観光農業のカリスマ 工藤順一

「荒城農業小学校」とは、2002年4月から岐阜県国府町(現 高山市国府町)が開校し、飛騨地域の小学生に農作業体験を通して農業の大切さを教えているものです。4月から1月まで月に1度の開校日には様々な季節メニューが盛り込まれ、四季を通して農業体験が出来るようになっています。また、年間を通して土づくりや堆肥づくり、昔の遊び、自然観察など、地域に根ざした活動を行っています。

国府町は、以前講演で訪れたところで、その後担当者は寒河江に視察研修でも来て頂いております。この素晴らしい取組みが定着した背景には、行政担当者はもとより、小学校の事務局、農家先生、飛騨地域農業改良普及センターなど、強力なネットワークのもとに行われ、並々ならぬ努力があったことは想像に難しくありません。80名の募集定員に対して、枠を越える参加申込みとのこと。内容が充実していることを物語っております。
「食育」が取りざたされる中、いち早くこういった食農育に取り組まれていることは素晴らしいと思います。自然に関わることで人は素直になり心も体も豊かに育まれていくことでしょう。

<荒城農業小学校設立の願い>

子どもたちの「生きる力」を育むため、農業が教育の体験学習に最もふさわしい場として位置づけたい。

子どもたちに農業の楽しさや苦労を学ばせたい。

子どもたちに農業をとおして、食料に対する感謝の気持ちや正しい食習慣を養いたい。

子どもたちに豊かな自然や受け継がれてきた生活習慣をとおして、里山の文化を継承していきたい。

親子や異年齢の交流をとおして、仲間づくりと心の絆を深めたい。




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