観光農業のカリスマ 工藤順一

先週、気の置けない友人数人で南方へドライブの旅に出ました。各地の温泉地を巡り、観光地とされている景勝地などにも足を運びながら、大変楽しい、しかし一方ではとても勉強になる旅でした。

最近合併したというその町には古くからの観光資源があるものの、周辺の温泉はお客さんが減っているとのことで悩んでおりました。若手の方々で地域興しを開始していると聞き及んでおりましたが、まだまだ町全体におもてなしの気持ちは育まれていないようでした。ただこの町には桜がたくさんありました。それ以外にも素晴らしい資源が目につきました。これにそこに住む人達が気がつけば、それまでの観光資源に頼るだけでなく新たな顧客が増やせそうです。是非頑張って頂きたいと思いました。
また、別の温泉地ではとても流行っている旅館とそうでない旅館がはっきりと分れておりました。その差はいったい何なのでしょうか?これまでの価値観やサービスでは、お客様にご満足いただけなくなっているのでしょうか?是非考えたい視点です。
車社会になって幹線のみならず細かい道路も整備され、これまで過疎と呼ばれていた所にもドンドンと人が入り込めるようになりました。こういった交通網の変化が、観光客の動向にも大きく影響を及ぼしています。今は選ばれる観光地になるために、それぞれの地域の智慧の見せ所、そしておもてなし(心のおしゃれ)の本質を考える時かも知れません。
そんなことを考えさせられた旅でした。



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