最上川リバーツーリズム(最上エリア)

最上川は戸沢村で鮭川、角川と合流し、出羽三山の丘陵・山岳地帯に沿って庄内へと流れる。いくつかのカーブを描きながら、木々を背景に流れる様子は、四季折々の表情を見せ、川を下る舟とあいまって風情豊かだ。特に古口地区から清川地区までは、最上峡としてその美しさが知られている。
松尾芭蕉は新庄市の本合海から清川まで舟で下り、「五月雨をあつめてはやし最上川」の一句を詠んだ。

景色を堪能するならおすすめの場所が、最上峡の入り口にある道の駅モモカミの里高麗館。高麗館背後の高台から、最上川のカーブを見渡すことができる。
大沢川の上流にある人口湖。三方を山に囲まれ、春の新緑や秋の紅葉の時期には満水期と重なり、鏡のように鳥海山・加無などの山並みの景色を美しく映す。湖岸一帯は、ワラビ・ゼンマイ・ウドなど山菜の宝庫で、コイ・フナ・ハヤなど釣りの名所。夏にはキャンプもできる。ダムの山中には急な断崖を流れる土蔵の滝、ダム入り口には高坂の大カツラがあり、見所となる。
古口大橋で最上川を横断する陸羽西線
古口駅近くから芭蕉ライン舟下りの
舟番所が見える
高屋駅から見える
義経ロマン観光船着場
戸沢村大字古口字古口
(最上川・角川合流地点)左岸
神室ダムへ続く道の手前に大堰の上流がある。この両脇にはさくらが植えられ、町の中心部から少し遅れてピンク色の桜並木となる。
加無山県立自然公園の原生林を南流する八敷代川には、小坪滝、十滝、三階滝、真室川に合流する朴木沢川にある落合滝、真室川の中流・栗谷沢に泡の滝などがある。

写真は三階滝