観光農業のカリスマ 工藤順一

メモ
平成19年12月3日(月)毎日新聞「変える 街の元気印たち」の欄に、「来た人を感動させる」「山形で町おこしに奔走する観光カリスマ」という見出しで私のこれまでの歩みについてご紹介頂き、最後に私が信条としている内容を盛り込んで頂きました。

『出会いや感動のないところに人は来ない。感動がなければ、物も生まれないし、経済効果もない。何か始めると、反対されたりするもの。自分の街が好きという気持ちがあって熱意と努力、根気があれば、いつかは納得してくれる。そうやって生まれたものに人が感動してくれるのが面白い。そういうものをずっと生み続けて、故郷を元気にしていければいいですね。』

記者の林奈緒美さんにコンパクトに分かりやすく書いて頂きました。感謝申し上げます。

平成19年12月1日(土)の夕刊「話題の十字路」に、大見出し「観光変えるきっかけに」小見出し「話題性十分 試される”営業力”」とご紹介を頂き、「長井市『食』の新名物を提案」ということで、過日行われたワークショップ「長井”食”の再発見の旅」で提案された内容を記事掲載いただいております。

当日は、これまで井市内の飲食業や宿泊施設など観光関連業種の関係者によるワークショップグループ「菓子」「料理」「麺」「ツアー」の4つに分かれ、商品開発の検討を行ってきたものを初披露頂いています。以下が、その提案です。
 ○菓子グループ
  「長がーいお菓子大集合」
  「ながい菓子まつり」の開催
 ○料理グループ
  「桜の塩漬けを使ったアイス・水ようかん・くずまんじゅう」
  「米沢牛を使ったお花見バーガー」「出羽ぎゅう汁の商品化」
 ○麺グループ
  「おいしい水とレインボー米で作ったみそを使ったみそラーメン開発」
  「馬肉ラーメン・レインボーラーメン・黒獅子ラーメンの売り込み」
  「黒獅子そばの提案」
  「ながーいラーメンの早食い」(菓子まつり協賛)
 ○ツアーグループ
  「白つつじ講演と長井駅を起点にしたまち歩き」モデルコース
(食に関しては来年2月に試食会を実施予定。)
今後は、関東への営業を強化していきます。



平成19年12月2日(日)於:戸沢村中央公民館、第32回戸沢村婦人のつどいが開催され、その記念講演の講師としてお招き頂きました。主催は戸沢村連合婦人会で、山形県結核成人病予防婦人団体連絡協議会地区構成団体、戸沢村教育委員会が共催団体でした。
「和と輪で咲かそう婦人会活動」というテーマのもと、他人を思いやる心を大切にした、温もりに満ちた地域(健康)づくりの推進、食の安全性(地産地消)等について、これまでのJA時代の営農指導員、観光農業の担当者として地域の皆さんと一緒になって人づくり、地域づくりに尽力したこと、貴重な人との出会いのことなど、様々な和と輪の絆(夫婦、家族、グループ、団体等)の重要性をお話ししております。その中には温もりや思いやりといったことも盛り込み、笑いのある60分の講演会となりました。
当日はあいにくの降雨にもかかわらず、連合婦人会長 安食和子さんはじめ120名に聴講頂きました。村長の渡部秀勝さんにも聴講頂き、大変嬉しく緒思っています。また、記念講演前には、開会行事、山婦協活動報告、アトラクションの踊り(矢切のわたし、男の出船)などが賑やかに行われ、楽しませて頂きました。

戸沢村は、山形県の県北部の最上地方に位置し、日本三大急流の一つ最上川が村を東西に貫き庄内地方を経て日本海へと注いでいます。最上川舟下りでは、年間20数万人の観光客が訪れています。古くから最上川の舟運の要衝として栄、松尾芭蕉はじめ多くの文人達の足跡が多く残されております。人口は約6300人。

この度のテーマの如く、婦人会活動は村にとっての「和と輪」を紡ぎ出す団体として重要な役割を担っていることが伺いとれる集いでした。

(熊本県議会経済常任委員会視察 h19.11.12)

 拝啓 
 慕秋の候、貴事務所におかれましてはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
 さて、先日の県議会経済常任委員会の視察に際しましては御多忙の折にもかかわらず、種々の御高配を賜り、誠に有難うございました。
 おかげをまちまして、視察の目的を十分に果たすことができ、心からお礼を申し上げます。
 御説明・御見学させていただいた貴重な内容につきましては、今後の委員会審議の参考にしてまいりたいと考えております。
 今後とも、御協力賜りますようお願いいたします。
 簡単ではありますが、貴事務所のますますの御繁栄と皆々様の御健勝を御祈念申し上げます。
 とりあえず、書中にてお礼申し上げます。          敬具

平成19年11月15日
 
熊本県議会経済常任委員長 松田三郎

平成19年11月16日(金)於:松島町中央公民館大ホール、「松島地域おもてなし研修会」が行われ講師としてお招きを頂きました。
この研修会の目的は、全国各地から観光地“松島”を訪れる方に対して「また松島に行ってみたい」と思っていただけるような「おもてなしの心」を醸成するため、観光事業従事者をはじめ広く地域住民を対象に開催されました。その背景として、松島地域を訪れる観光客は旅行ニーズの多様化により減少傾向にありますが、平成20年には「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン」が宮城県全域で開催されることから、これを契機として多くの観光客が訪れるものと予想され、一層の受入体制の強化が求められてのことです。松島町及び近隣市町村の観光事業従事者をはじめとした参加希望者が対象で約120人の方においで頂きました。また、事例発表として松島町産業観光課 太田主査が「松島町の観光への取り組みについて」をテーマにお話ししています。
主催は社団法人松島観光協会、仙台・宮城デスティネーションキャンペーン松島地区実行委員会、仙台・宮城デスティネーションキャンペーン推進協議会仙台地域部会、社団法人宮城県観光連盟が共催。

おもてなし(ホスピタリティー)とは、松島町民が松島に住んで良かった、松島を誇りに思うこと。多くの観光客が松島に来て良かった、また来てみたいという言葉を聞くことが出来るか、それをリサーチするために、講演前の11月1日〜2日の2日間、(社)松島観光協会が発行している「松島お楽しみマップ」「松島の秋 松島三ツ星冬ランチ」といったパンフレットを片手に実際に松島を歩いてみました。
松島には、国宝「瑞巌寺」、国重要文化財「円通院」「軒端の梅」「比翼塚」「三聖堂」、県重要文化財「陽徳院」「観欄亭」など、見所たくさんの仏閣があります。海に目を転じると、津ヶ崎から福浦島を結ぶ朱色も鮮やかな福浦橋があり、幅2.6m全長252mの美しい橋で、別名「出会い橋」とも呼ばれています。1967年(昭和42年)に完成しています。また、松島には「オルゴール博物館」「松島レトロ館」「藤田喬平ガラス美術館」「みちのく伊達政宗歴史館」「マリンピア松島水族館」が点在し、施設周辺にはたくさんの飲食店や物産店があり、遊歩道も整備されています。松島の内海を巡る小型遊覧船や松島湾遊覧船もあり、様々な観光を楽しむことが出来ます。
昼には、松島で採れるカキやアナゴを一とした宮城県産の豊かな食材を使った「松島 三ツ星冬ランチ」を食べてみました。テーマは「ちょっと贅沢な昼食」2500円。各ホテルで提供しています。松島一の坊ホテルは、松島の四季彩食料理コンテストで最優秀賞を獲得しており、その彩りの見事さに感動いたしました。
とっておき松島 秋 松島紅葉ライトアップ2007(10月27日(土)〜11月25日(日)午後5時30分〜午後9時)が行われており、「幽玄の世界へあなたを誘います。」といったキャッチコピーで広報されています。

「おもてなしの心」を表現するのにどれだけの観光案内があるか、またどれだけ観光客に接してきたか(笑顔、挨拶、言葉遣い、態度など)を見てとれることから、私の体験をもとに「おもてなしの心」についてお話いたしました。

松島町は宮城県のほぼ中央部に位置し、商業、農業、漁業、観光とバランス良く発展した町であり、日本三景のひとつに挙げられる風光明媚な景勝地です。松島湾には大小260有余の島々があり、仙台市内からJRで25分と交通の便もよく歴史、文化、自然、人を生かした観光のまちづくりがなされています。1986年には国際観光モデル地区に指定され、ビジットジャパンのキャンペーンの効果から外国人観光客(台湾、中国、韓国、香港、タイ等)が増加しているとのことです。目指すべき方向として、松島全体を世界に通用する壮大なテーマパークというまちにしたいとのこと。今後の更なる展開を、大いに期待しています。




新「地域」ブランド戦略 〜合併後の市町村の取り組み〜
 編者:関満博(財団法人日本都市センター)
 発行:日経広告研究所
 発売:日本経済新聞出版社
 定価:1470円
 平成19年10月25日発売

第1章 地域ブランドづくりのポイント
 合併市町村を取り巻く環境と課題

第2章 合併市町村の地域ブランドの取り組み

第3章 地域ブランドづくりへ識者からの提言
 地域ブランド戦略研究会委員
  座長:関満博(一橋大学大学院商学研究科 教授)
  委員:斎藤修(千葉大学園芸学部 教授)
     榊田みどり(農政ジャーナリスト)
     西原昌男(食のデザイン)
     安井美沙子(マーケティングコンサルタント)
     横田浩(日本経済新聞社)
  アドバイザー:
     瀬脇一(総務省自治行政局合併推進課 課長補佐)
  (財)日本都市センター研究室 田部美博、黒崎武英、清水浩和、原清

地域ブランド戦略研究会の委員は、農業問題、食品販売、マーケティング、ブランド論、地域産業論などの専門家7人で構成されており、全国各地の実務担当者の報告を受けそれぞれの力を結集してディスカッションを重ねた内容が、この本に網羅されています。地域活性化の次なる一手となる情報が満載ですので、是非購読して頂きたいと思います。

農政ジャーナリストの榊田みどりさんが、「ヨソモノ」の視線で地域を見つめ直す「ここにあって、よそにないもの」を見極める事例として、「寒河江の周年観光農業」を紹介して下さいました。