観光農業のカリスマ 工藤順一

平成19年8月31日(金)於:山口県柳井市 クルーズホテル、柳井地区広域市町議会議長会(柳井地区:柳井市、周防大島町大島町、上関町、平生町)主催で、第8回(平成19年度)柳井地区広域市町議会議長研修会が開催され、「地域づくりは、人づくり」と題して講演して参りました。会長の松本哲男さんはじめ、議員80名の方にご聴講頂きました。柳井地区広域市町議会議長会は、一市三町の緻密な広域連携事業の展開を目指すため、研修を通して親睦と交流を深めながら研鑽に努められているようです。
柳井地区(柳井市、周防大島町、上関町、平生町)は山口県南東部に位置し、南瀬戸内海を意味する「サザンセト」と呼ばれています。穏やかな気候に恵まれ、美しい自然と歴史的名所など、観光資源も豊富です。
講演前にわずか1時間弱でしたが柳井市を御案内頂きました。柳井市は古くからの商業都市で、四国地方からの海の玄関口となっています。重要文化財の「国森家住宅」や商家博物館「むろやの園」はじめ、江戸時代の商家が立ち並ぶ「白壁の町並み」(国指定重要伝統的建造物郡保存地区)があり、往時の商都としての面影が残っています。滋賀県長浜の黒壁をちょっと小さくした町並みは約200mに渡っており、途中にはギャラリー休憩所などもあってとても風情があります。市内の町並みもなめらかな傾斜の瓦屋根が連なり、大変心に残る風景でした。
頂戴した観光パンフレットから抜粋してご紹介すると、周防大島は大島大橋や潮流と渦潮を見下ろすことのできる飯の山があり、そこからの眺めは最高の様です。日本三文殊の1つ「文珠堂」、ハワイ移民の先進地で「日本ハワイ移民資料館」が設置されており、館内では全国の移民約2万9千人分のデータが検索できます。また、大島みかんの発祥地でもあります。国土交通省指定の「青少年旅行村」はアウトドアスポーツの地として、ハンググライダーやパラグライダーのメッカとなっています。「片添えヶ浜海浜公園」には逗子ヶ浜海水浴場、竜崎温泉潮国の湯、スポーツリゾート、オートキャンプ場などもあり、釣り、みかん狩り、ハイキングなど体験学習も満喫することができます。
上関町は山口県の最南端に位置し、周囲を海に囲まれた風光明媚な「海峡浪漫の町」「花咲く海の町」です。ふぐは下関にも運ばれ、日本一の折り紙付きです。景勝地として、標高314mの上盛山には展望台があり360度のパノラマビューを楽しむことが出来、四国や九州まで見渡すことができます。
平生町も、美しい海と山があり緑が豊かで自然環境に恵まれている上に、数多くの遺跡、名刹など、歴史的浪漫に薫る観光資源があります。全高100mの風力発電用風車が立ち、室津半島のランドマークになっています。

<当日配布したレジュメから>
○地域づくり
 ・どれだけその地域を自慢できるか
 ・気付く、感じることの重要性
 ・元気を「元氣」に変える
 ・意識改革で地域が変わる
 ・言い訳を捨てること
 ・得した感覚を活かす方法とは
 ・地域づくりにあってはならない3つのキーワード
 ・観光振興の経営に係る5つのキーワード
 ・一時滞在&一泊滞在(広域観光ネットワークの構築)
○人づくり
 ・人材を人財に育てるられるか
 ・リーダーを守りきることができるかどうか
 ・言葉に語尾が「か」と「す」の違い
○地域づくりと人づくりに共通なこと
 ・感動が人を動かす
 ・地産地消、地笑、地商
 ・人脈は地脈(異業種とのネットワーク)
 ・体を生かした五感でのリサーチ
 ・知恵を「智慧」に変えたアイデアと商品開発

以上のような内容をお話ししてます。


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