、以前にお話した顕熱と潜熱の
熱量の合計のことです。
(ある状態における湿り空気の保有する全エネルギーを
熱単位で表したものがエンタルピです。)
エンタルピを計る基準は乾き空気に対しては0℃の空気、
水蒸気に対しては0℃の水とします。

住宅設備機器では、
換気設備などで使用されている熱交換型(1種換気タイプ)などで
顕熱交換タイプと全熱交換タイプがありますがこれも関係が有りますね。


 ここでおまけです。

冷房負荷と暖房負荷のお話です。

 熱は、輻射・伝導・対流によって伝わります。
室内を快適に保とうとする場合、夏の冷房中に室内に入ってくる熱を
冷房負荷と言い冬の暖房中に、室内から逃げていく熱を暖房負荷といいます。
これをまとめて、熱負荷と言います。
冷房負荷と暖房負荷を極力少なくすることが断熱の役割で、
省エネルギーな環境づくりの基本になります。

 では冷房負荷を構成する熱・暖房負荷を構成する熱には
どんな物があるのでしょうか。

それは、次回のココロだァ~
2010.01.23:m-seino:[清野 光芳/レポート集]

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