観光農業のカリスマ 工藤順一

平成18年10月18日(水)於:青森県三沢市「ホテルグランヒル つたや」、平成18年度小川原湖広域観光協議会研修事業の一環として講演会が開催されました。この度、その講師として私がお招きを頂き「発想の転換こそ、小川原湖の観光振興を拓り開く(きりひらく)〜観光カリスマの地域の売り方指南〜」と題して講演して参りました。講演には約30名の方にお集まり頂きました。
この小川原湖広域観光協議会は、三沢市、東北町、六ヶ所村の、観光協会、商工観光課、商工会、小川原湖漁業協同組合で構成されているものです。共催は、青森県商工会連合会東部広域指導センターでした。

講演に先立ち、講演前日の午後から当日の午前中まで、1市1町1村の観光施設、道の駅、小川原湖畔、街並み、地域住民との対話など、五感をフルに使った生のリサーチをさせて頂きました。住んでいる人々の熱い思いに心を打たれましたが、観光客の目線とは若干のずれを感じました。

三沢市は本州の最北端青森県の東南部に位置し、東に太平洋を臨み西に小川原湖に接する大らかな自然に恵まれています。また米軍三沢基地、航空自衛隊基地があることから国際色豊かな市でもあります。古牧温泉、仏沼、ラムサール条約の自然、野鳥、湿原群もあり大変風光明媚なところです。
東北町は小川原湖の魚介類豊漁の町で、湖水浴場、町の銭湯はすべて温泉を利用しているところです。
長芋の生産が日本一で、シジミ貝、ワカサギ、シラウオ漁が盛んです。わかさぎ公園浜台キャンプ場やオートキャンプ場もあります。
六ヶ所村は小川原開発の中心地で、国家石油備蓄基地と原子燃料サイクル施設の立地村です。長芋、大根、酪農地帯であり、小川原湖湖沼群が点在しています。

今回の講演内容は、以下の通りです。(レジュメから)
○発想の転換とは
・阻害要因とは何か? 
・五感をフルに使っての情報収集
○生まれるアイデア
・面白い、売れる、儲かる
・消費者のニーズは、商品に対する納得・高価値感・満足度
○地産地消、地産地笑、地産地商
○意識改革での効果
○異業種とのネットワーク構築
○広域観光連携の重要性

また、私の手がけた観光農業の映像をパワーポイントで紹介しながら、この地域にも埋もれた観光資源もいっぱいで、地域住民の意識改革が重要であることを強調して参りました。
講演後には、参加された皆さまと親しく情報交換をさせて頂くことも出来、大変有意義な時間を過ごすことができて嬉しく思っています。

尚、今回の講演の模様は地元三沢ケーブルテレビでニュースとして放映されるとのことでした。



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