先日、2物件の社内検査をしてまいりました。
今回は、前々回にお話しました4回の立会い社内検査の内2物件とも構造(軸組)検査です。
この検査は、建物の構造の安定を確保する上でとても大切なポイントで社内検査の他に確認検査機関や瑕疵担保保険のための第三者機関による検査など何重にも
チェックが行われます。
いずれの社内検査も大事な項目ですが私としては、構造は特に力が入る検査
です。
現場に入ったらまずは、先行していた工事や隠蔽部分を写真や図面 問診で
チェックしていきます。今回は、2物件とも工事担当の下検査及び写真・図面の
整理がよくスムーズに進みました。(工事担当も頑張っていますね~)
その後は、現場を目視等で確認していきます。筋交い等の耐力壁・火打ちや床版
等の位置や取り付け状態 その他柱・梁といった軸組み材とその接合金物等を図面
と照合しながらチェックしていきます。
1・2階と検査が進み最後は小屋組部分です。棟木や母屋・垂木の取付け状態
や金物のチェック・ボルトの締め付けも確認又小屋組みの補強箇所等事細かに
確認してまいります。
検査には、規模にも寄りますが1時間から1.5時間掛かりますね。
上がり下がりもありいい運動にもなります。(結構きついですよ)
この時点で通気の確保も確認していきます結構大切なポイントです。又検査が
終わると工事担当や職人さんと施工の工夫や工法の指導などの打合せを行うよう
にしています。(私共も現場や職人さんから学ぶことが多いですから。)
ただチェックを行うだけでなくこのミーティングの時間を重ねることで私共や
実際作業を行う職方を含めた技術の向上を図ることが出来るのです。
私は、この時間をとても大切思っています。何と言っても現場第一主義ですから
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