観光農業のカリスマ 工藤順一

メモ
平成20年5月21日(水)13:00〜17:00 於:ビッグパレットふくしま、「特区、地域再生、規制改革等に関する説明及び相談会(あじさいキャラバン)・地域活性化応援隊派遣相談会」が開催されました。

これは、内閣官房の職員が「構造改革特区」「地域再生」「規制改革」「公共サービス改革」等についての説明と、提案や制度に関する個別相談を行ったものです。また、地域活性化に関する豊かな経験や実績を有する民間の専門家や行政関係者が各地に出向き、地域ニーズや悩みを伺い、各地域の取り組みを後押しするための地域活性化応援隊派遣相談会が同日開催されました。
その地域活性化応援隊派遣相談会の事例紹介で、私が講師としてお招き頂きお話いたしております。

<当日の流れ>
○開会・挨拶(13:00〜13:10)

1 開催地挨拶
  福島県企画調整部 次長 武田芳則(よしのり)

2 事務局挨拶
  内閣官房地域活性化統合事務局 次長 矢口貴行
               
【第1部】あじさいキャラバン

1 構造改革特区・地域再生について(13:10〜13:30)
   内閣官房地域活性化統合事務局 参事官補佐 鈴木勝

2 規制改革について(13:30〜13:50)
   内閣府規制改革推進室 参事官補佐 戸田剛

3 質疑応答 (13:50〜14:00)

〜 休憩 〜

【第2部】地域活性化応援隊派遣相談会

1 地域活性化の取組事例(14:10〜15:10)
   観光カリスマ工藤事務所 代表 工藤順一
   中小企業基盤整備機構東北支社 
    中心市街地サポートマネージャー 松浦忠雄

2 質疑応答(15:10〜15:20)

〜 休憩・会場準備 〜

【第3部】あじさいキャラバン・地域活性化応援隊 個別相談会(15:30〜17:00)

○閉会(17:00)

私は、パワーポイントを使用して「地域資源が次代を切り拓く〜発想の転換のすすめ〜」と題し、これまでの観光農業の歩みについて寒河江の事例をもとにご紹介しています。
 ○寒河江市周年観光農業推進協議会
 ○運営の基本
   〜体験型商品メニューを映像で紹介〜
 ○発想の転換とは
 ○リサーチの重要性
 ○企画・決断・実行までのスピード化
 ○今後ますます求められるもの
 ○通過型から着地型へ
 ○サーベランスの重要性
以上を、約30分に渡りお話ししました。

また、中小企業基盤整備機構東北支社 中心市街地サポートマネージャー 松浦忠雄さんからは、これからあなたの住むまちがどうなるのか?今後、日本の小売業はどうなるのか?まちづくり(地域づくり)を進めるには?まちづくりの必要性の認識があるかどうか?などの質問を交え、「まちづくり三法」都市再生を考える総合的なまちづくりの体制とその成功事例も含めてお話頂いています。

福島県内の行政関係者が約70名、熱心に聴講されていました。

平成20年5月14日(水)於:山形市「ホテルメトロポリタン山形」4F霞城の間、山形県製麺協同組合の第34回通常総会・講演会が開催されその講師としてお招きを頂きました。「意識改革と発想の転換」と題して、約1時間30分にわたりお話しています。

<講演趣旨>
観光カリスマとして講演、アドバイス、コンサルティングを行いながら改めて気付いたことは、自分が変わらない限りは周囲の人も地域も変わらないということ。要は「過去と他人は変えることが出来ないが、自分を変えることは出来る」ということ。先入観と過去の事例、そして言い訳をどれだけ捨てるかによるということ。意識改革は行動改革である。
クアハウス碁点の支配人に就任し、職員の意識改革=行動改革を推進している。爽やかに、明るく、元氣よく、笑顔でお出迎えしお見送りし、感謝の言葉を添えて次の来館をお待ちしている旨を告げる。サービス産業として、当たり前のことを当たり前にやることを指導し、率先して自分から行ったことにより今年度4月の売上げは前年比113%を確保した。継続の重要性を痛感。そこにはお客様の目線で常に客観的に自分達の施設、接遇を確認すること。そしてそこで働く自分達に誇りを持ち喜びをお客様に伝えることにある。
今は食も製品も本物、安心、安全の時代。メタボリックシンドローム対策に向けて様々なメニューを揃えている。食事のカロリーはもちろんのことその栄養素や量までも表示する。あくまでもお客様目線でのサービスを心がける。

製麺は、健康食品としての要素はもちろんのこと、地産地消という枠組みからも地元の食材(桑、だだちゃ豆、秘伝豆、米、その他)を積極的に取り入れての商品開発が、今後益々求められることと思っています。世界的な穀物の高騰に伴って米の利用が見直されていますが、これからの製麺業界の対応に大いに期待したいと思います。


平成20年5月12日(月)於:天童市 天童最上川温泉ゆぴあ、ゆぴあ主催で接遇サービスの研修会が行われ、その講師としてお招きを頂きました。「天童最上川温泉ゆぴあ」は、天童市の市民保養施設として平成9年4月17日オープンし、天童市内だけではなく近隣市町村、そして宮城県(仙台市)からもたくさんの人がリフレッシュしに訪れています。館内にはサウナや県内最大級の露天風呂があり、豊かな自然に囲まれた広い露天風呂からは雄大な月山と葉山を望むことが出来ることで人気です。また、豊富な湯量と光が降り注ぐ大きな窓、開放感溢れる広い浴室も特徴のひとつといえるでしょう。

「発想の転換で未来を切り拓く〜おもてなしの心とは〜」という演題で約1時間、ゆぴあ職員約30名の方にお話いたしました。
お客様の目線になって笑顔と明るく元氣に、感謝の言葉を添えたお出迎え・お見送りをすること、スタッフが同じ気持ちになり一丸となって取り組むこと、どういった場合にも言い訳を捨てることが、今後の鍵になります。入浴はもとよりお買い物やご飲食といった形で、お客様の尚一層の利用を促し売上げ増に結びつけるかは接客にかかっています。いかに満足度を高め、感動を与えるか、それがサービス業の最も重要な視点であるということを、実例を紹介しながらお話しています。

平成20年5月1日(木)全国版の「むらに呼ぶ」欄に「地域の自慢に着眼」と題して私のインタビュー記事を掲載いただき、5月8日(木)山形版では「観光農業 成功の秘訣」「本物の農産物提供」「メニューそろえ年間集客」と題して、これまでの取組みについてご紹介を頂いています。

この度、私の理解者で支援者でもありますジャーナリストの吉田光宏さんが著した「農業・環境・地域が蘇る 放牧維新」がまんが本になりました。タイトルは「耕作放棄地解消!放牧大作戦 舌刈りで一石五鳥」です。
まんがのストーリーは、小学生の男女2人が、女児のいとこのフリージャーナリストと一緒に山口県内の放牧の実状を見て回り、その実効性を確認するというものです。この3人は架空の人物ですが、放牧をしている農家は実在の方々とのこと。畜産の専門知識や放牧普及の経緯などが、分かりやすく紹介され、黙々と草を食べる牛の表情が優しく、あるときは力強く描かれています。

是非、多くの方にお読み頂きたいと思いご紹介いたします。

吉田光宏さんのHP

クアハウス碁点をご利用頂いたお客様より、嬉しいお便りが届きました。私も感激いたしました。抜粋してご紹介したいと思います。

クアハウス碁点支配人
工藤順一様

前略
 先日は心温まるおもてなしを有り難うございました。碁点の駐車場についた時、支配人自らが利用者への見送りをされているのを見て、今までに無い光景であり、何かが変わったということを感じました。
 その後、ロビーでのお話を拝聴し、経営者の経営に対る積極的な姿勢と実践がなければ、経営の向上と円滑さは生じないことを知り、支配人のなみなみならぬ決意のほどに感服致しました。
 とかく、第三セクター的な箱物行政をみると、経営者は日々の改善がなく、与えられた年月を無事で終われば良いという意識の方々が多く、支配人のようなお考えで経営にあたる方々は極めて少ないのが現実の姿では無いでしょうか。

〜以下省略〜

 再びお世話になる日を楽しみにしております、その節はどうぞ宜しくお願い致します。 
                          草々

平成20年5月3日

              小川 啓