観光農業のカリスマ 工藤順一

平成17年5月26日(木)、天童温泉滝の湯ホテルに於いて山形県児童館等連絡協議会市町村担当者・施設長研修会が開催され、講演を行って参りました。主催は同協議会と山形県児童安全互助会です。参加対象者としては、市町村担当者・児童館・センター施設長及び施設職員の約50名の方々を前に講演しました。

今回のテーマは「発想の転換」ということで話しています。

まず最初に、私が観光農業に取り組むまでに一農協の営農指導員としての活動とその時代背景を説明しました。そしてこれまでの実務経験の例を挙げながら、周年観光への取り組み経過を中心に、新規の事業に飛び込んた時に体験した苦労やその支え・応援してくれた方々のことなどをお話しております。
例えば、下記のようなキーワードのもと、数々の観光商品を開発しそれが成功した理由をご披露しています。
 ○季節感(地産地消=食育教育の重要性)
 ○本物
 ○体感→実感→感動のドラマ
 ○遊び心
 ○失敗から学ぶ成功
 ○笑顔、感謝、
 ○人材育成(褒めること、楯になって守ること)
 ○五感をフルに使ってのリサーチ

発想とは、智慧ひとつであること。身体と心を使ってこれまでの自分の体験したもの、見て聞いたものからヒントを得て生み出すものです。これには何より元氣がないとダメ。前向きに元氣があると智慧も自然に生まれます。そしてその発想を即、形にしていく。そのためには決断から実行までのスピードが要求されます。やる前から結果や結論を求め、耐費用効果を求める前に、その思いを相手(お客様)に伝える努力をしたいものです。

物事全ては相手があってのことなので、長所を発見し褒め称え、何か問題や課題があれば相手の気持ちにたって誠意をもって対処すること。分かり易く、納得できるような対応が重要だと考えています。

これは子供達も同様で、褒められることにより自分の存在価値を挙げるものと思います。

以上のようなことをお話して参りました。






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