観光農業のカリスマ 工藤順一

平成19年6月19日(火)於:新潟県新潟市、新潟県農林水産部、新潟県産業労働観光部の主催で、「食と観光の連携推進研修会」が開催されました。その講師としてお招きを頂き「農林水産業と観光業との連携による魅力づくり」と題して講演いたしました。対象者は、観光連携取組意向産地、既取組産地、組織法人、旅館組合員並びに市町村観光協会、市町村(農林水産・観光関係)、全農、JA、地域機関(農林水産部、企画振興部)、県観光協会、観光振興課、食品・流通課、畜産課、水産課の担当職員等で、約150人にお集まり頂きました。
今回の講演は、農林水産業と観光との連携による農林水産物を魅力的な観光資源として活用する取組を推進するためには、提供側の産地及び活用側である観光業界双方のニーズについて積極的に情報を交換しることが重要になってきます。その推進を図る足がかりとなる講演という位置づけで行われました。

新潟県では、平成21年に「食」をテーマにしたデスティネーションキャンペーンが開催される予定で、県も「大観光交流年」に設定しました。ときめき国体、朱鷺の放鳥、大地の芸術祭、大河ドラマ「天地人」と様々なイベントも同時に行われ、新潟が一層活気づくと思います。

新潟県は山形県の隣県でありながら、公共交通手段(JR、バス等)ではアクセスが不便で、山形市からは近くて遠いところです。私がJA職員であった昭和44年頃、水田の減反政策を行なわれ転作目として花栽培(鉄砲百合、グラジオラス、バラ等)を始めました。その時に、栽培や販売指導、球根の購入のために新発田市の篤農家、浦浜農園を訪れたことがあります。特に、新潟園芸の先代社長 玉木玉治さんからは、輸送トラックの配車、販売、産地の紹介など、公私ともにご厚情を賜り、忘れることが出来ません。
観光農業(さくらんぼ狩り)ではJR(国鉄)新潟交通、県内の大手旅行会社から沢山送客を頂き、今日の山形の観光振興に対してご支援頂いたことを感謝申し上げます。本当に新潟の方々は人情味が溢れております。

今回の講演では、実体験の中から得た話を中心に、農業と観光の連携における核心的な内容をお話申し上げました。


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